カツオの中で一番美味しいのは「スマガツオ」なのか?

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先日、所用で逗子にいくことがあったのですが、その際に駅前の魚屋を覗いてみると、見慣れない青魚が転がっていました。

見た感じはカツオですが、おなかに斑点あるな……

ってこれ、スマじゃん!

スマといえばその味はカツオ類最上との呼び声高く、ぼうずコンニャク氏のサイトでも星5つ「至高の美味」と太鼓判を押されているもの。
足の早い青魚類の中でもとりわけ鮮度が落ちやすく、流通に乗ることがあまりないため幻のカツオ扱いされるそうですが、まさか逗子で出会えるとは。電車内で落し物をするのも悪くないものです。(スマホを落として逗子駅まで取りに来たマン)

そこまで大きいものではないとはいえ、1匹数百円で買えるというのは予想外です。この辺りではそこまで珍重されるものでもないのかな?
40cmくらいのものを購入しました。

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スマガツオを食べてみた


スマはしばしば「ヤイトカツオ」と呼ばれますが、それはこの腹部にある黒い斑点がやいと(お灸の痕)に見えるからだそうです。
ソウダガツオやハガツオと比べるとわかりやすいですね。


3枚おろしに。
ソウダガツオほどではないですが血合いは大きく、身はやや白いです。

大きくなればなるほど身も赤くなるらしいのですが、この白みはそれだけじゃないな……


やはり。
これ、白濁してるのは脂のせいですね。
めちゃ脂乗ってる!
包丁に脂がベットリと付きます。これは味も期待できそうです。



いつもと同様、背身はタタキに、腹身は皮を引かずに銀皮造りにしてみました。
鮮度がいいので銀色が眩しい。臭みは全くありません。

醤油を回しかけ、カボス汁をぶしゃーしていただきます。

……(`・〜・´*)humuhumu

なるほど、これはかなり上位に食い込む味わい。
カツオ・マグロの美味しさは、鉄っぽさと酸味、旨味、脂のバランスで決まると思うのですが、このスマはいずれの要素も際立っていて、それでいてバランスも取れています。脂が皮下だけでなく筋肉中にも差しているのもポイント高いです。
脂がなくてもコクがあって美味しそうですが、やはりこの強烈な脂がのってこそ「至高の美味」足りうる感じがありますね。

では「カツオ類最上」かと言うと……ちょっと判断しかねる部分はあります。
先述の要素に加え、筋肉の「もちもち感」が強く、血合いにコクがある晩秋のソウダガツオの方が、ぼくのなかでは上だと思います。

ただし、これらの魅力はいずれも鮮度に左右される部分が大きく、今回のスマガツオも獲れたてであれば同様に感じられるかもしれません。
なので結論は保留とさせていただきます。悪しからず……

味:★★★★☆
価格:★★★☆☆

腹皮の塩焼きは本家カツオより上ですな。小さいのが残念極まりない味。

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魚介その1(魚系)
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コメント

  1.      より:

    カラシが合いそう。

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