タイラギに潜る「カクレエビ」は愛でてよし食べてよし

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野食会の開催を重ね、お世話になっている人も増え、界隈の重要拠点となりつつある三重県松阪市。30を超えてからも「心のふるさと」を新たに構築することはできるのだなぁと嬉しく思っています。

特産松阪牛のおう児精肉店さんや鶏焼肉の名店小坂食堂さんなど、行きつけとなるお店も増えてきました。

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そこに加えてもうひとつ、行きつけにしようと思っているお店があります。


松阪の目抜通りから南に外れ、土地勘がないと進めないくらいのなんの変哲もない住宅街を進んだところにある「春隆」さん。

地場の魚介を中心に、旬の食材を丁寧な仕事でお洒落に仕上げた逸品が楽しめます……という通り一遍の売り文句は置いといて、本当に料理が美しいのよ。

過度に装飾的でないからこそ伝わるプロの仕事と、見た目に違わない美味しさ。

蛸と黄ニラと梅肉の和え物


和食の最大の魅力って「旬を味わえる」ことだと思うんだけど、春隆さんの料理は造りのようなシンプルなものから手の込んだ小鉢まですべてから季節の薫りが漂ってくるんですよね。

マニアックで尖った日本酒リストもすごく好きです。大吟醸を置いていないのは、たぶん板前さんのこだわりなんだろうなぁ。。 

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カクレエビを板前さんと食べてみた

さて、先日半年ぶりに2回目の訪問を果たすべく、深夜の閉店間際にヌルっとお邪魔したのですが、ありがたいことに顔を覚えていてくれました。

そして「今朝、タイラギを仕込んでいたらこんなの居たんですけど、わかります……?」といって面白いものを見せてくれました。


これは……カクレエビ
タイラギやイタヤガイなどの大きな貝に寄生するエビで、外套膜の内側に雌雄ペアでいることが多いです。貝に寄生する甲殻類といえばピンノというカニが有名ですが、エビもいます。しかもタイラギにつくだけあってサイズもおおきく、全長4cm近いものもあります。

しかし、あらかじめお店の予約をしていたわけでもなく、ぼくがお邪魔するなんて分かるはずもないのに、なんで取っておいてくれたのか。
板前さんは「いつもはカクレエビを見つけてもすぐ捨てちゃうんだけど、今日はなんか虫の知らせがあって取っておいた」と言っていましたが……ついに茸本、テレパスを使えるようになったのか……?



このカクレエビ、エビにしては大きなハサミがあり、挟まれるとなかなか痛い一方で、殻は薄くて柔らかく触り心地はぶにぶにします。
眼も退化しているようで、寄生生活に特化した形状と言えるでしょう。

とりあえず一匹、そのまま口に放り込んでみます。

……(`・~・´)あっ美味しい
殻は川エビよりも薄くそのままでもあまり気になりません。そして身はというと、意外と柔らかくて強い甘味があり、まるで鮮度のいいアマエビのような感じです。
後味にタイラギの貝の風味があるのも個性的で素晴らしい。

一緒に食べてくれた板前さんも「これは美味しい」と太鼓判。ただちょっと見た目が可愛すぎるので、まるごと食べると罪悪感が出てしまうのが玉にキズかもです。




持ち帰り、加熱も試してみました。

串に刺して塩をふり、焼いてみます。


鬼殻焼き、というには殻が柔らかくて素晴らしいです。加熱によって身がしまり、甘味とうま味が濃縮されています。焦げた殻の香ばしさが魅力をプラス。
うん、これがいちばん美味しい。

味:★★★★☆
価格:★★★☆☆


タイラギを開けてこれが入っていたらたいへんラッキーだと思わなくてはならないでしょうね。高級貝だから個人ではそんなに買えないけど……


春隆さん、本当にありがとうございました! またお邪魔します!

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魚介その2(魚以外)
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