ウロハゼの「川魚っぽさ」に懐かしさがありあまる

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「野食のススメ」のカバー裏表紙に茸本の簡単なプロフィールが載っておりますが、そこに「岡山県生まれ」とあるのをみて「ん?」となった方がいらっしゃるかもしれません。
最初平林氏に「出身地を教えてください」と言われたときには「神奈川です」とお伝えしたのですが、その後「神奈川県生まれ」となっているカバー原稿があがってきて慌てて修正をお願いしました。


ぼくは両親が東京に籍があるときに生まれたので、ルール上は「東京都中野区出身」となるはずです。
ただ、出生地の病院は本籍地であるところの岡山県岡山市であり、「生まれ」となるとそこを記載すべきなのかなという様に考えました。

ただ難しいのは、それから現在に至るまで岡山県に「住んだ」ことはなく、中野に戻ってからは
東京・中野 → 東京・練馬 → 大阪・豊中 → 東京・保谷 → 福岡・早良 → 東京・西東京 → 神奈川・横浜
というように戸籍のある場所がコロコロ変わりました。いわゆる転勤族というやつですね。

しかもこの間、僕個人は福岡・久留米にある某学校の寮に6年間ほど軟禁されていた(花火で停寮処分なんて食らったことはなかった、いいね?)こともあり、現在は神奈川県川崎に住んでいるということでもう何が何やらというわけです。
なので「茸本さんご出身は?」と聞かれるとガチで困り、しょうがないのでその時トークが盛り上がりそうな場所を答えることにしています。


住めば都、という言葉もありますが、なんだかんだで個人的には今住んでいる神奈川県が、これまで住んだ土地の中では最も気に入っています。
一方で一番長く住んだはずの福岡は「たまに行くのはいいけど、住むのはちょっと……」という場所に落ち着いてしまっています。
これについては、福岡の魅力とされる「人情」とか「地元愛」とかが僕にとってはちょっと強烈過ぎて、最後まで馴染むことができなかったのかな……という風に自己考察しています。
(連れからは「性格が適当で自分に甘く、都合の悪いことはすぐに忘れるところなんかが完全に福岡男」と言われておりますが)
治安の悪さも、小学生にはちょっとしんどかった。昼下がりの住宅街でフツーにカツアゲとかあるからね。

でも、そんな僕が「採って食う」ということを覚えたのは間違いなく福岡です。
デビュー戦は室見川のハゼであり、修行の場は野北漁港や飯盛山、玄海島で研鑽をつみ、生の松原でキノコ食デビュー。
そう考えると「野食人格・茸本朗」が生まれたのは、やっぱり福岡県だったのかな。。。という気もしています。

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懐かしいウロハゼを食べた

で、ここからが本題。

博多湾岸には、川の河口を掘り込んで作った漁港がいくつも存在しており、僕のいた当時、そういった場所はハゼ釣りの良いポイントになっていました。
「『東京ではわざわざ船に乗ってハゼを釣るんだよ』と福岡の釣り人に言うと爆笑される」ってネタは安田栗之助が言ったんだっけな、まあ実際ハゼなんて福岡の川では笑っちゃうほど簡単に釣れました。
大きさも、いわゆるデキハゼなんか釣る人はおらず、盛夏から晩秋にかけて最低でも10㎝、大きいものだと20㎝を超えるようなものが、一潮で束釣りなんていうのも別段難しい話ではなかったのです。

で、そういう河口の漁港で、奥まった船溜まりの、海底に障害物が多いような場所で釣りをしていると、決まって混ざってきたのが


ドンコと呼ばれる、ヌマチチブの一種。
味は結構いいのですが骨が硬く、当時は周りに倣って釣れてもリリースしていました。

ただ、それ以外にもう1種、混ざって釣れてくるものがあり、それがなんなのかは分かっていませんでした。
一見するとヌマチチブのようですがずっと大きく、マハゼにも見えるけど顔がいかつくて、鱗が大きくてザラザラしたハゼです。
分からないままに持って帰り、から揚げにして食べたのですが、皮に独特の風味があるけど普通に美味しかったという記憶があります。
ヘンなマハゼなんだろうな……ぐらいに思っていました。


それがウロハゼという別のハゼであるということを知ったのは、福岡を離れてからのことです。


ウロハゼは漢字で書くと「洞鯊」、障害物の隙間などに住んでいるハゼという意味のようです。
最大で20㎝を超えるハゼの中ではやや大型の種で、淡水の影響がある場所に多いとのこと。
専門的に採る地域はあまりないようですが、瀬戸内海では特殊な漁具を使って採ることがあるそう。


