”本当の松阪牛“こと「特産松阪牛」を食べた

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『僕は君を太らせたい!』第2巻刊行記念トーク!~野食のハナシ2~
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当ブログ「野食ハンマープライス」では、野外で採ってきたものを美味しく調理する「野食」をテーマとした記事を公開しております。

釣った魚とか


捕ったカエルとか


「野食」楽しいですよ! やっぱり自力で採ってきた食材っていうのは鮮度保持・品質管理とも最高級ですし、市場で飼うことができないレアな食材も手に入りますからね。
皆さんもぜひ一緒に「野食」をやっていきましょう!


それはそれとして今日は松阪牛の話をします。
理由は、したいから。
野食家? そんな奴らにはその辺の草でも食わせておけ!!

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「本物の松阪牛」こと特産松阪牛さんについて

ところで皆さんはおハイソサエティな方々ばかりなので、松阪牛のひとつやふたつは食べたことがあろうかと思います。
もちろん「まつざかぎゅう」なんて呼ぶ輩もいないと思います。いたら地獄の火の中に投げ込まれるべきである。
正しくは「まつさかうし」です。ぼくも先月まで間違えてました。


しかぁし! 諸君が食べてきたであろう松阪牛、それのほとんどは実は「本物の松阪牛ではないッ!!」のであーる!!

……いやまあね、あんまりそういうこと言うと精肉屋さんやデパートからクレームいただいちゃうから、ちょっと控えめに申し上げますけれども、松阪牛って松阪で育てられてないやつとか、昔なら松阪牛と名乗れなかったような品質のものもいっぱいあるんだって。
2002年までは厳しい規定があって、最高級ランクの牛肉だけが松阪牛を名乗れたらしいんですけど、改定後はCランクの肉でも名乗れるようになって、飼育規定も大幅に緩和されたそうなんです。


かつての基準で育てられた松阪牛は今では「特産松阪牛」と呼ばれていて、松阪牛と呼ばれるものうち3%しかいないそうなのです。それじゃあそもそも知られていないというのもやむなしですよね。。

各地の高級牛肉はいずれも仔牛を買い付けて、それを産地ごとの手法と飼料で育てていくという形をとります。
だから、松阪の手法と飼料で育っていない牛を松阪牛と呼ぶのは、ルールは許しても食通の心としてはやはりちょっと引っかかりますよね。
そもそも「特選じゃない松阪牛」だって安くはないしなぁ。。


というわけで先日の櫛田川野食会の際に、悠族(@vbokcwhLNk9ROi5)さんに
「本当の松阪牛が食べたいよぉドラエもーん!!」とお願いをして、買い物に連れて行ってもらったのでした。


全部で1万数千頭しかいないという特産松阪牛、地元の人でもなかなか手に入れるのは難しくなっているそうなのですが、連れて行ってもらったお店は、特産松阪牛が比較的いつでも買えるという「おう児牛肉店」さん。

おう児牛肉店
〒515-0044 松阪市久保町767-15

開店直後なんでまだ品出し中だった

ここは珍しい部位の肉も購入できるのも売りです。
ロースやヒレ肉などはちょっと手が出しにくい値段でしたが、ネクタイ、カブリ(ランイチともいうらしい)など珍しい部位で且つお手頃価格というものもあったので、いくつかの種類を購入していくことにしました。

ネクタイとカブリはこの日1000円/100gという安値

特選松阪牛、やばいの。

全選手入場ッッッ!!


左から


肩ロース、


不明(サービスでいただいた、部位聞くの忘れてた)、


ネクタイ、


カブリです。
なんかもう笑っちゃうくらいクッソ美味そう。

色合いは予想していたよりもやや深く、ルビー色に近い色合いです。
これはウェットエイジング(ドライじゃない)のたまものだそうで、簡単に言うと一番美味くなっている状態で提供いただいているということ。

つまり、賞味期限はいま! すぐ!

焼いたれー!!

肩ロース+叙々苑のたれ+レタス


カブリ+叙々苑のたれ+レタス


……ハフハフ、ムシャッムシャッ!!

