シカの睾丸と陰茎で珍宝な薬膳スープを作ってみた

～ここまでのあらすじ～

Sさんからシカのだいじっこを頂いたので試したところ、タマタマはそのままでとても美味しかったが、竿は噛んでると色々と脳裏をよぎって厳しかった。

～/あらすじ～


というわけで、シカのちんこをおいしく食べようというのが今回のミッションとなる。
湯引きでは厳しかったことからも、長時間の加熱が必須なのは間違いない。

竿部分以外にも、上質な感じの脂や睾丸を包む薄皮など、加熱することでおいしく食べられそうなパーツがある。
なので、今回はこれらすべてのパーツをことことと煮て、薬膳スープ的なものを作ることにしたい。

珍で宝な感じのスープを作ってみた

薬膳スープと言えば、山のものや海のものをとりまぜ、たっぷりと入れてごった煮にするというイメージがある♂
今回はそれにならい、いい味が出そうな食材を入れていくことにした♂



まずはメインのシカの陰茎♂

そして睾丸♂

出汁と言えばやっぱりキノコは外せない♂

天然のコガネタケにしよう♂

野菜は……なんか安かったからキュウリでいいや♂
汁吸いそうだし♂

海の幸は……白ミルガイにしようかな♂　良い出汁出そうだし♂





これらを全部ぶつ切りにして

陰茎と睾丸は、いちどさっと湯通しする♂

これを圧力鍋に入れて、圧をかけずに弱火で2時間煮る♂
圧をかけてしまうと旨味成分が死んでしまうらしい♂

最後にちょっと中華スープの素を溶かして、一度沸かしたら完成♂



とろ火で沸騰させないようにことことと煮込んだので、透明感のあるスープができた♂
美味しそうな玉油が浮いている♂


いただきマース♂

……(・～・;*)
あ、美味いなコレ♂
薄味にしたからアブナイかなと思ったけど、香りはわずかにジビエらしい風味があるものの、キュウリの青臭さがいい方向に作用している♂

睾丸自体そもそも臭みの少ない部位なので、獣臭の苦手な僕でも気にならないほどだ♂


パーツごとに味わってみよう♂

まずは陰茎♂

ものすごく硬い皮で作ったソーセージみたいな印象♂
歯を当てた瞬間は「あ、これアカンやつや」と思うが、頑張って噛もうとしていると、ある瞬間に突然「バチン！！！！」と音を立てて弾けるようにちぎれる♂
圧力をかけずに煮ることでこの毒どく独特な食感が保たれたのかもしれない♂
このまま煮続けたらトロトロになるのかもしれないが、それだとなんだか陰茎ってカンジしなくなりそう♂

続いて睾丸♂

モクモクしていて、鶏のキンカンにとてもよく似ている♂
白子的な風味はやっぱりそれほどなく、加熱すると脂感も失われる♂
美味いけど、生にはかなわないな……でも肝炎ウイルス怖いからジレンマ♂

脂肪も食べちゃおう♂

これはフツーに美味♂
モツの部位でいうと「きくあぶら」に近いというか、どっちも内臓脂肪だから一緒やね♂
臭みはごくわずかで、ヘタするとブタのそれよりも食べやすいかも♂
なぜ睾丸周りだけこれほどクセがなくなるのか、ふしぎ……♂


うん、美味しいスープになりました♂
珍しい、宝のような食材をたっぷり入れて作ったので「珍宝汁（ちんぽうじる）」と名付けよう♂


Sさん、ありがとうございました！
今回もめっちゃ楽しめました！！
ちなみに、もう一個入っていた真空パックの中身はなんですか？