前回のつづき。
刺身では面白食感だったヌタウナギ、加熱したらどうなるか。
とはいえ実をいうと、加熱したヌタウナギ自体は食べたことがある。
横須賀・東部漁協組合本所の直売所で、一夜干しの干物にされていたものを購入したのだ。
(店員さんには売っているという意識はなかったようで「そんなもの買うんですか?」と言われたが…)
ジャキジャキとした食感に濃厚なうま味があり、なかなか美味しいものだったと記憶している。
なので身の美味しさはもうわかっている。
今回はむしろ
内臓の味を見てみたいと思ったのだ。
内臓を食べて大丈夫なのか?というギモンを持つ人もいるかもしれないが、わかりません。
でもまあ韓国では丸焼きにして食べられているし、食性的にはウナギやアナゴに近いから、食べて危ないってことは無いでしょう。
たぶん…
ヌタウナギの炒め物(with 内臓)を食べてみた
それと、このなんだかよくわからない部分。
口に直結してるということは胃かな…?
でも他のパーツと比べて大きいしめちゃくちゃ強靭、そして管っぽさが無い。
もしかすると生殖器官かな?
それぞれ取り出し、消化管は切り開いて流水でよく洗った。
フライパンにごま油を引き、内臓と小さく切った身を入れて、さっと炒める。
味付けは塩コショウのみ。
完成。
まずは身から、いただきマース
…(・~・´)
うん、すごい歯応え!
ジャキジャキゴリゴリしてあごが疲れそうだ。
でも生の時と違って素直に噛み切れる。
味はこれまた魚とは全く違うもの。
やっぱり鶏モツ系かな…クセもないし食べやすいね。
塩気は相変わらずある。
塩はあまり使わずに、味噌とかコチュジャンとか使ったほうが食べやすいかも。
焼くと身が縮んで脊索が登場するが、これがちょっとしわいものの、コリコリとして良い。
続いて肝臓。
うん、これも味濃いねぇ。
うな肝よりも鶏レバだねこりゃ。
身の大きさに対してそれなりの量があるし、捨てるのはもったいない。
でも食べすぎるとビタミン過剰症の恐れがあるので一度に1個くらいがいいかも。
腸。
これは牛モツ。
シロに近いかな。
内側のひだが大きくて塩コショウが絡みすぎるので食べる時は注意。
口。
歯(歯状突起)は見た目のエグさと裏腹にそこまで硬くなく、ポリポリとした印象。
まあ、特筆すべきことは無いけど…
謎パーツ。
ちょっとしわいな…
夜店で売られるちょっとカタいイカ焼きみたいな食感と味。
クセや臭いは無い。
油が適度に絡んで美味い。
うーん、捨てるとこないですねぇ…
いいじゃないですかー!
これで皮も財布にしちゃえば最高だねー!
うーん、もっといっぱい釣っていろいろ試したい…
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コメント
ヌタウナギレポも最高でした( ´ ▽ ` )
副産物のケムシちゃんはどうされるんですかねw
塩漬けとか…
ぶつ切りでOKってことは、胃の中身も食ってるってことですかね?