東伊豆マンボウ祭り開催中のお知らせ

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※マンガ新刊発売&イベントが近くなっているため、宣伝が多くなっております。何卒ご容赦ください。

3/29(菌曜)「僕は君を太らせたい!第2集」発売日です! 予約は↓のリンクからどうぞ!!

「僕は君を太らせたい!」第2集発売記念トークイベントやります!
しかも2日連続!!!

『僕は君を太らせたい!』第2巻刊行記念トーク!~野食のハナシ2~
3/29(金)19:30~  @阿佐ヶ谷ロフトA


詳しくは↑↑のイラストをクリック!!
まだ席あります! レストランではまず食べられない「すげー美味いもの」出すのでぜひお越しください!!


トークでヒモ解く、グルメマンガの創作レシピ
3/30(土)15:00~ @株式会社ピースオブケイク(東京都港区北青山3-1-2 青山セント・シオンビル4階)

詳しくは↑↑のイラストをクリック!!
記念すべき初回ゲストは「ミスター味っ子」「将太の寿司」の寺沢大介先生にお越しいただきます!!


アミガサタケ捜索や山菜採り等多忙な時期とは存じますが、ぜひぜひお越しください! 両日とものご参加ももちろん大歓迎(≧ω≦)


↓↓ここから本文です↓↓


先日、アミガサタケを探しに伊豆半島へ行ってきたのですが、その際に網代在住の両親に「朝、市場で変わった魚揚がってたら買っておいてほしい」とお使いをお願いしておりました。
網代の魚市場は一般人には開放していないのですが、両親は仲買さんとなじみになっており、流通から漏れた雑魚を購入できるのです。なので日曜に伊豆に行けるときはご相伴にあずかるわけ。

朝、合流地点の大仁に向かいながら、どんな魚が網に入っているかを確認すると

母「あんまり雑魚入ってないみたい……でもなんかマンボウが入ってるって」

むむ、マンボウとな!
どうも1m程度の小型と、2mほどある中型の個体が網に入ったようです。

購入したい意思を伝えると、大きなひと塊の筋肉と、肝ひとかけらを買っておいてくれました。

これで500円、都心ではとてもこの価格では手に入りません。というかそもそも鮮度落ちが極めて早いマンボウ肉、都心の店に売られること自体があまりないですね。

ここまでぷりぷりで弾力のあるマンボウ肉を手にするのは初めてです。
伊豆に来た甲斐があったなぁ……アミガサタケは1本も採れなかったけど……(;ω;)

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同時多発マンボ

その後、アミガサタケを諦め、鮮魚を購入しお寿司を食べて帰ることにしました。せっかく来たしなにか伊豆らしいことしないとね。


まず向かったのは、伊豆で最大のスーパーチェーン「フードストアあおき」。
ここはチェーン店ながらトンがった仕入れがあり、とくに生鮮コーナーが面白いので伊豆に来た際は寄ることが多いのですが……

鮮魚コーナーに山盛りになっていたのは「伊東港直送 朝どれマンボウ 刺身用」。
最近網代の定置網には伊東の漁師さんも参画されていると聞くので、このマンボウはワンチャンぼくの手にしている切り身と同じ個体かもしれません。
高くもなく安くもないくらいの値段で売られています。朝買えなかったらここで買ってたな……


その後、伊豆の地魚を使っているのが売りの地場の回転寿司屋さんに行ったところ
板前「らっしゃい! 今日はマンボウあるよ!!」


なんとここでもまたマンボウ。
身肉をツケて、上にサッと火を通したキモが乗っています。これぞマンボウという一貫。

鮮度がいいので生臭みが全くなく、サクサクしています。イカとタイとクラゲを足して高分子ポリマーで膨らませたような爽やかな味。
キモから出る魚離れした油が、適度なコクを与えています。

その次に訪れた寿司屋にも、今日のネタに「まんぼう」の文字が。、。


気になって、周辺定置網の様子を調べてみると


西湘から伊東にかけて何箇所もマンボウが網に入っていました。


おそらくですが、南寄りの風がつよく吹くと、相模湾岸各地の定置網にマンボウが入ってくるのではないでしょうか。
風に流されて入っちゃうんでしょうかね。マンボウは表層をぷかぷかと漂っていることが多いので、さもありなんというカンジですが……にしてももっと要領よく生きなきゃ……

マンボウの刺身は水分を抜くのがオススメ


持ち帰って来たマンボウ。水分が多くドゥルンドゥルんです。
この水分のせいで鮮度落ちが非常に早く、普通の刺身にしようと思えば賞味期限は水揚げ当日、翌日からはあっという間に味が落ちていきます。

なのでオススメは、脱水シートに包んで一晩放置。

めっちゃ水出ましたね。

キモは水分と生臭さをとるため、塩と砂糖を半量ずつ混ぜたものを全体にまぶし、お酒をかけて冷蔵庫で脱水します。。

これらをスライスし、交互に重ね合わせれば


マンボウのとも刺、完成!
甘い醤油でいただきます。

……ウマー!
水分が抜けたマンボウの身は、サクサクとした歯ごたえを残したままムチっとした舌触りも楽しめます。
味もより濃厚になり、フグ目の片鱗も見え隠れ。
キモはごく薄くスライスすることで、必要以上に主張せず身の味をうまく引き立ててくれます。
また良いものを作ってしまった……( ˊ̱˂˃ˋ̱ )

味:★★★★☆
価格:★★★☆☆

というわけでこれからしばらくの間は、三浦から伊豆にかけてマンボウと出会いやすい日が続くと思います。
まだマンボウ食べたことないよって方は、南の風がやんだ頃に各定置網元の漁港を訪れてみるのもいいかもしれません。

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魚介その1(魚系) 魚市場
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野食ハンマープライス

コメント

  1. エレハイム より:

    ウーッ!!!(略)

    私も静岡にいた頃食べました!
    板前さんが手でちぎってくれたのをサクサクと!包丁を入れずにちぎってあるからかよりサクサクでしたー。ホタテと言われて騙される人もいそうです。
    食べられると得した気分になりますねŧ‹”((。´ω`。))ŧ‹”

  2. ST-P より:

    伊東住みですがここ数年アミガサとかタマゴタケとか
    減ってきてる気がしてなりません。。。群生ってのがないです。
    マンボウは子供のころ、川奈港でブルーシート敷いて置かれてるの見ましたw
    釣れたの?と訊いて、拾ったと帰ってきて混乱した思い出がありますね。
    今では食材にしか思えませんが。

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