スッポンの焼き肉はちょっと贅沢な気持ちになれる

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先日野食会で松阪に行ったばかりだったのですが、直後に大阪でテレビのお仕事があり、せっかくなので帰りに再び松阪に寄っていくことにしました。


駅まで迎えに来てくれたゆぞくさんに「ねーねー遊んでよぉどっか連れてってよねぇえー」っておねだりしまくった結果、しゃーねーなーと連れてってくれたのは某川某所。
川面を見ていると、数匹のスッポンがふよふよ泳ぎ回っています。

ゆぞくさん「あれを釣るで」


スッポンこんなにいるのか! 絶滅危惧種ちゃうかったんか……!?
調べてみると、埼玉県や東京都など大都市圏では棲息環境の激減に伴い準絶滅危惧種に指定しているところもありますが、全国的にはそういうわけではないようです。
レッドデータブックでは、あくまで「情報不足」なので、その他の地域でも絶滅が危惧されているところはあると思いますが、少なくとも三重県南部ではふんだんに棲息しているとみて間違いないでしょう。昔は流域にスッポン養殖場もあったようなので、逃げ出して定着した個体もいるかもしれません。
ゆぞくさんによるとこのあたりではいくつも棲息ポイントがあり、漁獲量も多く古くから利用されてきたそうです。


釣りはごく簡単で、やり方はミドリガメと一緒です。
置き針やはえ縄などが一般的ですが、罠のジャンルに入るものは漁業権侵害になる可能性があるので釣り竿を用いるのが無難でしょう。というかここなら針1本でもすぐに結果出るわ。

釣れましたっと。
甲羅長23㎝ほどでなかなかのサイズですが、この直前に30㎝くらいありそうなサイズをばらしているのでちょっとニュートラルな気分。
とはいえ2人で食べるなら十二分なサイズです! アメ横で買ったら8000円くらいするやつやな……美味しくいただきましょう。。

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スッポンを解体して焼肉にしてみた

帰り際、ご飯を一緒に食べながらスッポンの料理について話していて「やっぱり鍋か、から揚げか……」なんて言っていると、ゆぞくさんから「焼肉はしたことある?」という衝撃の発言が。
えっ、カメを、焼肉に……!?

なんでも、ゆぞくさんのところでは昔からよく焼肉にして食べてきたそうです。
お客さんやイベントなどでも人気で、コラーゲンの多い部位は女性人気もすごいそう。
もしかして松阪の文化なのでしょうか。

面白そうなのでやってみることにしました。



持ち帰り、解体していきます。


ひっくり返して待ち、首を伸ばしてブリッジしようとしたところをグッとつかんで

首の付け根に包丁を入れ、脊椎を切って血を抜きます。出てくる血はお皿で受けておきます。


甲羅の骨の周囲を切って開き、内臓を取り出して、四肢と尾頭、背筋などを切り出します。
包丁で皮をはぎ、筋肉を一口サイズに切り出します。

このまま出してもいいのですが、割とカメらしい匂いがあるので、塩コショウと日本酒で揉んで水気をとるとなおいいです。

できた!

上からモモ肉、首肉(せせり)、背筋

白子、腸、レバー、エンペラ(甲羅のやらかいところ)、血
です!


鉄板で良く焼いて、いただきます。
まずは塩で……

……(`・〰・´)
柔らかくてうまい!
若鶏のようなむちぷり質感でジューシー、実に上等な肉です。ただちょっと水っぽさがあるかも……
脱水シートで水分を抜きながら、熟成させて旨味を出してあげるともっといいかもしれない。
あと、オレンジ色の脂肪のところ以外は一切脂がのっておらず、やや淡白です。なので塩で食べるとちょっと物足りないかも。


エンペラは外がかりっとなるくらい焼いて叙々苑のたれをつけて食べるのがくそ美味いです。美味い、マジで。

白子はサケの白子よりも臭みがなくてコクがあります。銅蟲さんがやってたみたいにごま油と塩で食べるのが一番美味そう。


レバーは色のわりにクセ皆無で食べやすいです。


おてては一度煮込んでから焼くと福岡の焼き豚足みたいでとても美味しいです。これを串に刺して焼き鳥屋で出したら福岡人泣いて喜びそう(高価になるだろうけど)

腸は脂ののってないシロって感じ。悪くない。

全体的にかなり美味しくてびっくりしました。カメの焼き肉、美味いな…!

味:★★★★☆
価格:★★★★☆



これ、カミツキガメでやったらもっともっと濃厚で美味いんじゃないかな……
いや、でもカミツキガメはもっと沼みたいなところにいるから、焼肉で食べるとさすがに臭いかな……どうかな……
一度試してみたいですね。

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