ネクタイ+レモン汁+塩


ライスとつけダレとレモン汁おかわり!!
……ムシャッバクッムシャッバクッジュワッあむっゴクンジュワットロッ


……ああ美味ぇ。ごちそうさまでした。。
味のレビュー? んなもんやったらやっただけチープになって伝わらなくなるだけでしょ。
簡単に言うとまあ、おまえらが想像する35倍くらい美味いです。


部位ごとの話をすると
・不明部位……脂が甘い。口に入れるとモムモムって感じの歯ごたえで脂がじゅわっと出たあたりで時間を飛ばされ「美味い」という結果だけが残る。
・ネクタイ……脂が甘い。歯ごたえが結構しっかりしていて牛肉の赤身らしさの塊みたいな風味が鼻に抜け、「美味い」という結果だけが残る。
・カブリ……脂が甘い。サシの入った赤身は見た目のわりに赤身の風味が強く、層になった脂は見た目のわりに全くしつこくない。オージービーフの周囲についた脂とは3つぐらい違う宇宙の産物。
・肩ロース……脂が甘すぎる。口に入れた瞬間に旨味と脳内麻薬だけを残して瞬時に消える。「食べた実感」という結果が得られないのですぐに次の肉を焼いてしまうがエンドレス。終わりのないのが終わり。

みたいな感じでしょうか。全体的に
・脂が甘く、しつこさが皆無(胸やけもしないし、おなかも壊れない)
・見た目のわりに赤身の風味が強く、ただ溶けるだけの霜降り牛肉とはまったく別物

というのが特産松阪牛の特徴、という気がします。


これはやはり飼料の差、そして育て方の差なのでしょうな。
松阪牛はもともと農耕用の牛なので、筋肉の味がしっかりしているというのもそこに由来しているのかも……

味:カンスト
価格:結構するけど味のわりには安い。オンリーワン


もしマンガが売れたら、お祝いに500gの特選ヒレステーキ焼いて食うんだ……

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コメント

  1. ヤマシタ() より:

    松阪牛にそのような分け方があるとは知りませんでした、写真だけでも本当に美味しそうですね。
    先生がステーキ食べられるように周囲にも布教しておきます。

  2. より:

    特選松阪牛は但馬地方の但馬牛を肥育しているから味は違いますね、牛の血統の違い
    但馬牛は、神戸牛と同じ地方の牛

    他の地方の和牛と違って但馬地方の但馬牛は、明治時代や昭和初期に外国の血統で改良していない純日本の和牛なんです
    ただし、他の血統を入れないことで近親交配が進んで余り大きくならず霜降りも他の地方の牛と違ってそれほど入らなく肥育が難しい
    和牛香という和牛独特な香りが他の和牛より多く、霜降りのサシ目が細かくきれいで脂がすぐ溶けるのが特徴
    普通の松阪牛は宮崎や東北から全国の子牛市場で買い付けてくるので違います
    それに32ヵ月齢も肥育しているので脂の質も違います、ここまでしないと脂質が良くならない
    九州の和牛あたりは28ヵ月齢で出荷しているので脂の質があまり良くない

    和牛の場合は脂が多いのでドライエージングは合わない(脂が酸化するので)
    ウェットエージングが良いかも

  3. 大阪で旨いサワラ食べたい より:

    初めて書き込みさせていただきます。名前の通り大阪在住です。
    最近、大阪のミナミ近辺にいかにも外人観光客向けの肉料理店「KOBEビーフ」というチェーン店が急速増殖中です。
    「マジもんの神戸牛がそんなにポコポコ出せるわけないだろ」と思ってまだ未食ですが
    どこぞの上海蟹みたいによそで買い付けた牛に神戸の草1回食わせて出荷、みたいな状態なんですかね。
    最近の黒門市場はどこもかしこもマグロとウニを店頭で調理して食わせる店ばかりで…。
    って、ちょっと愚痴入ってしまいました。申し訳ありません。
    毎回の更新面白く読ませて頂いてます。これからも体を張って頑張って下さい。

  4. 赤い水性 より:

    いつも楽しく拝見しています。
    大ファンです。
    やはり我がW大出身者は変態‥奇才揃いだなと恥ず‥誇りに思っています。

    地元である松阪周辺が紹介されて、嬉しいです!
    今のような状況になる前ならば、津市の大規模肉屋である朝日屋で売られていた牛刺しを是非食べて頂きたかったです。
    グラム800円くらいとお手頃で無茶苦茶美味しかったのですが(帰省すると300gくらい平気で生肉食べてました)。

    さて、今後も松阪に行かれることがありましたら、牛銀で網焼きとすき焼きを食べることをオススメします(サイトの趣旨と異なるのが恐縮です)。
    確かにお高いですが、本物のピンの松阪牛を味わえます。
    個人的には人生で食べた中で一番美味いものの1つです。

    今後とも更新楽しみにしています‼︎