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星海社Webサイト「ジセダイ」で
「野食のススメ 東京自給自足生活」
を連載しています!!
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こんにちは(こんにちは)
ブログにコンタクトフォームを設けると、読者の方にはいが発生し、茸本の野郎にいいものを食わせてやろうというお気持ちが生まれ、幸せになります。皆さんは、、
読者の方から鹿のモツをいただきました。
三重県で食肉加工に携わられており、さまざまなレア肉タンパクを食される機会があるとのことですが、羨ましさしかない。
今後ともよろしくお願いしたいですね。
冷凍状態で届いたので解凍していきます。
ハツです
はい
血に少しシカ特有のあれがあります。
焼き肉用にスライスしましたが、気になります。
ジビエ好きなら気にならないという予想がありますが、個人的には獣系の臭いが苦手という体質があり、気持ちになります。
さっと湯通しし、表面の血を軽く洗い流します。
焼いていきましょう。
はい
心底美味い
旨味が強いです。不思議なハツです。
ウシと比べると柔らかく、一方で歯ごたえもあり、上質です。
切ってから茹でたのにこれなら、低温調理してから適切にソテーしたものであれば最上級となるおそれがありますが、完全に小林さんマターですね。
周縁部の脂がついている部分はまさに絶品と言うしかない。
じっくりと焦げ目がつくまで焼くと臭いが気にならなくなるというわかりがあります。
味噌だれで食べたのも奏功でしょう。
匂いを消し去ってまでジビエモツを食べるなと言う声もあろうかとは思いますが、それはそれとして地球は終わっていき、肉も終わっていきます。
よかったですね(よかったですね)
味:★★★★☆
価格:★★★☆☆
続いて胃です。
でかい
観察をしていきましょう
全体がセンマイ的要素に包まれています。
みなさんもそうですね。
よく見るとガツ的要素やハチノス的要素もあります
裏側はギアラ的要素
匂いはかなり強く、発酵したわら様です。
良く水洗いし、茹でていきましょう
2回湯を変え、都度水ですすぎます。
大量のこってりとした脂が出て、手のひらがしっとりしシンクが終わっていきます。
放っておくと配水管が詰まるので随時熱湯を流していきます。
茹で上がったもの
匂いはというと強くなりました。
ありていに言うと上野動物園のオカピ舎の臭いです。正直、このまま食べるのは厳しい
センマイ部分に爪を入れて引っ張るとうまく剥けることが分かり、実験です。
きれいに剥げた
内部の肉は薄いですが、ミノ的要素があったものと思われます。
焼いて食べてみましょう。
はい
味はかなり良いと思います。牛○でミノを頼んでこのレベルの味に出会ったことはない
ただ臭いが厳しいです。より純粋な動物園臭です。そういえば幼少時から動物園は好きだけど鼻をつまみながら楽しんでいたことを思い出しました。
前世で野獣にひどいことをされたのかもしれない(先輩ではなく)
もしやと思い引っぺがしたセンマイ的要素を刻んで、ごま油と塩で食べます。
うまい
こちらも牛センマイと比べると匂いは数段上ですが、冷ましてごま油でマスキングすることで美味しくなります。
センマイとは歯ごたえの概念であるというわかりがあります。
しばらくは∞センマイが楽しめるでしょう。ごま油とコチュジャン、酢味噌で貪り食べます。
ハチノス的要素は牛のそれと比べると柔らかく、臭いはマシマシといったところです。
冷蔵庫で冷やすことで戦えるようになりますが、翌日のあれは覚悟が必要かもしれません。
内部構造(ミノ的要素)はとりあえず、ジップロックにしまって保存することにしました。
これを読んだジビエ好きから知見が来ることが推測され、それからでも遅くないでしょう。
素晴らしい戦いでした。またやりたいですね。
次回があればジビエ脳を集めて集団的自衛権を行使しましょう。
味:★★☆☆☆~★★★☆☆
価格:★★★☆☆
※肉ネタなので今回もパルオマージュです。肉の食感や食べたときの感動って抽象的なので、このような文体はむしろ伝えやすいというわかりがありますね。
※お肉を送って下さったSさん、本当にありがとうございました!
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