唐津しーまーとでサワラガチャ(確変中)を回そう!

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2/22(金)、23(土)フェモ採取会 & 櫛田川野食会やります!
くわしくはこちらのページをご覧ください。




むかしぼくは福岡の早良区というところにすんでおりまして、おもに博多湾もしくは糸島半島で水揚げされた魚を食べて大きくなりました。(横に)
魚の入手方法は釣り、もしくは直売所での購入で、とくに姪浜漁港の朝市には大変お世話になりました。

姪浜の朝市

なんですけど、ときどきパパンが本気を出して車を走らせてくれることがあり、その時は唐津まで行くことができました。
福岡と唐津は電車でも車でも1時間程度でさほど離れてはいないのですが、売られている魚は結構変わるような印象があります。
たぶん、呼子や玄界灘の島嶼から入荷する魚があるのでより魚種が多いのでしょう。

ひとり電車で釣りに行く小学生だったぼくですが、それでも行けて福吉漁港まで。(美味いバリの釣れる港でした)
県境を越えると全く別の世界のような感じで、とてもワクワクしたのを覚えています。

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唐津のオススメ鮮魚店

今回一番嬉しかったのは、中学生のころ度々行っていた「マリンセンターおさかな村」がまだあったこと。

観光ドライブインみたいな外見で軽んじられることがありますが、マイナー魚の充実度はなかなかのもの。
先日記事にしたミミイカはここで買いました。ほかにもテナガダコがあったのですが目の前で買い切られてしまい、残念。

買ったものをすぐ梱包・発送してもらえるので遠方からの客にも優しいです。通販もやってるみたい。


でも今回、ここ以上に素晴らしいお店との出会いがありました。

唐津しーまーと

唐津魚市場内にある「唐津水産会館」の1階に入っているこの直売所は、平成26年にできた比較的新しいお店。

外観も店内も控えめで、前を通りがかってもお店の存在に気づけないかもしれません。

しかし店内はパラダイス。漁師さんの直売ということもあり、平日にもかかわらず大量の鮮魚が並んでいます。

驚いたのはこのアジ。
メタくそにメタボってて、自分のことを棚に上げて爆笑してしまいました。


それからアカニシ。
唐津にも標準和名アカニシはいると思うのですが、ここではコナガニシのことをアカニシと呼ぶようです。
小さいですがめちゃ美味い貝です。


冬になると高級魚と化すメジナもたくさん並んでいます。
九州では釣り人以外には「クロ」と呼ばれています。
釣り人は……冬になるとメジナしか釣らなくなる人達なので、敢えてクロと呼ばなくても通じ合ってます。尾長、口太、手のひら、足の裏etc..


カサゴは普通のアラカブ(カサゴ)、ホゴ(ウッカリカサゴ)に、深海性のアヤメカサゴまで売られています。
活けのアナゴやタコもめっちゃ安い。
いっぱい購入しました。


でも、一番サイコーだったのは

今が旬の高級魚・サワラ。
メーターサイズのサワラが半身で売られていましたが、なんと3000円しないという……!

サワラは最高級のものであれば、浜値で2~30,000円/匹することもあります。
以前せつなさんにグッドコンディションの釣りものをいただいたことがありますが、筆舌に尽くし難い美味でした。(これでもベストコンディションではなかったらしいけど)

サワラが2016年美味しい魚ランキング総合1位待ったなしな件について
岡山生まれ時々岡山育ち、両親もともに岡山市内で生まれ育ったというスーパーエリート岡山人(住んだことないけど)の僕くらいになってくると、広島人による「大都会岡山」のアオリにも鼻で笑って返せたり、夜のスカイサイクルに3回連続で乗ったり、明石のタ...

唐津産サワラは果たしてどげんでしょうか。

半身のものはデカすぎて関東まで持ち帰れないので、タタキになっている切り身を購入し、持ち帰ってみました。



小骨の処理も完璧なので、あえてサク取りせずそのままそぎ切りにします。
どんぶりに並べるとこんな感じ。


でかい(≧ω≦)心がお腹いっぱいです。
塩をはらりとふりかけ、刻みワサビと柚子胡椒で食べ進めていきます。

……(;〰;*)ウマスギィ
脂で身全体が白く濁り、醤油をはじいてしまうほど。
舌にのせるとまずサバ科特有の酸味が来て、その後脂と旨味が轟々と音をたてて口中に広がります。
醤油もいいけど塩だな、塩と刻みワサビたっぷりで食べると最強。


見てよこの脂!
どうもこの脂にドラッグ的な成分が含まれているらしく、満腹中枢がバッキバキに破壊されて夜の11時なのにご飯をおかわりしてしまいました。


日本でサワラを最も愛する県・岡山で仲買人をされている翔さんは、かつて岡山中央卸売市場で、岡山人の欲求に応えるべく日本中の美味しいサワラを探していました。(岡山で揚がるサワラは産卵期の乗っ込みが主体であんまり美味しくない)
そんな彼曰く「この時期、一番美味しいサワラが揚がるのは壱岐」とのこと。
考えてみれば壱岐は唐津(呼子)のすぐ沖であり、壱岐で揚がるサワラと唐津で揚がるものはひょっとすると漁場が一部かぶっているんじゃないでしょうか。
そう考えると美味しさもさもありなんというカンジです。


まあもちろんブランド化されているわけではない唐津のサワラ、味も多少ばらつく可能性はありますが、それでも半身3,000円でガチャ回せるならやった方がいいでしょう。
当たり引いたらたまらんですよマジで。
興味ある方、唐津にアクセスできるのであればぜひ行ってみてください。おれはもう今冬は九州に行く用事がないので涙をのみます。
無理してでも半身買えばよかったなぁ畜生。買える人がうらやましいです。

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魚介その1(魚系) 魚市場
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