茸本朗の一日一魚③:ソコイトヨリは生で食べる魚じゃないなー

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ビッグコミックスペリオールにて

「僕は君を太らせたい」

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イトヨリダイという魚がいます。
ものすごく綺麗な魚で、沖縄などの南西諸島や伊豆諸島以外で手に入る食用魚の中では最も色鮮やかなものかもしれません。

日本人というのは昔から、何でもかんでも「見た目重視」の部分が大きくあり、魚でも色合いが美しいものは比較的尊ばれやすく、珍重され高い値段がつくことが多いです。
マダイとかね、確かに味もいいけど、あの美しい桜色が価値を高めている部分も大きいですよね。

その点から考えると、イトヨリダイなどめちゃくちゃいい値段がついてもおかしくないと思うのですが、実際はそんなでもないです。
結構獲れる(釣れる)し、流通もしていてよいと思うのですが、意外と店頭では見かけません。
派手すぎるのもまた良くないのでは、という意見もありそうですが、青や緑といった寒色系の色味を用いず、ピンクと黄色で明るく彩られたタイ型の体形、食欲を増すいいデザインだと思うし、もうちょっと利用されていてもいいと思うのですが……

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ソコイトヨリを塩締めにして食べてみた

さて今回釣れたのは、そのイトヨリダイの近縁種であるソコイトヨリです。

イトヨリダイととてもよく似ていますが、ちょっと小型で、かなりデコッパチなところで見分けることができます。
できますとか言って実際釣ったばかりの時はどっちか分からないんだけどね。持って帰って図鑑を見て「あっこれソコイトヨリだった」ってなるタイプの魚です。

ソコイトヨリをはじめ、イトヨリダイの仲間はどれも似たような味と聞きました。ということは若干水っぽいのかな?
イトヨリダイは決して美味しくない魚ではないと思うのですが、身が水っぽく調理が少し難しいというきらいがあります。こういう魚はだいたい鮮度落ちも激しいので、その辺りがあまり流通しない理由のひとつかもしれません。

今回は当然鮮度がものすごく良いので、刺身で食べることができます。しかし上記の通り水っぽい身は、刺身にしてそんなに美味しいものではありません。柔らかいだけじゃなく、弾力もあんまりないんだよね。。
なので今回は、先日記事にしたテンスと同じように「一塩」して食べてみることにしました。

背開きにして

多めの塩を振って、閉じて、ラップして、冷蔵庫で一晩。

取り出して、3枚におろして、刺身と焼き霜づくりにしてみました。
焼き霜造り、せっかくの皮がはがれちゃった……(´・ω・`)皮が柔らかすぎて加工が難しいです。

いただきマース

……(´・〰・`)
うーん、中途半端……
塩締めによって身の水分は抜けて、適度に身が締まってはいるんだけど、それでも味が薄い。。
歯ごたえも、弾力が出るかと期待したんですが、噛むとつぶれてしまうような歯切れの悪さが気になります。

あと、なんか生臭みもあるな……鮮度落ちちゃったかな。
これは塩締めのやり方の問題でしょうかね。ちゃんと三枚におろして、全体に塩をまぶして締めないといけなかったかも。
でも1日で鮮度落ちするとか、どうしたらええねんって感じしますよね。

味:★★☆☆☆
価格:★★★☆☆



20㎝強くらいの小型が多い種類なので、大きさと色味を活かして、1人前のあんかけとか蒸し物とかにした方が、その魅力を活かせたなぁと反省。
ってか、イトヨリダイ類はやっぱり加熱してなんぼの魚ですよね。知ってたけどどうしても刺身で食べたかったのよ、ごめんねソコイトヨリさん。
今後は加熱して食べます。

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コメント

  1. 浅野浩一 より:

    いつも楽しく読まさして頂き、ありがとうございます。イトヨリは皮においしい風味がああるので皮を残してあぶって霜降りで食べるか、皮ごと塩焼きにするとおいしいです。