クリスマスなのでドングリ拾って粉にしてシュトーレン焼いてみた

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タイトルの通りです。
美味しかったです。
以上。




というわけにはいきませんよねーそうですよねーすみませんちょっと多忙でお目目ぐるぐるモードでして、正直ブログなんか更新してる場合かって話も有るんですがやります、こうなりゃ意地だ(ぐるぐる)


というわけでね、シュトーレンをね、焼いていきたいわけですよ。シュトーレン。
なんで焼きたいかっていうとそりゃクリスマス近いからですよ。この時期にパン屋さんとか行くと「シュトーレン予約中!」とか書いてあるじゃないですか。めっちゃ食べたいけどあれ1斤3000円とかするじゃんね。そんなんもううちで作るしかないじゃないですか。


あとね、この時期になると粉にできそうなものとか、パンに練り込んだら美味しいものとかがお外にいっぱい落ちるんで、それも使っていくことでブログネタにもしていこうというアイディアであります。
やってやんよ!

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ドングリ拾って粉にするよ!

ということでまずは生地の材料拾いです。ったって街に出りゃいくらでも落ちてるんだよな……


ほれ。
これはドングリの一種「マテバシイ」の実です。関東以西なら当たり前のように街路樹で植えられてるから見つけるのは大変容易です。

マテバシイのドングリとしての特徴は「大きくて味がニュートラル」というところ。
大きいので簡単に量が集まる一方で、味らしい味がほとんどありません。そのためそのまま食べたり簡単な調理で味わうと大変物足りないのですが、粉に挽いて小麦粉的な使い方をすることができます。

でんぷん質豊富でグルテンフリーなので健康食クラスタにもオススメ。あ、でもカロリー高そうだな、ナッツだし。


マテバシイに限らず、ドングリはいずれも「樹高と実のサイズがある程度比例する」ような気がします。マテバシイは特に顕著やね。
なので先ほど街路樹を探せ的な話をしましたが、大きいものを探すなら緑地公園のような場所がおすすめです。


拾ってきたマテバシイは割って中身を取り出します。

シュトーレン作りの全行程の中で一番厄介なのはこれです。ペンチかニッパーで殻に割れ目を入れ、割るのですが、ドングリ類屈指の殻の硬さを誇るマテバシイを割り続けるのは至難の業。
裏技的なやり方で「硬い台の上に置いたドングリを木の板で叩く」と簡単に割れますが、騒音がひどいです。作業の時間にご注意ください。

ちなみに今回我々はスーパーウェポンを用意しました。それがこの

万力。
力は必要ですが、それでもかなり簡単に割れる。しかも中身をきれいにとりだすことができ、ペンチやニッパーと比べ危険も少ないです。

アマゾンで1,000円前後で買えちゃうので、殻を割りたい諸兄はぜひ購入ご検討ください。


取り出したドングリの中身は、いつもの製粉機で粉に挽きます。

石臼をお持ちの方はそれでもいいですね! でも重くて持ち歩きしづらいし、製粉機便利だからこれも買うのをお勧めするよ!
1万円で何でも粉にできるよ! ピーナッツを挽くと勝手にピーナッツパターになるよ! 超オヌヌメ。

ちなみに我が家のよめっこさんはなんと先日、NEWSの加藤さんがマテバシイを粉にするのに用いたという大変由緒正しい逸品です。
連れに言ったら「家宝にしろ」だってさ。

できた! これと強力粉を合わせれば生地を焼けます。

ん、あんだって、「ドングリで焼くとか言ってたくせに強力粉使うんかよ」って? まあまあお怒りの皆様の気持ちもわかりますが、ってもね、シュトーレンってパンだからどうしてもグルテン入れて膨らまさんと行かんのよ……ドングリちゃんグルテンフリーやから単体やとじぇんじぇん膨らまんとよ……やけん勘弁しちゃってーん!(深夜のブロガー’sハイ)

マテバシイを粉に挽いて発酵パンを作ってみた
先日の縄文クッキーだが、例の教授が発表したレシピは以下の通りらしい。 「クリ・クルミの粉に、シカ・イノシシ・野鳥の肉、イノシシの骨髄と血液、野鳥の卵を混ぜ、食塩で調味し、野生酵母を加えて発酵させていた」(2003年3月7日朝日新聞夕刊...

↑膨らまなかったパン的な何か

ドングリ粉でシュトーレン焼くよ!

