本当の「本物の数の子」を作って食べてみた②:干し数の子

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「本当の数の子」シリーズ第3弾。

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以前より仕込んでいた「干し数の子」が完成しました。

ここに至るまでは本当にいろいろあり、もしお手間でなければ上記の記事を読んでいただきたいとも思うのですが、簡単に言うと

干し数の子にあこがれすぎて偽の干し数の子を礼賛

本物の数の子について教えてもらう

生のニシン卵を手に入れる

冷凍処理をしない「本当の数の子」の味に感動する

干し数の子を作る

みたいな感じです。恥をさらしつつ成長していく料理漫画の主人公スタイルですね。


ぼうずコンニャクさんのところをはじめ、様々な文献で「本物の数の子」と呼ばれている干し数の子。果たしてそれはどんな味か。
確認する前に、その作り方を簡単にまとめておきましょう。

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干し数の子を作ってみた



生のニシンから取り出した卵巣は、食塩水で血をよく洗い流し、飽和食塩水に漬け込みます。


数日経つと卵巣の中の粒が立ち、数の子らしいツブツブ感が出てきます。
ここから塩漬けにして、水分をしっかり抜いていきます。


これを干していきます。
すでに気温が高くなっており、外で干すのはちょっと怖かったので、金網に乗せて冷蔵庫で干すことにしました。


……真っ白になった!
やべえなんか間違ったかな……もっと黄色く仕上がってくれるはずだったんだけど……
まあいいや、白いのは外側だけみたいだし、これでよしとします。


これを今度は薄い食塩水に漬けて塩抜き。水を変えつつ3日ほどかけてゆっくり抜いていきます。


日本酒、みりん、昆布だし、醤油で漬けダレを作り、漬けこんでいきます。


完成したのがこちら。

前回の「握り子」と比べると、房の形がはっきりとしていて数の子らしさがあります。
いただきまーす


……

……あれ?
うまいけど、あれ……? なんか、物足りない……
市販の数の子と比べると味や香りは強いけど、前回の握り子と比べると、魚卵の「脂っぽさ」が失われてしまっているように思います。
また、形こそ美しいものの、市販の数の子ほどに強い歯ごたえがあるわけではないので、その点でも中途半端さを感じます。
これなら、握り子のほうがずっと美味しいな……!

味:★★★★☆
価格:★★★☆☆


干し数の子、買うとめちゃくちゃ高いですけど、生の状態から作るとそこまで費用も手間もかからず簡単です。
しかし、握り子の味を知ってしまった今では、干す必要はないんじゃないかという気がしています。もちろん新鮮なニシンの卵巣が手に入るなら、というぜいたくな話ではありますが……

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