大量発生中の毒グモの卵が○○の味で河川敷が騒然

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最近動画に興味があり、いろいろなYouTuberの動画を見て勉強してるんですけど、あれですね、動画のタイトルって基本的にちょっと大袈裟につけたほうが視聴率が上がるみたいですね。

というのは、ひとつの動画を見終わったときに自動で「次の動画」が表示されて、しばらくするとそれが再生されるんだけど、その間10秒くらいしかないんだよね。
なので、視聴者は瞬間的に見る見ないの判断を下さないといけない上、表示されるサムネイルは小さすぎてほぼ見えないから、一瞬でパッと目を引くキャッチーなタイトルについつい引っ張られて再生させられてしまうんだろうね。


とくにアウトドアとか釣り系配信者にこの傾向が強いです。彼らは時にコメントでウソつきとか誇大広告とか叩かれますが屁のカッパのようで、そのあたりの強靭なメンタルもまたYouTuberとして成長するための要素なのかもしれないなと思っています。


という訳で今回は、ぼくの好きな「某釣りYouTubeチャンネル」風に、記事タイトルをつけてみました。
あのチャンネルの登場人物みんな大好きなんだけど、配信主だけはぼくの苦手なコテコテ福岡男なんだよなぁ……w

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コマチグモの卵は○○の卵そっくり

さて、今回の記事タイトルは書き方こそ大袈裟ですが、嘘はついてません。
大量発生中の毒グモ、というのはコマチグモ類のことで、この時期に河川敷などのヨシ原にいくと大量に見つかります。べつに異常発生しているわけではないけどw
河川敷が騒然、というのはぼくのことです。独りで騒いでました。
釣りYoutuberさんがよく使う表現手段ですね。


コマチグモはヨシの葉をちまきみたいに折り畳んで巣とするタイプのクモで、「オッちまきあるやん、食うたろ」などと不用意に開いてしまうと出てきて噛みつかれます。
有名なのはカバキコマチグモという種類で、かの有名なセアカゴケグモよりも、さらにはスズメバチよりもコブラよりも強い毒性を持つ日本最強の毒グモです。
とくに今の時期(初夏)は産卵期なので気性も荒くなり、噛まれる事故が多発します。小さいクモなので噛まれても死に至ることはほぼないようですが、呼吸困難や腎不全などになる可能性はあるらしいです。危ない危ない。
またカバキコマチグモほどではないですが、似た環境に棲息するヤマトコマチグモもやはり強い毒をもち、噛まれるとかなり痛くなるそう。あなこわやこわや。


というわけで巣をこじ開けないように採取してきました。

左のように葉を180度ひねるように折るのはヤマトコマチグモであることが多いです。

右のように90度ずつ折り返していくのはカバキコマチグモの恐れがあります。
真ん中のはどっちだろ、まあ開いてみればわかるよね。

そのまま開くとがぶりとやられるので、巣のまま冷凍庫に放り込んで冷凍してから開封しましょう。


……まさかの全部ヤマトコマチグモ。
意外と巣の作り方って個体差あるのねん。


さて、なぜわざわざ毒グモを採取してきたかというと、味を見てみたかったから。
とくにこの時期、産卵期を迎えて卵を保護している個体が多いので、一緒に試食できるかなと思ったのです。

巣を開けてみると案の定、すべて産卵を済ませて卵を保護している状態でした。
本当にこの個体が生んだのか? と思うほどに量が多く、また粒も大きいです。

さっと塩ゆでにして、いただきます。

……(`・〰・´)
うん、やっぱり、卵美味い!
この食感、食べ応え、味、どれをとっても……カラフトシシャモですね!


さっとゆでるだけでも臭みはなく、味もあって美味しいです。いっぱい集めて煮付けたりしてもきっと美味いけど、さすがにそこまでたくさん集めたら環境に悪影響でしょう。

本体の方も味は悪くなく、川エビっぽい味がしました。まあでも咬まれるリスクを冒してまで食べるものではないですな。
毒成分にヒスタミンが含まれているので、人によってはアレルギーを発症するかもしれませんし。

というかカマキリの時も書いたけど、クモって食物連鎖の高位の生き物なのであんまりいっぱい捕まえちゃうとよくないですからね。時々卵をちょっと失敬して珍味を楽しむ、くらいな感じがいいと思います。

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野食ハンマープライス

コメント

  1. 吉津音 より:

    ◯平さんかな?

  2. ふくすけ より:

    釣りスギさんですかな?

  3. りゅうせい。 より:

    僕の好きな釣りよかではないですね。
    あの人達は佐賀ですから

  4. すみす より:

    昔は小腹がすいたら山に自生するちまきをとって食べたものです
    同時に川のちまきは危険だということはよく知られていましたが
    食や自然環境の変化がこんなところにも影響を与えているんですね…

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