さて、さっそくこのまま焼いていきたい……のですが、このまま焼いたらただのドングリパンになっちゃうわよね。
ドライフルーツやらナッツやらがいっぱい入ってこそシュトーレン、なので何かを入れないといけません。
とはいえここで市販品を使うのも日和ってるよね、なので野食ハンマープライスおなじみ「これまで拾い集めて置いた食材」を使いましょー!


今回練り込まれるイカレたメンバーがこちら!



・オニビシの実(千葉県産)


・ヤマブドウ(富士山産)


・ヤブツルアズキ(千葉県産)

・スダジイのドングリ(東京23区産)

・ヒメグルミの実(川崎産)

ヒシの実、スダジイ、ヒメグルミは軽く炒ってから殻を割って中身を取り出し、刻んでおきます。
ヤブツルアズキは下茹でして柔らかくしておきます。


材料が揃ったところで、いよいよスタート!
まずはドングリ粉150gと強力粉300gをブレンドし、イースト1パックと塩大さじ1を入れてよくまぜ、さらに砂糖大さじ4も入れて混ぜます。

ここに冷たいままのバター100gをナイフで刻んでいれ、指で擦り合わせるようにしながら粉となじませていきます。
全体がしっとりしたパラパラのそぼろ状になればOK。


ここに全卵(溶き卵)1個を入れ、さらにウォッカを大匙2~3ほど入れて全体を混ぜ、よく捏ねます。
全体がまとまったら、刻んだナッツ類を入れて練り、ラップをかけてオーブンレンジの発酵モードで1時間ほど発酵。

倍くらいに膨らみました。ちょっと生地を柔らかくし過ぎてしまったので心配しましたが、問題なさそうね。


優しく押して空気を抜きつつ2等分にして丸め、キッチンペーパーをかけて15分ほど休ませます。

打ち粉をして平らに均し、折りたたんでラグビーボール状にします。
再びラップをかけて、2次発酵へ。。


1.3倍くらいになりましたね。発酵はこれで終了。
180℃に余熱したオーブンで30分ほど焼成します。


焼けた―!!

うんまそう!! でもまだ完成じゃないんですね。


焼き立てのうちに、表面にバターをたっぷり擦り込み、しみ込ませます。本場ドイツでは溶かしバターにじゃぷんと漬けちゃうみたいですが、日本でそれをやるには相当な金持ちである必要がありますな。

シュトーレン焼けたよ!!

あとは冷めたら粉砂糖を真っ白になるまで振りかけて、ようやく完成! となるのですが……

せっかくなので焼き立ての状態で少し食べてみましょう! いただきまーす。。

……!(≧〰≦)ンマーイ‼‼
やっぱりこれだけドングリ粉の配合量が多いと、ドングリの風味をしっかり感じますね! 
栗のようなクルミのような、ときにちょっとだけ生木を折った時のような香りがふわっと混ざったそれは、野性味ともクセとも言い難い、なんとも個性的でかつ心地よいものです。

ぼくがマテバシイのドングリに無限の可能性を感じるのは、きっとこの香りのせい。砂糖の甘さやバターの風味にも全く負けておらず、食べていて楽しいです。

ドングリ粉に水分が多く含まれているために、焼き上がりがしっとりふっくりとなるのがまた良いですね。
なんだかこれ冷ましちゃうのもったいないなー。。。


練り込まれた各種野生ナッツ類もいい味出してますね。

特に意外といい仕事したなーというのがオニビシ

ヒシの実と違い、オニビシは甘くない栗のような、ものによっては片栗粉を固めたような味でそのままだとそこまで美味しくないのですが、シュトーレンに練り込まれるとなぜか栗らしさ、あるいはサツマイモらしさを出してきます。これ結構ポジティブな驚き。
サツマイモっぽくなったのはきっと小豆(ヤブツルアズキ)も一緒に入っていたからだろうな。



冷めてから食べると、より味がまとまっていて美味しいのですが、ドングリらしさは薄れてしまいました。
これをちびちび切って食べるのがクリスマスの楽しみだというのは解るけど……なんだか熱いうちにバクバク食べちゃうのもいいな。ドイツ人マジメだから「ちゃんと冷ましてから食え!」って怒るかしらん。

味:★★★★☆ もっとブラッシュアップできそう
価格:★★★★☆ 自力で集めりゃいいけど、産地が互いに離れすぎてて大変



あれ、おかしいな、3,000字超えちゃった……1,000字くらいの短い記事で茶を濁そうと思ってたのに……明日朝5時起きなのに……
それもこれもマテバシイが有用なのが悪い! せっかく豊作だったので、年末にかけてもうちょいいじってみようかしら。

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