マイマイガの幼虫はでかいけど、食材としてはいまいち

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ここのところ森の中で仕事をしていたのですが、ある時何気なく木に手をつくと、突然鋭い痛みが走りました。

慌てて指先を見ると、剃りたての髭のような毛が手袋に点々と刺さっています。
これは……と思いながら手をついたところを見ると


あちゃー……
マイマイガの終令幼虫が鎮座ましましています。

ニャッキのモデルとなったとされる


マイマイガはドクガの1種で、いわゆる「ケムシ」のなかでは最大クラスのもののひとつです。大きなものは8cmを超えます。舞うように飛ぶので「舞々蛾」、都心含めどこにでもいる普通種です。

ドクガ(毒蛾)の仲間ではありますが、毒針毛を持たず、刺されてもかぶれることはありません。(初令幼虫にはあるという説もある)

こっちはヤバいドクガ(チャドクガ)

しかし毛そのものは生えており、勢いよく触ると鋭く皮膚に突き刺さります。剣山みたいですげぇ痛い(;ω;)


この時期になると終令幼虫が木の下の方に集まり、大量にたむろしているのを見ます。さなぎになるために下りてきているのでしょうか。
こいつらが丁度手をつく高さにいるんだよなぁ……

刺さった毛はすぐに取れ、突き刺さったまま手に残ってしまうので取り除くのもたいへんです。
触るのはおろか、口に入れるなんてとんでもない。食材になんてとてもならない、はずだったのですが……

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マイマイガの幼虫を食べてみた

マイマイガの画像をツイートすると、案の定煽られました。

いや、これは毒の有無に関係なく、物理的にトゲがやべーやつだから……


……とは言ったものの、考えてみればぼくは以前、もっとトゲがヤバいウミケムシという生き物を食べています。

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生き物のトゲって、なぜか加熱すると鋭さを失い、刺さらないようになることが多いです。
もしかしたらマイマイガのこのトゲもなんとかできるかもしれない! したくないけど!!

さらに毒性も、食草がコナラ、エノキであることを考えれば考えなくて良さそうです。

ということで、トライしてみることにしました。


丸一日おいてしっかり糞出しさせたマイマイガの幼虫を、沸騰したお湯で締めます。


この状態で触ってみると


……刺そうと思えば刺さるけど、鋭さはおおむね失われているようです。


ゴム手袋をして擦ってみると


ぱらぱらと抜け落ちてくれます。
とはいえ細かい毛まで全部は取り除けません。



残った毛をどうするか……そうだ、バーナーで燃やしてみよう!


…くさい(;ω;)
ケムシの毛、燃やすと人間の毛を燃やしたときと同様の不快な臭いがするんですよね。。これではとても食べる気がしない。


しゃーないから素揚げしてみっか。。


揚げるとびよーんと伸びてMAXサイズになりました。
芋虫を素揚げにしたスナックは世界各地にありますが、それらのどれよりも大きく太いシルエット。
初めて美味しそうに見えてきました。


塩をふっていただきマース

……(´・~・`)いまいち。
見た目は大きくて美味しそうなのですが、中身はカスッカス。歯応えのよさがあるでもなく、噛むとしなっとしてしわい感じがあります。

味も、芋虫によくある香ばしさや旨味がなく、それでいて無視できない苦味もあります。残った毛が舌にチクチクあたるのもマイナスポイント。

味:★☆☆☆☆
価格:★☆☆☆☆


処理の手間のことを考えたら、食材として有益とは言えないでしょう。飢え死にしそうなときなら十分食べ物にはなりますが……
でかいだけに残念です。幼虫は難しいね。

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