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茸本朗 初の単著「野食のススメ -東京自給自足生活-」が発売されました!!
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リアル書店でも、紀伊国屋さま、丸善さま、三省堂さま、八重洲ブックセンターさまなどの各店舗で目立つところに並べていただいています。
よろしければぜひ一度、手に取ってみてくださいませ。(ジセダイサイト内で試し読みも可能です)
購入された方、ぜひ通販サイト・アマゾンのレビューにもご協力ください。
あと今月末、焼津で野食会やります! 詳しくはこちら
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今月末に開催予定の「野食会2017秋in焼津」ですが、「えっもう募集してたの!?」というお声を断続的にいただくので改めて告知いたしまする。
野食会2017秋 in 焼津 開催要項
主催:ななしカフェ
茸本朗・野食ハンマープライス
日時:2017年10月28日(土)14:00頃乾杯~20:00頃解散(入退場自由)
会場:ななしカフェ
静岡県焼津市浜当目4-17-1
費用:食材をお持ち込みいただける方 3,000円
お酒のみのお持ち込み、もしくは手ぶらでご参加の方 4,000円(いずれも飲み放題付き)
現在参加者募集中です!
ちょっと持ち込み食材の量に不安があるので、持ってきていただける方はどんどんお願いします!
「会の途中で探しに行ってくるわ!」ってのもワンチャンありです。むしろみんなで食材探しに行こうか……?
東京会とはかなーりカラーが異なり、ディープでマニアックなのに初心者でも気軽に楽しめる(参加者談)と話題の焼津会。
気になる方はぜひ、ブログのお問い合わせフォームからご連絡下さい。。
トリュフを埋めていた米を食べてみた
今年もトリュフ(イボセイヨウショウロ)の季節がやってまいりました。
今年のキノコ不漁の波はやはりトリュフにも押し寄せている様子。
いつもより遅めに出てきたと思ったら、もう熟成が進んでいるものばかりでシーズン自体がかなり短くなりそうです。
それでもトリュフとは「そこに行けば必ずあり、ライバルもいないキノコ」。
キノコ帰りの帰りにちょっと寄り道してその週に使う分(2、3個)拾っていくというサステイナブルな野食ができます。
そもそもそんなに大量に使うものでもないしね。
で、採ってきたトリュフは冷蔵庫で保存しながら熟成を待つのですが、その際に「米に埋める」というのは比較的よく知られているようです。
本場欧州&欧州帰りのトリュフガチ勢の間では「米を使うのは間違い」という声も根強くあるようですが、採取後いかに早く使うかが勝負の白トリュフと、かなり熟成させないと香らないイボセイヨウショウロでは考え方も違ってくるでしょう。
もちろん生米と言っても限界はあり、トリュフの水分を受け止めきれずに蒸れてカビの発生源となってしまうこともあります。
できるだけ毎日様子を見て、ヤバそうならさっさと使ってしまうのがよいかもしれません。
それかトリュフバター、蜂蜜などに入れてしまうとか。。。
さて、このトリュフを埋めていたお米ですが、当然ながらかなり強いトリュフ香がしみ込んでいます。
トリュフの香りって不思議なもので、そのものを鼻に近づけてクンクンと嗅いでもいまいち分からないのですが、車の後部座席に置いてしばらくすると車内全体が香りに包まれるのを感じます。
いうなれば「遠赤外線暖房器具」みたいな感じ。
なので、トリュフと卵を同じ容器に入れて香りを移した「トリュフ卵」みたいなものが可能になるわけです。
まえに直接的な香りのコウタケで同じことを試しましたが、あまり香りを移すことはできませんでした。たぶんマツタケでもそんなに香り移らないんじゃないかなぁ……やってみないとわからないけど。
生米はそもそも香りを吸収しやすいことで知られる食材。
1週間にわたりトリュフと同居していた生米が香らないはずはありません。
でもこの香り、調理したらどうなるんだろう?
通常、トリュフの香りは加熱すると飛んでしまうのですが、トリュフ卵は普通にオムレツなどで食べられます。(欧州人が生卵なんか食べるわけがないし)
気になるので試してみました。
トリュフ米の超シンプルリゾット
香りをちょっとでも残したいので、調理前に米をとぐ必要がないレシピがよいでしょう。
さらに炊飯を行うと、香りが蒸気とともに出て行ってしまいそうなのでこれも却下。
となるとレシピは……リゾットしかあるまい。
トリュフ米をオリーブオイル(エキストラバージンではないもの)でよく炒め、油で香りを閉じ込めます。
白ワインを少量混ぜた水を少量ずつ加え、できるだけ無駄な蒸気が出ないようじわりじわりと炊いていきます。
味付けはもちろん、塩のみ。
できた!
うん……殺風景!w
香りは…………うーん、そんなに……
味はどうか。
……Σ(`・∞・´)
ペロッ、これは……トリュフ!
口に入れるとふわっとトリュフ香が広がりました。よかった一安心。
リゾットというか実質塩粥なんですけど、トリュフと油のおかげでそれなりに美味しい一皿になってくれました。
味:★★★☆☆
価格:★★★☆☆
ただ食べ進めているとやっぱり物足りなくなってきたので、バターをひとかけらと
大量の削りトリュフを載せて
トリュフかけリゾットに。。。
結局、知能指数が低そうなメニューに落ち着いてしまうのは、野食家の悲しい性なのかもしれません。
コメント
あっ、樹液蛋白の水素結合による重合体だ(一次創作の設定を順守した発言)
くだらない冗談はさておき力技過ぎるオチで笑ってしまいました
ただの高級料理ですねこれは…
たまたま私も昨日イボセイヨウショウロを採取したんですけど
まだ中は真っ白で香りもほとんどない未熟ちゃんでしたね
今はお米の中にいるけど香るようになるかな…?