“蒲原ゴム”こと「いるかすまし」を食べた

 
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基本的に運転は大好きなのだけど、最近は山道の運転が面倒すぎて伊豆半島方面へ向かうことが減り、代わりに清水・焼津方面に向かう機会が増えた。
もしうちから全部下道で行ったとしても、R246→国一のバイパスを使えば非常に楽だし、ガソリンの減りも少ない。
むかし静岡市内の会社に勤務していた時は新幹線で行くのも面倒でしょうがなかったのだが、8年経って車でバンバン行くようになるとは思ってもみなかった。

さて、先日静岡に抹茶ジェラートを食べに行ったとき、帰りにサクラエビが食べたくなって由比の街を経由したのだが、その道すがら、蒲原のスーパーマーケットでちょっと変わったものを見かけた。
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静岡でイルカを食べるのはとても有名な話で、県内での漁獲がなくなった後も岩手県などから輸送するほど食材として定着している。
スーパーで見かけることもよくあるのだが、「いるかすまし」なるものの存在は知らなかった。

一見するとクジラのおばいけのようで、皮下脂肪か皮のあたりを使っていることは容易に想像できる。
とりあえず購入して、持ち帰ってきた。

いるかすましを食べてみた

調べてみると、これはイルカ(ゴンドウクジラ類)の鰭を薄くスライスして血抜きし、茹でて塩をして干しあげたものだそうだ。
なるほど、鰭を使っているからこのような形になっているわけか。
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蒲原周辺でのみ食されているピンポイント伝統料理のようで、今でも酒のあてとして人気が高いという。
その一方で、あまりに弾力が強く固いことから「蒲原ゴム」と呼ぶ向きも存在するらしい。
「蒲原の人間はあんなゴムタイヤみたいなもん食いやがって」と揶揄しているのかと思ったがどうやらそうではなく、地元の人自身がそう読んでいるとのことで、今回の記事のタイトルに相成ったというわけだ。

確かに真っ黒な表皮が「ガム」ではなく「ゴム」と呼ばせる雰囲気を醸し出している。
そのまま食べるものだというが、味はどうだろうか。

KIMG5420……(・~・;)
ああ、うん……これは、たぶん、美味い。
たぶんというのは、僕はイルカやクジラなどの海獣の香りがとても苦手なのだが、このいるかすましは皮ごと使っているせいか強烈な海獣臭がするため、正確な味の評価が下せないのだ。

ただ、クジラの脂の強烈な臭みと比べるといくぶん弱いし、はじめに口中にブワッと広がる臭いを我慢すれば、旨味もあり、塩気と脂っ気のバランスがちょうどよくてなかなか良いものだと思った。
歯応えは確かに強烈だが噛み切れないものではなく、リコリスグミの類と比べればはるかにこちらの方が良い食感だと思う。

軽くあぶってみたらどうなるだろう。
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(`・~・´)
うん、僕はこっちの方が好きだな!
臭みが消えて、柔らかくなって噛み心地も良くなった。
イルカ料理の中では好きな方かも!

味:★★★☆☆
価格:★★★☆☆

静岡~富士間で海産物を食べようとするとどうしても「サクラエビとシラス」になってしまうが、この結構美味しい食用ゴムについても、気になった人はぜひ食べてみてほしいと思う。

 
 
 

コメント

  1. だだ より:

    はじめまして。
    いつも楽しく読ませていただいております。

    いるかすましですが、名前は違うものの私の地元秋田でも食べられていました。
    ポピュラーな食べ方としてはナス、木綿豆腐の短冊切りと共に味噌汁にしていました。
    イルカの脂から出た旨味をナスと豆腐が吸ってとても美味しいですよ。

    • wacky より:

      秋田にもイルカ食文化があるのですね! 浅学ゆえ知りませんでした。
      なるほど、味噌汁か……確かにそれなら匂いも少し消せるし、脂も溶け出して美味しそうです。豆腐が美味しそうだなぁ……

  2. 米騒動 より:

    初めまして、いつも楽しく読ませて頂いています。
    静岡で釣りを嗜んでいる者です。
    まさか自分の勤めている系列のスーパーがあらわれるとは夢にも思いませんでした(笑)
    三保にも同じ系列のスーパーがあるのですが、そこの魚屋ではあまり他のスーパーでは見ない魚を良く扱っておりますので、近くにお立ち寄りの際は、是非お越しください!

    • wacky より:

      おお、お世話になっております!w
      地元資本のスーパーマーケットがホントに大好きなんですよ。CGCマークを見ると引き寄せられちゃってw
      ご紹介ありがとうございます。次回静岡に行く際は立ち寄ってみたいと思います!

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