植物

野食

ジャパニーズアボカドと噂のタブノキの実を食べた

先月、見頃を迎えていたアジサイを見に鎌倉・長谷寺に行った。 境内にはタブノキの古木があり、まだ未熟な果実をたわわに実らせていた。 タブノキはクスノキの仲間の常緑広葉樹で、温暖な地域の照葉樹林を構成する重要な種の一つだ。 関東だと外...
植物

新物アーティチョーク(とその茎)をユダヤ風に食べる

今年もアーティチョークの時期がやってきた。 アーティチョークは和名をチョウセンアザミといい、梅雨時に大きく膨らむ蕾を食用にする。 日本ではまだまだなじみのない野菜で、デパ地下などでも見かけることは少ないが、鎌倉の中央食品市場ではこの...
野食

食べづらすぎる話題の山菜「長命草」ことボタンボウフウの食べ方を考える

先日、とある温暖な地域でたこあつめに興じていると、岩肌にへばりつくように生える黄緑色の植物が目に入った。 どこか人工的な、プラスチックで造られているかのような光沢がある独特の風貌のこの草は、セリ科のボタンボウフウという植物で、山菜の一...
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野食

ジュウモンジシダを「コゴミ」と言って売ることの是非について

山菜と聞いてぱっと思いつくものを挙げてもらったら、かなりの割合で ゼンマイ ワラビ コゴミ(クサソテツ) といったシダ植物が出てくるだろう。 メジャーすぎて、普段山菜取りをしない人でも知っている。 しかし、実際の...
野食

カラスザンショウはタラの芽?サンショウ?

外房の魚屋巡りの道中、ちょっとわき道にそれてみると、たくさんの山菜を見つけることができた。 タラの芽(タラノキ) ミツバ ウコギ モミジガサ やはり温暖な外房、春が来るのも早いようだ。 とくに...
植物

中華の高級山菜「香椿」は食べられる栴檀だった

キノコの同定にはそれなりに自信を持っているが、山菜の同定はいまだに苦手意識がある。 特に新芽を食べるものは非常に難しい。 シシウドの例をはじめ、昔から幾度となく痛い目にあってきた。 高校ぐらいのころは現在にも増して食い意地が張って...
野食

ツルナはアイスプラントの代用になるか

4月になって、多くの食品が値上げになった。 日配品や輸入品の小麦・油が高くなるのはまあわからなくもないが、国産品、特に野菜の値上げについてはいまいち納得しがたいものがある。 施設園芸のための資材が高騰してるとか、運送用の燃料費が上がって...
野食

海藻はフロンティアだ⑧コトジツノマタで八丈島の名物料理「ぶど」っぽいものを作る

最近、趣味を聞かれたときに「海藻を採ることです」と言うことに躊躇がなくなってきたのだが、やはりキノコ狩り等と比べると意外な趣味に思われるようで「え?なんで海藻?ワカメとか?」なんて聞き返されることも多い。 ワカメやヒジキは漁業権がある...
野食

塩漬けにしたらシシウドは食べやすくなるのか

投げっぱなしはよくない。そんなことはわかっている。 収穫したものは必ず食べる。そんなことも当たり前だ。 そう思いつつ、ずっと手が出せないでいたものがある。 春が来るたび、心の奥底にたまった澱のようなものがふわっと舞い上がって、気分...
野食

海藻はフロンティアだ⑦:海藻探検feat.ざざむし&青白海藻にご注意!

「大体の海藻は茹でれば食べられる」 千葉県中央博物館の海藻の専門家、菊地則雄先生のこの言葉がきっかけとなって始まった海藻探検だが、我ながらここまでハマるとは思っていなかった。 アウトドアの端境期といえる真冬~早春の時期を埋めることが...
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