「野食のススメ」第11回の記事が公開されました!!
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星海社Webサイト「ジセダイ」で
「野食のススメ 東京自給自足生活」
を連載しています!!
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よく「エソに似てるね」って言われます。
ひどい話だゾこん畜生。
魚顔なのは認めるけどね……?
で、昨日ペンさんから美味しそうなオキエソを頂きました。
エソは外海の砂泥底ならどこにでもいてどこでも釣れる、とっても身近なフィッシュイーター(魚食魚)です。
ヒラメとかマゴチとか高級魚の外道だから、釣り人にはえっらい嫌われてるんだけど、ぼくは大好きです。
似てるからってんじゃなくて、味がいいと思う。普通に。
市場でエソの仲間が売られてるのを見つけたらだいたい購入するし(クッソ安くて助かる)過去に記事にしたこともある。
小骨は確かに多いけど、別に包丁でサクサク切れる程度だし、あの程度の骨でヒヨるやつが魚好きを名乗るのはちゃんちゃらおかしいわい。
でも、捨てる神あれば拾う神あり、味がよければ珍重する地域もあるもので、大分県佐伯地区では昔からエソを使った「エソ味噌」というものが作られており、それを使った「ごまだしうどん」が郷土料理となっている。
今回いただいたオキエソは大変新鮮なので、この「エソ味噌」を作ってみたい。
すっげー簡単でめっちゃ美味しいエソ味噌
エソは鱗、内臓を取り、
グリルでじっくりと焼く。
水分をよーく飛ばしながら焼いて、身をほぐすと
まるで石綿のような(この例えはまずいか)きれいな繊維質の身が採れる。
臭みは皆無で、とっても上品な魚の香りがある。
小骨もいっぱい混ざるので1つずつ丁寧に取り除くのがちょっとめんどいけど、これを怠ると舌触りが悪くなるので頑張る。
これを同量の味噌、さらにたっぷりのすりごまとともに練り合わせて、
完成!
これを茹でたうどんの上に乗せて、お湯をかけるとごまだしうどんになるのだけど、試作をしたのが真夜中の2時だったのでさすがにうどんを食べる気にはならず。
お湯で溶いて飲んでみよう。
……(◎∀◎)
うめー!!!
エソの量が多いうえによーく焼いて水分を飛ばしているので、魚の風味がすんごい。
出汁も、まるで顆粒だしを大量にぶち込んだかのように濃厚、なのに臭みや嫌味が皆無というバランスの良さ。
二日酔いの朝に飲んだら一瞬で回復しそうだ。
味:★★★★☆
価格:★★★☆☆
今晩は満を持してごまだしうどんに挑戦したいところ。
あ、でも逆に冷水で溶いてご飯にかけて「冷汁」にするっていうのもいいな……
なんにしても、ひと手間で美味しいおかずになるのは偉大だと思う。
エソ味噌は、いわば昔からある「レトルト食品」なんだろうなぁ。
コメント
タイトル・・・
そんな事よりコイツ(エソ味噌)を見てくれ
すごく…うまそうです
いつも楽しく拝見させて頂いております。
私は食品衛生の仕事に従事しており、「リスクの高い食品」を取り締まる立場でありますが、本HPの「野食」というリスク溢れる食品と、知識・経験・伝聞を駆使し、上手く付き合っているお姿は大変素晴らしいと感じております。
本HPを媒体に、筆者様のような「正しい知識を習得する姿勢」と「得た知識を過信しない思考」を持たれた方が増えれば、日の目を見ない食品の利用や、知識不足で発生する食中毒の予防が進むのではないかと期待しております。
乱文になりましたが、心より筆者様の今後健康とまだ見ぬ美味の発見に期待し、遠く熊本の地より応援いたします。
はじめまして。
いつも大変楽しく拝見させていただいております。
大分県佐伯市は私の故郷で、ごまだしを取り上げていただき、大変嬉しいです。
ごまだしはB-1グランプリ等で取り上げられて、知名度は以前よりは増してはいるとは思いますが、まだまだマイナーなものなのでしょうね。
ごまだしはうどんだけでなく、ご飯に付けて食べてもいいですし、冷や汁はもちろんお湯で溶かしてお茶漬けのようにしても美味です。
佐伯市では「えそ」だけではなく「鯛」や「鯵」のごまだしもあります。
いいこと思いついた。お前俺の中にミソいれてかき混ぜてみろよ…!
男は度胸!何でもためしてみるのさ。きっといい気持ちだぜ。ほら、遠慮しないで入れてみろよ…!
アッーーー!!
ウッ…ディスプレイに薄ら写った自分がニヤニヤしてて死にた(ry
エソ釣ったことが無いんですよね…。ほんとまだまだ釣り全然出来てないんだなあ。
釣った時は是非ヤッてみようと思います。