どこにでも生えてる草で辛子高菜……ならぬ「辛子カラシナ」を作ったらすごくハッピー

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先々月のことですが、うちの近所にめちゃめちゃ美味そうなカラシナが生えてるのを見かけたんです。

カラシナは日本全国の河川敷にだいたい生えてるありがたい山菜(山じゃないけど)。葉も茎も蕾も食べられる上に種はマスタードになるなど、非常に役立つ野草です。

多摩川に自生するカラシナの種で「ディジョン風マスタード」を作ったら『魚用和風マスタード』ができた
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ですがその一方で味は辛味と苦味が強く、好みが分かれます。個人的にはちょっと苦手。

なんで今回は色々と手をかけてみることにしました。

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カラシナ漬けは高菜漬け?

採ってきたカラシナをよく水洗いして、10%ほどの塩で漬けます。重しを乗せてしっかりと水分を抜いて。

2ヶ月ほど経つと

いい感じに漬かりました。取り出して香りを嗅いでみると……

(`・∞・´)うん、やっぱり高菜だね!!

予想通り、美味しそうな高菜漬けの香りがします。
実は高菜はカラシナを改良して作られた野菜で、葉から爽やかなピリッとした香りがします。これを漬物にすると得も言われぬ食欲をそそる香りになるのですが、カラシナも漬けたら同じようになってくれるんじゃないかと期待していたのです。うまくいってよかった!

そのまま食べるとさすがにしょっぱすぎたので、一晩塩抜きして

ごま油とみりんで炒めてみました。いただきま~す

……(゚∀゚)ウマー
これはなかなかの美味しさ。カラシナ漬けの香りは加熱すると強くなり、漬物独特のヒネ感も合わさってコクが出ています。
これはご飯が進みまくる。ただちょっと茎の繊維が硬いですね、もっと細かく刻んだほうがよろしいな。

これなら、アレも美味しく作れるはず……!

辛子カラシナ、すばらしい

高菜漬けは西日本で広く親しまれており、その加工品も多く存在しますが、なかでも最高峰なのが福岡が誇る「辛子高菜」でしょう。

有名なコピペ「高菜、食べてしまったんですか!?」でも知られる通り、博多ラーメン屋さんでは欠かせぬ存在でもあります。
これをカラシナで作ってうまくいったら最高です。やってみましょう。

塩抜きしたカラシナを5mm幅に刻み、醤油、みりんと砂糖を加え、ごま油で炒めます。

そこにすり胡麻と一味唐辛子を加えて混ぜ、

鰹節を加えて混ぜたら完成。

いただきま~す

…(≧〜≦)からうまー!!
いやいやこれは我ながら完璧です。すこし高菜より苦味が強いので甘みを強めにしたらガッチリとハマりました。
甘じょっぱくて辛くてコクがあって良い香りがあって最高です。博多で市販しても勝つるレベル……と思う。

そしていよいよ本番です。

ドーン!!!

家で作ったラーメンにならいくら辛子高菜(高菜ぢゃないけど)ぶちまけても店主に怒られることないぜ!!そして味も最高です。

味:★★★★★
採取難易度:★☆☆☆☆ 河川敷なら割とどこにでも。河口近すぎるとハマダイコンに負けるので少し減ります

ちなみに根っこもちょっと辛いカブみたいでかなり美味しいです。これも漬けてあるので今度なんかしよう

カラシナ採ってる時に見に来たワンちゃん。お目々キラキラでかわいい(*´ω`*)

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