世界最大のカタツムリ・アフリカマイマイのぬめりを完全に取り去るには○○が有効だった

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先日、アフリカマイマイを美味しく食べようとするも、その強烈かつナメクジ臭い無限ぬめりの前に敢無くダウンを喫した茸本。

銅蟲さんからアフリカマイマイのお裾分けをいただきました。 でかい…… これでも小型の部類で、大きいと缶コーヒーのサイズを優に上回るそ...

この戦況を見て、あまたの野食クラスタたちが知恵を授けてくれました。
その知恵を杖にふらふらと立ち上がった茸本、王者アフリカマイマイとの第2ラウンドがスタートします。

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アフリカマイマイのぬめりを○○でぶっ●してみた


とりあえず、同じように殻を割って中身を取り出し、

塩でもみ洗いします。


恐ろしい量のぬめりが発生し、台所がナメクジ臭でいっぱいになります。ダメだ吐きそう。。


これを4つに分け、皆様がアドバイスしてくれた様々なアイテムで除去できないか実験してみます。

まずは片栗粉。中国でカキ(牡蠣)のぬめりと臭みを取り去るために用いられるものです。
片栗粉がぬめりを吸収して固まり、それを洗い流すことできれいになるという手法です。タコを洗うのにもつかわれるよね。

片栗粉をぶちまけ、よく揉みます。


……が、ぬめりが強すぎてかけてもかけてもぬめりに喰いつくされてしまいます。
洗い流しましたが、ぬめりは全然残ったまま。臭いもそのままです。

おまけにシンクが詰まった。


次のパートは大根おろし。

これは日本でカキのぬめりと臭みを採るのに用いられる方法です。
大根に含まれるたんぱく質分解酵素・プロテアーゼがぬめりと汚れを化学的に分解してくれるのですが、カタツムリのぬめりには効くのか。


混ぜてみると……ムムッ、ちょっとぬめりが穏やかになりましたね。これはワンチャン……

……いや、やっぱり除去しきれてはいないな。このままでは料理に用いることはできなさそう。
しかし臭いがかなり穏やかになっている気がします。というか大根の臭いで上書きされているというか。


続いて灰。

このアフリカマイマイを採取してくださった方からのアドバイスによると、南大東島でアフリカマイマイのぬめりを除去するのに灰が用いられているそうなのです。
どういう効果があるのかなと考えていたら、銅蟲さんから「アフリカマイマイのぬめりには酸性粘液多糖が含まれている可能性がある」という助言が。なるほど、アルカリ性の灰でぬめりを中和するんだね。

ということで竹ひごを燃やして灰を作り、

アフリカマイマイにかけて揉んでみました。アルカリ度に不安があったので重曹も追加。
これはかなり期待でき……


……なかった。全然意味ないねこれ。ここまでで最もぬめりが落ちていないし、臭いはもってのほか。南大東村の方、正解を教えて……

最後はお酒。日本酒が効くという意見とワインが効くという意見があったので、ブレンドしてぶちまけました。

……うーん、。ぬめりはあんまり落ちてなさそうだなぁ……
でも、臭いはよく落ちていますね。とくに白ワインの消臭力がいいカンジです。


一通り終わりましたが、どれも単体でぬめりを落としきるほどのパワーはありませんでした。
ここで仕切り直し、一回下茹でしてから次の手を考えます。


……! なんか、前回と違う……!
ここまでの下処理のうちのどれかがぬめりに作用したのか、下茹で後に付着したままのぬめりが白く凝固しています。これはまるでウツボのぬめりを酢で凝固させたときのような感じ。これなら片栗粉で落ちるのでは……

というわけで片栗粉をまた大量にかけて、揉みこんでみます。

すると案の定、凝固したぬめりをしっかりと吸い付け、ヌッタヌタになりました。これを爪でこそぎ落として洗うと


除去できた! 指でこすると摩擦を感じるくらい、しっかりとぬめりを取り去ることができました。
しかし、臭いのほうがまだ残っている感じがあります。そこで、大根おろしをかけてもみ洗いし、さらに白ワインでよくすすぎました。

完璧!! 
おれは勝ったぞ、あのアフリカマイマイのぬめりに勝ったんだ!!!


ということでさっそくエスカルゴを作ってみました。


……(`・〰・´)うん、だいじょぶ。
場末のイタリアンで食べるやっすいエスカルゴの味がします。今回、エスカルゴバターをかけてオーブンで焼くという手法をとったのですがそれがよかったですね。高温でしっかりと焼けば残ったぬめりと臭みも飛ばせるみたい。

ということはやっぱり、前にせつなさんがやってた

串焼きもよい食べ方なんだろうなぁ。
みりんと醤油、白出汁でつけ焼きにしましたが、少し焦げ目をつけると香りが立って美味しいです。テキ屋の謎貝の串焼きみたいな味がしていいですね。

味:★★★☆☆
価格:★★★☆☆



しかし、アフリカマイマイのぬめりを凝固させるに至った物質が何かは、結局のところわかりませんでした。
可能性があるのはアルカリ液、もしくは白ワインの有機酸、のいずれかかなと思います。
なので

①灰OR重曹で揉み、水洗い後さらに白ワインで揉んで、ぬめりを変質させる
②下茹でしぬめりを凝固させる
③片栗粉で残ったぬめりを除去する
④大根おろしと白ワインで臭いを消す

の手順を踏めば、アフリカマイマイを食用にすることができると思います。というかきっと、普通のカタツムリやナメクジもこれでいけるはず。

まあ、あんなにデカいアフリカマイマイも食べるときは一口大になっちゃうし、アフリカマイマイ以外の種類を食べるメリットはなさそうだけどね……
フランスの本物のエスカルゴも相当歩留まり悪そうだよなぁ……

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コメント

  1. u より:

    カコボラの記事で書かれていた酢はヌメリ取りにどうでしょう?

  2. u より:

    あ、前回の記事ですでに試されていたんですね…失礼しました。しかもカコボラよりも強力だったとは。