「餌取り金魚」の親分・オオスジイシモチが釣れたので食べてみた

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先日、伊豆で夜釣りをする機会がありました。

伊豆で夜釣りというと多くの人がイサキやクエなんかの大物磯魚を想像すると思いますが、ぼくが伊豆で夜に狙いたいターゲットといえばこの

絶品らしいと噂のハタンポを活造りにした
どうも今、ハタンポが流行っているらしい。 様々な釣り情報サイトやブログでハタンポの字が舞い踊っている。 果ては釣り情報雑誌で、アジのルアーフィッシング「アジング」に対抗し「ハタンピング」企画なんて物まで組まれる始末。 まあ確か...

ハタンポ。
見た目は竜頭蛇尾という感じの小魚ですが味は超一流、脂が乗って非常に美味しいお魚です。
伊豆諸島に行くとよく釣れますが、伊豆でも伊東より南に行けば釣果はかなり堅い……はずだったのですが。

サビキ仕掛けにオキアミをつけ、テトラポットの際で上下させるとすぐにアタリが!

おー引く引く、やっぱり平たい魚はよく引くねー……


……あれ、ハタンポじゃないね?

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オオスジイシモチが釣れた

シルエットは餌取りで有名な「金魚」ことネンブツダイとそっくりですが、5本の縦じまがくっきりと入っています。これはオオスジイシモチという魚のようですね。


ネンブツダイと同じテンジクダイ科に属しているので形がそっくりなのは当然かもしれません。南日本各地に棲息するようで、伊豆では伊東より南で多く見かけます。

ただ、目を見張るのはその大きさ。いやまあ全体基準で言うと小魚には違いないのですが、高々10㎝くらいにしかならないネンブツダイやクロホシイシモチと比べるとはるかに大きく、最大のものは全長13㎝近くあります。
過去にも一度釣ったことがありますが、その時も今回同様夜釣りでした。ネンブツダイやクロホシイシモチと違い夜行性が強いのかもしれません。あるいは昼間のボート釣りで釣れるとも聞くので、昼は深いところにいて夜は浅瀬に来るのかな?

ぼうずコンニャクさんのページにも「まとまって釣れる魚ではない」と書かれていますが、確かに前回は釣れたのは一匹だけでした。
今回は計7匹釣れましたが、ネンブツダイやクロホシイシモチと異なり群れでパタパタと釣れるような感じではなさそうです。岩陰に潜み、大きく泳ぎ回るようなことはなく、目の前に餌が来たらパクっと食いつくような感じ。メバルみたいな魚だな。。。

オオスジイシモチって美味しいの?

さて、そもそも多くの方にとってネンブツダイやクロホシイシモチ自体が全くなじみのない魚であり「そんな魚知らん」といわれてしまうかもしれません。しかし彼らは身近な海に棲息しており、そして釣り人にとっては良くも悪くも超絶メジャーな魚なのです。
大きな群れを作り集団で餌に喰いつく彼らは、倒しても倒しても無限に出てくるショッカーのような奴らです。本命魚のいる水深に届く前に、水面でこれらの小魚が食いついてしまうのだから釣りになりません。親の仇のごとく嫌う人も多いです。

その一方で意外と美味な存在としても知られ、主にから揚げにして消費されるほか、四国のほうではこれを使った煮干しが市販されているといいます。

「餌取り金魚」クロホシイシモチの煮干しでラーメンを作ってみた
「野食のススメ」第8回の記事が公開されました。 ↓↓ ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 星海社Webサイト「ジセダイ」で 「野食のススメ 東京自給自足生活」 を連載しています!! ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆...

正直、彼らがメジャーにならない(流通に乗らない)理由はその小ささゆえだと思っておりまして、これでもし20㎝もあればそれなりに人気の食用魚となっていたとは思うのです。

オオスジイシモチもそこまで大きいわけではないですが、これでネンブツダイ同様の美味しさなら、脱・未利用魚への道は近いものとなるでしょう。
ということで試食してみることにします。

刺身

これだけ大きければ半身で1切れの刺身にしても身の味がしっかりわかるはず。
皮つきと皮無しそれぞれ試してみましょう。


いただきまーす

……!? カルキ臭い……!?
あれ、もしかして器を漂白したてだったか? と確認、ついでに調理道具やらなんやらも一通り嗅いでみましたが怪しいところはありませんでした。とするとこの香りはオオスジイシモチからきているのか……?

皮つき皮無し、ほかの個体も試してみましたがやはり口に入れて少しするとカルキ的な香りがふわっと来ます。
これあれかな、いわゆる「カルキス」みたいなやつかな。ちょっと別の海域で採れたものも食べてみないと、刺身での評価を確定できません。とはいえ身の味自体淡白で歯ごたえもそこまであるわけではなく、手間のわりに美味しい刺身ではありません。生にこだわる必要はなさそう。

唐揚げ

ネンブツダイといえば唐揚げ、というかテンジクダイ科といえば唐揚げ。
ということでオオスジイシモチでもやってみました。


イシモチという名前の由来になったデカい耳石をもつ頭を落とし、内臓を出して


粉をまぶして

からり!

見た目は美味しそうですが、カルキ臭さが残っていたら味は最悪です。さて、どっちに転ぶか……


……(*´~`)美味い!
懸念のカルキ臭は全くなし。生だとつまらなかった身が揚げるとほくほくになり、水分の量と繊維質のほぐれ方がとてもちょうどよいカンジです。
そして特筆すべきはその香ばしい香り。皮や鰭からまるでエビを揚げたときのような香りがします。これがこの仲間が唐揚げに合う理由といえるでしょう。

中骨がちょっと硬いですが、これを南蛮漬けにするとあっという間に柔らかくなり最高になります。
やっぱ揚げて食べるのが最高だなー

味:★★★☆☆
価格:★☆☆☆☆


ネンブツダイやクロホシイシモチと大きく味が変わるわけではないけど、大きさがある分、その身のうまさをより感じやすいと思います。とくに南蛮漬けはあらゆる魚の中でもトップクラスに美味い!

ただこの仲間にはその小ささゆえにメジャーになったものもいて、長所は人それぞれなのだなとも思わされます。

ネンブツダイの仲間の「テンジクダイ」はお店で購入する価値あり!
うちの連れは金魚釣りが非常に得意だ。 金魚と言っても、縁日で掬われているあのコイ科の魚ではなく、海釣りの代表的な外道「ネンブツダイ」をはじめとしたテンジクダイ科の魚である。 (念仏とか天竺とか、仏教関連用語が並ぶが何か意味があるのだ...

夜釣りでしか見かけない(?)レアな「金魚」、釣れたらぜひ食べてみてください。悪くないよ!

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魚介その1(魚系)
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コメント

  1. みかばんちょー より:

    茸本さんこんばんは。
    子供の頃、ネンブツやオオスジイシモチには沢山遊んで貰いました。
    自分も彼らの臭い(カルキや漂白剤のような臭い)が気になって敬遠してました…
    自分、沼津や土肥周辺で釣ったので他の地域も臭うのか気になります。
    今後、彼らを釣った時は臭いをもっと気にしてみます。
    興味深い記事有り難う御座いました!

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