ミソが美味しい!? マツバダコを食べてみた

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先日関西でのロケの帰り、551の肉まんを買うために阪神百貨店の地下に向かいました。
帰りの新幹線まで多少時間があったので、そのままデパ地下の鮮魚店を冷かしていると、対面売りコーナーに見慣れぬものを発見したのですが……

……松葉だこ……
この松葉というのは種名でしょうか、それとも松葉ガニみたいなブランド名なのでしょうか。女将さんに聞いてみよう。

「このタコはな、ふつうのタコとは別やで!」
むむ、やはり種の違いか。
「これはミソが美味いんや、せやから塩もみしたらあかんねん。ミソが出てまう。」
!? ミソが美味い? 塩もみしない!? どういうタコなんだいったい……
「料理は煮つけや、煮つけが一番うまい! ミソが美味いねんから!」

……気が付くと手元には購入済みの松葉だこと、冷却用の氷が握りしめられていたのです。

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マツバダコ、確かにミソが美味い

帰りの新幹線で検索してみると……

ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑 マツバダコ

こいつだ!
正式和名マツバダコ、瀬戸内等の内湾に多いタコね……なるほど……

サイズ感や胴の形状はテナガダコに似ているけど、テナガダコと比べるとはるかに腕が短いですね。
あと、胴に凹っとしたでっぱりがいくつかあります。

ぼうずコンニャクさんには「食用となっているか調査中」とあるけど、西日本の方ではそこそこ利用されているような記述も見つけました。
まあデパ地下においてあるくらいだからね、ある程度の知名度のものじゃないとそうはならないですよね。
まあここの鮮魚店の仲買さんが翔さんくらいマニアックな珍魚党員だって可能性はあるけども……


軽く水洗いし撫でてみると、確かにしつこいヌメリはなく、きれいになっている様子。

丁寧に胴をひっくり返し、消化管や墨袋を取り出します。
女将さんに「ともかくミソをこぼさないようにしろ」と再三注意されたのでここは要注意。
ついでにミソなるものを確認しようとしましたが……とくにそれらしいものはなく、マダコやイイダコと同様、中腸腺(いわゆるキモ)しかありませんでした。どういうことだ……?

下処理を終えて、さっそく調理していきます。
まずは新鮮な個体を選んで、吸盤をしごき洗いして皮を剥き、ぶつ切りにします。

マツバダコのサンナクチ風、完成。
コチュジャンをつけていただきましょう。

……(・〰・)
フーム、美味しいっちゃ美味しいけど、濃厚ではないですねぇ。
マダコのような弾力、噛み締めるごとに出てくる甘みと旨味みたいなものはなく、コリコリブニブニして軽い旨味と塩味が出てくる、みたいな。
この食べ方をするにはちょっと味が弱いですね。テナガダコやミズダコのような水っぽさはないけど、なぜか旨味も弱いという……

火を通した方が美味いタコのようなので、焼いてみました。

……(`・〰・´)
うん、やっぱり加熱すると美味いね!
味がぎゅっと濃縮されて、歯ごたえもコリコリサクサクした食感に。
アフリカ産のタコよりもうま味が強く、歯ごたえもよくて良いです。


そしていよいよ、満を持して煮つけを作っていきましょう。

マツバダコの「ミソ」がいわゆるキモなのかどうかわかりませんが、もしそうだとすると、イカタコのキモは加熱すると弾けてしまうので、扱いが難しいです。
マダコであれば、柔らかくする意味合いもあり、煮つける前に一度下茹ですることが多いですが、今回はそういうわけで下茹ではできません。
そこで茹であがりが硬くならないように、サトイモ(今回は海老芋)を一緒に入れます。
理由はよくわかんないけどサトイモとタコを一緒に煮るとタコが柔らかくなります。サトイモのアク成分のせいかしら?


うすくち醤油と砂糖、みりん、昆布だしでかえしを作り、いったん沸騰させてから、まずは胴の部分を入れてゆっくりと煮ていきます。

続いて足の部分と、サトイモを入れてじっくり煮込んでいきましょう……

……やっぱりキモ、弾けたー(;ω;)
案の定です。かえしがドロンドロンになってしまった……
ふつうのタコの煮ものであれば、このドロドロ成分は掬い取って捨てた方がいいのでしょうが……
今回は「ミソが美味い」というマツバダコの煮物。このまま煮込んでいきましょう。

……しばらくすると煮汁が減っていき、それと同時にドロドロ分がかえしに溶け込んで滑らかになってきました。
このまま味を染ませよう……

できた!
関西風の薄めのかえしで作ったにもかかわらず、富山ブラックラーメンみたいな色合いになってしまいましたが、味はいったいどうなのでしょう。
いただきマース


……(≧ω≦)キタコレ
味がめちゃ濃厚です。身は加熱によって締まり、弾力とサクサク感が出て歯切れも良くなっています。
一方でマダコと比べると身の味自体は薄いのですが、ここにミソ、もといキモが溶けた煮汁が絡むと、コクと力強い磯の香り、そして強力な旨味が上乗せされてえもいわれぬ味わいに。
なるほど、これはキモ、もといミソが一緒のほうが美味い。

もしかすると、本当の獲りたて新鮮な状態であればミソが破裂しないで煮汁を汚さないのかも……とちょっと思ったのですが、今回はミソが溶けた煮汁がサトイモにも絡まってますます美味しくなっています。これはいいね。

味:★★★★☆
価格:★★★☆☆



キモのほかにミソっぽい部分は存在しなかったので、やはりミソ=キモ(中腸腺)ってことでよいのかなと思います。
他のタコで考えると、イイダコやテナガダコではキモごと調理することはありますが、マダコではあまりないですね。
マダコのキモはちょっとツンとくる香りと風味があり、食べる人もいますが廃棄されることが多いように思いますね。ところでミズダコってどうなんだろ?

このマツバダコのキモはクセや食べにくい後味もなく、薦められた通りとても美味しく食べることができました。また面白い知識が手に入った。
また見つけたら購入してみたいと思います。

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コメント

  1. へほへも より:

    ボコッとした出っ張りって説明する時よく自分も使いますがあらためて文字にしてみると凹←ボコってへこんでますよね
    デコっとしたが正しいんですかね?(笑)