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岡山で野食会やります!
日時:11/9 お昼~
場所:岡山県笠岡市 庄屋屋敷とくら
詳しくはこちらから
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先日、台風の爪痕生々しい千葉・南房総に復興支援の名目で行ってきました。
房総相変わらず楽しくて、魚も安くて飯も旨くて満足だったけど、いまだに農業用ハウスはへしゃげてて、街路樹は道に被さり森は薙ぎ倒されたまま。ブルーシートにくるまれた街の風景は、95年に新幹線から見た神戸の街を思い出させる。
復興への道のりはクソ長そうです。みんな、千葉に行こう。 pic.twitter.com/Y5REpRX1km
— 茸本 朗(たけもとあきら) 「野食ハンターの七転八倒日記」好評発売中! (@tetsuto_w) October 3, 2019
あのときはまさか、次の台風で自分の住む街もが被災することになるとは思ってもいませんでしたが、それはそれとして千葉の復興はまだまだ始まったばかりです。
関東にお住まいの皆さま、千葉は楽しいところです。ぜひぜひ遊びにいってください。
さて、南房総にはさまざまな楽しみが存在しますが、ぼくらが一番好きなのはやっぱり買い物!
直売所や道の駅、鮮魚店にスーパーマーケット、美味しい野菜から深海魚まであらゆる美味が揃う房総半島の買い物どころは全てがワンダーランドです。
そんな楽しい買い物スポットのなかで、個人的に毎回楽しみにしているのが、千葉県南部を中心に店舗を展開する地場資本のスーパー「おどや」。
地場産の野菜や海産物がたくさん売られていて、道の駅とはまた違う「普段着の南房総」を垣間見られるのがとてもいいのです。
というわけで今回も生鮮品コーナーを冷やかしていたのですが、そこでちょっと見たことのない食材に出会いました。
サバもなまりにするんだ!
鈍い黄金色に輝くサバ。値札には「サバのなまり」と書いてあります。
なまりというと、普通は鰹節を作る途中の、解体した身を茹でた状態のものをいいますが、このサバは丸のままなので「鯖節に加工する途中」というわけではなさそうです。
それに燻製もかけられてる様子。
「房総・伝統の味」と書かれているので古くから食べられているようです。気になったので購入してみました。
見たところ、サバをまるごと熱燻にかけたもののようです。
サバの燻製自体は最近いろいろなスーパーで見かけますが、ここまでしっかりと燻製をかけているものはまずありません。
かといって保存用のカチカチ燻製ではなく、皮も身も柔らかくて箸で容易にほぐすことができます。なまりだし、一度茹でてから燻製してるのかな?
皮目には強く脂がのっていて実に美味しそうです。
ひとつまみ食べてみると…
…(`・~・´)うんうん、いいですね。
しっとりとした身に脂と燻香が乗っかって、とてもお酒に合いそう。
しかしカツオのなまりと同様、味付け加工は特にはなされていないようです。なので味をつけてみました。
ほぐした身を塩コショウとマヨネーズであえて、
摘果ミカンの果汁をバシャバシャかけます。
刻んだ薬味をのせて
サバなまりのなんちゃってセビーチェ、完成。
いただきまーす
……(≧~≦)ウマイ
マヨネーズとの相性は抜群! ツナと比べると青魚の風味が強く残り、オトナな味わいです。食べたあと皿に残る汁がメチャウマ。
予想以上に燻香と脂が強いので、それを活かしきる方向のメニューを考えてみます。
骨付きの半身を半分に切り、
昆布白だし、醤油、みりんと共にご飯に炊き込みます。
炊き上がったらほぐして骨を取り去り、刻みミョウガを散らせば完成。
サバなまりの炊き込みご飯です。
……(≧∀≦)うはー
燻香と脂がご飯全体に広がって食べ応えたっぷり!
頭からいい出汁が出ていて最高の味です。これは予想以上。
最近、高級和食屋さんでサンマの炊き込みご飯を売りにしてるところがあったりしますが、このサバなまりの炊き込みご飯も負けない味だと思います。街興しに使ってみてもいいのでは……(もうあるかな?)
味:★★★★☆
価格:★★★☆☆
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