河口で釣れたコイが臭いとこの世のすべてを呪いたくなるよね(´・ω・`)

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タイトル出オチ。

過日実施いたしました「絶対に野食材しか食べちゃいけない2泊3日」で大トリをとりましたのが、コイ

このコイで非常につらい思いをした、という話が今日のネタです。

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絶対にまずくあってはいけないコイ

まず前提として、コイ自体はぼくは何度も食べてきていて、美味しいものも臭いものもあるというのは重々承知しています。

チェコ名物「鯉のビール煮」が食べたくなったので荒川水系で釣ってきた
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ cakesにて茸本朗の連載 「野食ハンターの七転八倒日記」 が始まりました! 野食失敗体験を中心に、ブログとはちょっと違った切り口の記事を...
都市河川産コイの泥臭さをフレンチの技巧(クネル)で抑え込んでみる
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なんですけど、今回採れたコイに関しては「絶対に臭くないはず」という確信めいたものがあったのです。
その理由は採れた場所。


コイが臭う場合、その原因物質は基本的には「ゲオスミン」ないしはその類似物質であることが多いです。
これは一部のバクテリアや細菌、真菌、藍藻(シアノバクテリア)などが代謝によって作り出す物質で、「雨上がりのアスファルト」に例えられる臭いを持ちます。濃度が低ければ調理でごまかせるレベルの「泥臭さ」となりますが、濃度が高いとそれこそ調理場が工事現場みたいな臭いになり、どうしようもありません。

ゲオスミンは有機物が多い水中で生成されるので、都市河川など生活排水の流れ込む場所で釣れる魚はどうしてもゲオ臭くなる一方、ゲオスミンの主要生産者であるシアノバクテリアの一種Coelosphaerium sp.は塩分耐性が低いことから、河口部~海水域で釣れる魚でゲオいものに当たることはまずないのです。



今回コイを釣った場所は、相模湾に注ぐ小河川の河口。全く同じ場所にクロダイやクサフグが棲んでおり、シロギスが群れで入り込むなど汽水というよりもほぼ海水といっていいところです。(コイは淡水魚だが塩分濃度の変化に強く、汽水域でも生息は可能)

堤防はさんで後ろは海


なのでまず間違いなく泥臭さはないと踏んでいたのですが……

河口で釣れたコイなのにハズレを引いた


釣れたコイはすぐに締め、海水で洗いながら調理していきます。

いつも鯉釣りをする荒川上流のコイとは異なり、オレンジ色の美しい「コイっぽい身」に気持ちは踊る……はずでしたが。

捌いているとぷぅんと漂う、強烈な「藻臭さ」。嫌な予感がする、いやむしろダメな予感しかしない。
それでも気持ちを強く保ち、調理します。

「とんがりコーンの味がする」野草、ツルナと一緒に、衣をつけて揚げてみました。なんちゃってフィッシュ&チップスです。
いただきまーす

……(・~・`)うーん……ウン? 美味い、けど、なんかやっぱりちょっと引っかかるな……


その後、さらに今度はコイの定番料理「鯉こく」を作ってみます。水をほとんど使わず日本酒だけでコトコト煮て、味噌も多めでトライしたのですが……

……(´;~;`)ダメだぁ……これは完全にアウト。、
もはやおなじみとも言えるアスファルト臭が口の中を一杯に満たします。ここまでのコイにあたったのは久しぶりです。


これが普通の川とかで釣ったものなら「ハズレを引いたな、しゃーない」で終わりなんですが、今回のコイに関しては場所が場所なので受け入れがたく、しばらくガチ凹みしていました。こんな場所のコイがダメだったら、今後胸を張って「コイは臭くない、美味しいところのは美味しいから食べさせてあげる」ということができなくなってしまうからです。


それでもなんとかして原因を考えることもできないことはないです。
例えば、単純にこのコイが「回遊型」で、「今は河口にいるけど、上流にいることもある」ような個体であるとかね。
そういえば……このコイ、パンで釣れたんですが、それは普段からパンを常食しているということだと思われます。どこの川にも迷惑なパン遣りジジイ(稀にババア)はいるもんですが、しかし河口のコイにパンをあげるやつはこれまで見たことがないです。ということは……こいつは普段上流でジジイからパンを貰っていて、しかしたまには河口でテナガエビでも食ってやろうと回遊してきたところでぼくの竿にかかってしまった、ということかもしれません。


まあ真相はコイに聞いてみないとわかんないんですが、とりあえず今回はそんな感じのこじつけで刀を納めたいと思っております。今後も引き続き「河口のコイ」については調査していきたいと思っています。

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魚介その1(魚系)
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コメント

  1. すぅ より:

    おそらく場所はTだと思うのですが、ここをホームに鯉もよく釣っています。
    しかしここはダメですね。。。生活排水がいっぱい入っていますし、ずっと砂泥底です。
    ご明察で、基本的に干潮時はすごく水が減るのでこの辺まで鯉は降りてきますが、満潮時はもっと上流の駅裏付近にたまっております。
    もちろんかわいがられていて、昼間はパンをもらえる場所に占拠してますし、夜は割と散っています。
    知ってる錦鯉が何匹もいるのでよくわかりますが、その駅裏の群れとその河口までくる連中と同一です。
    この川は神奈川でもかなりいろんな生き物がいる良い川でもあるのですが、鯉も馬鹿でかくてメータークラスもぽつぽついます。

    昔から食べてみようと思いつつ、釣れるたびに匂いが…なのであきらめていたところでもあったのです。
    本当においしくなかったとのことで大変残念です。。。

  2. よるひらく より:

    おひさしぶりでゲス。

    本文中の「参考→宍道湖におけるジェオスミンを産生する藍藻コエロスファエリウムに関する研究(PDF)」が「file:///C:/Users/atsuko/Downloads/o334_fulltext.pdf」という、たいへん恥ずかしいことになってるので修正した方がいいでゲス。
    アツコちゃんによろしくでゲス!

    修正後、このコメントは音もなく消えるでゲス。。。

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