★☆★☆★茸本朗の新刊が発売されました☆★☆★☆
さまざまなヘンテコ・トンデモ・絶品食材を食べていろいろな目に遭った茸本の体験記が、cakesでの連載を経て単行本になりました。
ブログとはまた違った切り口の文章をお楽しみいただけると思います。ぜひお手にとっていただけると嬉しいです!
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先日、今季初のトリュフ採りに行ってきました。
今年は多くも少なくもないという印象で、例によって味見分だけ(10個くらい)採取し持ち帰ってきました。
新規開拓も若干ですが進んだので良かった。トリュフの生息地確認はフロンティアワークそのものなので楽しいです。
トリュフ採ってみたいよーって人はこのあたりの記事を参考にして、ご自身でポイントを探してみてください↓↓
持ち帰ってきたトリュフ、とりあえずいくつか食べてみようと思って匂いをかいでみたんですけど、全体的にいまいち。
小さめのが2個だけそこそこ香ったので、これを使って何か作ろうと思い冷凍庫をあさってみると
夏に都市河川で釣ったニジマスが出てきました。
よし、これをちょっと使ってみよう。
都市河川ニジマスはトリュフの力で美味しくなる?
このニジマスはまじで都市ど真ん中の川で釣れたもので、コイ釣りの外道として顔を出しました。
あんまりにも意外な場所だったのでびっくりしましたが、おそらく遠い昔に本流(荒川水系)上流のマス釣り場に放流されたものが流れ流れてやってきて、定着したのでしょう。
都市河川でも流域に湧水が多いところなら、水温も低く流水も多い「都市渓流」といえるような環境があり、ニジマスが暮らしていけるのだと思います。まあこやつら外来種なのでホントはいちゃいけないんだけどね。都市河川のニジマス全部釣る(決意)
さて、釣れるのは楽しいんだけど、果たしてこのニジマス、美味しいのか。
解体して匂いを嗅いでみると……
……うーん、ちょっと川臭い。藻のような香りが若干強いですね。
この川で釣れたコイはとても美味しいんだけど、ニジマスのような本来きれいな水域に棲む魚にとっては、やはり多少過酷な環境なのでしょうか。
食べにくいというほどではないんですが、やっぱりニジマスからアユみたいな香りがしたら少し違和感あるからね……
つーわけで今回はトリュフ先生の力で美味しくしてもらいましょう。
まず、きれいに下処理したニジマスのおなかに半割にしたトリュフを詰めます。
最近確信したのですが、国産トリュフことイボセイヨウショウロはやはり本場産(イタリアとかフランスとか)と比べると香りがちょっと弱め。削って使っても十分美味しいのですが、削ってから加熱するとすぐに香りが逃げちゃうのです。
なので加熱調理に用いるときはできるだけ塊で用いるのがよいです。なあに、自分で採ったトリュフなんだからいくらぜいたくに使っても罰あたりゃしねぇですよ。。
詰めたら全体に塩コショウを振り、香りが逃げないように竹串で塞ぎます。
これをさらに、ホイルで包んでオーブンで焼きます。
外にかけるソースを作ろう。
せっかくなのでこちらにもキノコを使います。
夏に採って乾燥させておいた横浜産ポルチーニ(ヤマドリタケモドキ)を水で戻し、刻んでたっぷりのバターでソテーに。
焼きあがったマスにこれをドバっとかけて、完成。
いただきまーす
……(・〰・)
うーん……うーん………なんか、もったいない。
トリュフの香りはするんだけど、肝心の川魚香が消えてないな。一緒にタンゴ踊ってる感じで、口の中でいつまでも一緒にいます。
なんならヤマドリタケモドキの香りのほうがマスキングに寄与していました。干しヤマモ、マジで香り強いなぁ……
ニジマス自体もぱさぱさしていて、調理法を間違った気がします。パイ包みにしたほうがよかったね。
トリュフも刻んでクリームソースにして上からぶちまけたほうがよかった。そのほうがもっとトリュフの香りをかぶせられたと思います。
味:★★★☆☆
価格:★★☆☆☆ 全部、採りものなので
さて、トリュフ狩りの帰り、ちょっと奥多摩方面に足を延ばして紅葉狩りをしたんですけど、そこで偶然出会った奥多摩町会議員候補さんがすげー面白い人でした。
オクタマニア怒りの電子ドラム pic.twitter.com/TZ7SaxWEFS
— オクタマニア/加藤ひろし/町議員候補 (@okutamania) November 15, 2019
メガホン持つと、とりあえず椎名林檎の真似するよね〜
※わかんない人は「椎名林檎 本能 PV」で検索 pic.twitter.com/5hXmS13Hgy
— オクタマニア/加藤ひろし/町議員候補 (@okutamania) November 13, 2019
おもろいでしょ?w
面白いだけじゃなくて、奥多摩町政にITを導入するなど若手ならでは、移住組ならではの視点で奥多摩に改革を起こさんとしている頼もしい若者です。
人口減少の奥多摩は「穴の空いた船」
それに対して「移住定住支援」で穴を塞ごうとした、問題ないし間違いない
しかし、やってもやってもどうも沈みそうだぞと
乗員(町民)はまだ救命胴衣をしていない
その救命胴衣ことが「情報技術の活用」なのだと言いたい
— オクタマニア/加藤ひろし/町議員候補 (@okutamania) November 13, 2019
動画上げました〜https://t.co/OCi0fMWTvL
— オクタマニア/加藤ひろし/町議員候補 (@okutamania) November 14, 2019
そう、この顔で20代なんですよwwwなんならそれが一番面白い(←失礼)
ぼくはただの神奈川県民なので、勝手に応援させていただくことにしました。選挙権のある皆さん、よかったらご検討いただけると嬉しいです。投票日明後日(11/17)だって!!!
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