今回、吉池で購入したものもやはり岡山産です。
やはり福岡と岡山には何らかの縁がある様子。

「はぜ」という名前で売られており、値段もマハゼと同じくらい。
安いとは言えないくらいの値段です。


取り出してみると、大きく偏平な顔、大きくまだら模様のある鱗、そしてささくれた印象を受ける鰭。
小学生のころの驚きがフラッシュバックします。


鱗は剥がしやすく、処理は難しくないです。
開きにするのもマハゼと同じ感じにできます。


まずは生でちょっとだけ味見。。。

……(・~・)
なんか川魚臭がする……
これはアレですね、カマツカに非常に近い。
かなり川の河口に近いところで獲れた個体なのかもしれません。刺身は危険だったかも。

じゃあ、焼いてみましょう。

……(`・~・´)
おお、いいじゃんいいじゃん。
皮目に強い川っぽさがあるんですね。それが焼くと香ばしく、心地よくなる。

ということは、やっぱり揚げるのが

(≧〰≦)
一番美味しい!
皮目に風味があり、かつ川っぽさがある魚は、高温で揚げると風味がマイルドになり良い個性になります。
身はマハゼ同様ジューシーでほくほくし、味わいに富んでいます。
マハゼと同時に出して食べ比べとか面白そうだなー。

味:★★★☆☆
価格:★★★☆☆


内湾性の強いハゼということで、東京湾にも棲息しているはずなのですが、残念ながらまだ出会ったことがありません。
そして小学生だったぼくが「ヘンなハゼポイント」としてマークしていた場所は、マリノアシティの工事に伴い入れなくなってしまったと聞きます。
次にウロハゼと出会えるのはいったいどこでのことになるでしょうか。。。

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コメント

  1. 安川 富雄 より:

    ○○の河口の●●公園で夜ハゼ釣りすると結構サイズの良いのが釣れてきますよ~

    • wacky より:

      具体的な情報ありがとうございます! 念のため伏字にさせていただきました。。
      今度行ってみようかしら

  2. syousyou より:

    なるほど、本籍は岡山の県北…じゃないだと!?

  3. 常時ベスト より:

    ハゼクチは小学生の頃(17,8年前)、伊豆半島南部の河口で釣った覚えがあります。当初種名がわからなかったけど、マハゼにしてはえらく厳つかったのは印象に残っています。

    • wacky より:

      A川ですかね。。あそこはヤバいサイズのハゼが釣れることで有名ですが、おそらくマハゼかと思います。ハゼクチは大陸系遺存種で有明海、八代海にしか棲息していない、ということになっております。

  4. 鏡の破片 より:

    つまり某宗教の教祖(某ニンジャ小説における「あの男」)的に言うと
    岡山県岡山市=ベツレヘム
    東京都中野区=ナザレ
    って事で?かなり誤解を招く表現ではありますが…

    • wacky より:

      だいたいそんな感じですが、その表現は誤解を招きまくるので止めておきましょう!ww

  5. 西洋呑み屋 より:

    九州の福岡は、元々が岡山県備前長船の福岡から名前を採用していますよ。因みに、九州の方の福岡と名付けたのは、黒田官兵衛の子の黒田長政が筑前入りして本拠地の城を、西国一の大きな市で曽祖父が財成した事で縁が有った(元々の出身地)の備前の福岡から名付けられたので。

    • wacky より:

      そうでした、小学校の社会科の授業でやったなぁ……
      僕個人も福岡と岡山に縁が深いので、知ったときは不思議な気分でしたね……黒田さんとはいっさいご縁がありませんけれども

  6. はいね より:

    ウロハゼですか~。
    多摩川河口でちょいちょい釣れてきますね。
    最初は「でけぇ、ヒネハゼktkr!」と喜んだ物ですが、
    持ち帰って死んだ姿を見ると明らかに「コレジャナイ」ハゼに化けてて凹みましたw
    生きてる時は結構マハゼっぽく見えるんですけどね。(^^;
    味は良かったですが、マハゼと比べると骨が固かった印象でした。

  7. TA より:

    温暖化の影響なのか?
    大岡川でもうろはぜがかなり増えましたよ
    今年は不漁ですが