この世のどこかにあるという「酒の湧く竹林」を探しに行ってみた②:竹酒が採れなければ自分で造ればいいじゃない(動画あり)

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前回の続き。

この世のどこかにあるという「酒の湧く竹林」を探しに行ってみた①:竹の中の酒を飲んでみたい!!(動画あり)
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そういうわけで竹の中に溜まった酒を見つけるには至らなかった(まだ酒になっていなかった?)のですが、そこであきらめてしまっては野食家の名がすたります。
ないなら自分で造ればいい、いつだってそうやって生きてきた。

永野さんに「竹酒、どうにか自作できないかなぁ?」と聞いてみたところ

「竹をチップにして袋に詰めて置けば、チップに含まれた糖分と水分が、竹の表面にある酵母で発酵します。このへんじゃ畑の肥料に使うんだけど、もしかしたら飲めるお酒になるかも」

と言われました。
うーん、それはスーパーウルトラやってみたいけど、でもそれでできた液体を飲んだら(厳密にいえば「飲料とする目的でその行為を行ったら)酒税法にバッチバチにケンカ売ることになりそう。
竹酒もあくまで「自然にできた酒を飲む」って体だからギリギリ許されるんじゃないかと思われるしね……
全く酒税法はクソ法よ。


というわけで、ここはひとつ「発酵を伴わない」方法で“竹酒”を作ってみることにしましょう。

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竹のエキスを絞り出して竹酒を作る

まず、近所の酒屋に行って日本酒を1本購入します。
できれば生酛造りや山廃造りなどの、味や香りにコクがあるタイプのものが良いと思います。


竹の中で、若くて青々しく元気な葉を茂らせたものを切り出し、火にかけます。今回は永野さんのご厚意で庭で焚火をさせてもらえることになったので、盛大に熱します。


ファイアー!!

しばらく火にかけていると、竹の切り口から泡が出て、やがてそれが雫と変わりぽたりぽたりと落ち始めます。すかさず器を添えて、集めていきます。


取れました。この汁は「竹れき」と呼ばれる竹のエキスで、含まれる樹液や油からなっています。漢方薬の材料とされるのですが、実はこれはそのまま飲んでも非常に美味しいのです。
香りは焼きトウモロコシとサトウキビの中間、味もちょっと青っぽく香ばしさのあるトウモロコシのような感じかな。トウモロコシもサトウキビもタケもイネ科植物なのでさもありなんという感じですね。


続けて、今度は太めの竹を50mくらいの長さに切り、一番底の節だけを残してあとの節を抜きます。
一回り細い竹を入れてドカドカと叩けば簡単に節は抜けます。

そこに先ほど購入したお酒をとぽとぽと入れて

火にかけます。竹に入れた状態で燗をつけるわけですね。
竹は熱伝導性が低く、外側が焦げても中はぬるいままということがあるので、やや長めに火にかけるとよいです。


竹筒の口から蒸気が噴き出すまで熱すると熱燗くらいになります。


燗がついたら、先ほどの竹れきを注いでよく混ぜれば

人造竹酒の完成!
いただきまーす!!

……(≧〰≦)はぁあ……うんまぁ……!
燗をつけた酒の中に竹の香ばしさとうまみが溶け込み、また竹れきの甘さが味に奥深さを与えています。
一般的に「竹酒」というと、竹の器で燗をつけただけのものを指しますが、それだと竹の香りはつくけどこの甘みはつかないんだよね。なので竹れきを加えてより完成度を上げました。
今回「竹に湧く酒」は見つけきれませんでしたが、たぶん味としてはこっちの人造竹酒のほうが美味いはず!(負け惜しみ)

竹れきは「3mくらいの竹を5本くらい熱してようやく1口」くらいしか取れないので手間はすごいですが、竹林を整理する機会とかあればやってみる価値はある遊びだと思います。

味:★★★★☆
入手難易度:★★★☆☆ 竹を切れ、そして焼け


ちなみに竹れきの旨さを最大限に生かした料理が、ご存じ青竹焼きです。


今回もやってみましたが、控えめに言って最&高ですね。
青竹の熱伝導率の低さ、そして密閉性の高さにより水分やエキスが失われないまま蒸し焼きになるので、めちゃめちゃふっくらと仕上がります。また竹の内壁が魚臭さを吸い取ってくれるのか、全く臭みなく仕上がります。


完成後に竹れきを上から振りかけると猶ほ良しです。


今回の内容を動画でもご覧いただけます↓↓

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コメント

  1. k より:

    ジンにも合いそうですね

    • 海千 より:

      >>今度は太めの竹を50mくらいの長さに切り
      を読んだときに、やっぱ半端ねぇ…と思った後に、んなわけないよな?いやでも有り得そうな気も…となって思わず笑ってしまいました(笑)
      あのTwitterの内容からここまでやってしまうとは流石ですね!

  2. みやこのきのこ より:

    筍の季節だなーと記事エントリとは全く別のことを思い浮かべていました。

    そういえば知人から聞いた噂話程度の野食ネタなのですが、
    佐賀など九州北部山間地では、ある一定の高度を越えた山間地あたりにいるヘラブナを刺身で食べる風習がある。
    とか、
    宮崎県南では、ツクシの胞子だけを集めて作る団子がある。
    とか、
    面白い話を聞きました。
    是非何かのネタになれば幸いです。

  3. ぐるむきホルモン より:

    筍掘りの後にやります。
    青竹に酒を注いで熱燗にしたりご飯炊いたりします。
    竹の香りが良いアクセントになるので好きです。

  4. 雄町 より:

    あれ、竹瀝(ちくれき)のこと、ご存知だったんですか。
    3mくらいの竹を5本ぐらい熱して、ようやく、ひと口分?

    あれ、おかしいですね。自分も、竹瀝取りをしたことが何度かありますが、淡竹の太いやつを60cmくらいに切って、中火くらいのガスで熱して、50〜60C.C.くらい、取れましたよ(根元付近)。

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