老鶏がくそ安かったので栗子燜鶏を作ってみた

シェアする

★☆★☆★
茸本が原作を担当している
「僕は君を太らせたい!」
は小学館ビッグコミックスペリオール誌にて連載中です
☆★☆★☆
↓↓




↑↑画像をクリックするとAmazonのページに飛びます↑↑

試し読みはこちらから!


メルマガ & note はじめました!
↓↓こちらからどうぞ↓↓

メルマガ「タケモトアキラの食欲中毒」紹介ページ
note(まだあまりコンテンツありません)




昨年、櫛田川野食会を控えた前日、Sさんに松阪のB級グルメをご馳走してもらいました。

松阪といえば牛、というのが全国的なイメージですが、当地ではむしろ鶏肉が愛されているそうです。
食べ方も独特で、一口サイズのぶつ切り肉を焼き網で焼き、みそダレをつけて食べるという「鶏焼肉」というもの。

これがめちゃくちゃ美味しくて「さすが肉の街、鶏の扱いも上手いんだなぁ」と唸らされました。

とくに美味しかったのが「おやどり(めす)」。

若鶏と対比されているのですが、つまりは卵を産まなくなっためんどりのことです。
ご覧の通り色がたいへん濃く、焼くとぎゅっと締まって地鶏もかくやという弾力と味の濃さが楽しめます。ってか下手な地鶏よりはるかに美味い。
こればっかりおかわりしてました。


このおやどり、流通上は「老鶏」あるいは「廃鶏」と呼ぶことが多いようです。
ちょっとあんまりな呼び方だと思うのですが、採卵できることが前提で養殖されているめんどりは生き物というよりも工業製品という扱いなのでしょう。
卵好き民族日本人としてはこれを責め立てることはできません。

いっぽうで、この肉の旨味を知っている人も地方によっては多く、老鶏専門の卸業者さんもいるようです。
また福岡には「かしわめし」という鶏肉の混ぜご飯がありますが、このかしわというのも本来は老鶏のことを指すと聞いたことがあります。
味が濃くて煮込むとよい出汁が出る一方で、そのまま食べるにはちょっと硬い(とくに皮が)ため、煮込んだりよく加熱する料理が合うとされます。
その意味では松阪のおやどりはちょうどいい硬さだったなぁ、あれは廃鶏のちょっと手前のものだったんだろうか?

広告
広告

老鶏めっちゃ安いし美味いし最強じゃん

さて、先日中華街のスーパーを訪問した時に、冷ケースに貼られていた値札を見てちょっとびっくりしました。

350円って、えっ?
だってこれ1㎏はある中抜き丸鶏じゃん。ちょっと安すぎない……?

鶏自体がかなり安いものなのかと思い、横の若鶏を見てみると

普通だ……
老鶏、若鶏よりも安いとは聞きますが、ちょっとこれはびっくりです。
しかも国産らしい(国外から運んで来たら、逆にここまで安くはできなさそう)

もみじよりも安い


もちろん購入しました。ここのスーパーは怪しいものは置かないので、こういうときも信頼できるのがありがたい。



帰宅し、解凍済みの老鶏を適当にぶつ切りにします。

肉の色が濃く、筋や皮がかなり強靭です。例えるならばスモークターキーのような感じ。
そのまま焼いてもちょっと歯が立たなさそうなので、何か煮込む系の料理にしたいけど……どうしようかな。。

……そうだ!
先日、Twitterで見かけた「栗子燜鶏」ってやつを作ってみよう。

酒徒(しゅと)さんのツイート

調べてみると、栗と鶏肉を醤油味で煮込んだ料理だそうです。
栗か……去年の夏にてーぼーさんと一緒に拾った栗があったけど、ちと少ないな。
面倒だし天津甘栗買ってきて入れちゃおう、中国の栗だし良かろーもん。



ということでさっそく作っていくことに。
まずは中華鍋に油を熱して、ニンニク、ショウガ、ネギを刻んで炒めます。

そこにぶつ切りにした老鶏を入れて炒め、続いて栗も入れます。

醤油、砂糖を適量ぶち込み、味が回ったらお湯をひたひたになるまで注ぎます。
あとはこのまま、水気がなくなるまでじっくり煮るだけ。


……予定よりかなり黒くなってしまった。醤油入れすぎたかな……
まあいいや、大事なのは味。いただきマース。


……(`≧〰≦´*)バッチリ
かなり煮込んだのに、さすが老鶏だけあって皮も身もばつんばつんです。
歯を押し返そうとする弾力に負けずに噛み締めると、名古屋コーチンをもしのぐような旨味の塊がじゅわっと出てきます。


そしてその老鶏の旨味をたっぷりと吸い込んだ栗が美味い。絶望的に美味い。甘みと旨味がお互い高めあってます。最高!(ギータのものまねをしながら)
これ鶏肉よりも栗の方を多くして延々栗食ってたいです。イモとかでもきっと美味しくなるな。

味:★★★★★
価格:★★★☆☆



これ、間違いなく若鶏で作っても美味しいんだろうけど、一度老鶏でやっちゃうと今後若鶏で作ろうって気は起きないなぁ。
老鶏、食べてて箸が折れちゃうくらい硬くて、途中から手づかみで食べてたけど、それでもむさぼり食べたい味でした。次中華街いったら老鶏買い占めよう。

広告
広告

シェアする

フォローする

広告
広告

コメント

  1. kaiou より:

    水炊きはいかがでしょう?<老鶏

  2. 鮎釣り大好き@近所の人 より:

    下手な地鶏よりよっぽど使いやすいですね。

    ウチの近所にないかなぁ?養鶏場とかいっぱいあるので、直売所覗いてみなくっちゃ。

    きりたんぽかだまこ鍋にするとよいかなって思います。

  3. ざざむしよりも蜂の子派 より:

    あけましておめでとうございます。
    茸本さん、テレビ見ましたよ!
    野草の採取案内と、イボセイヨウショウロのアドバイスお疲れ様でした!
    某ざ◯むしさんからこちらを知り、早3年(いや4年かも)いつも楽しみに読ませてもらっています。
    老鶏といえば、昔見たテレビを思い出しました。
    どこかの洋食屋では500円のワンコインランチとして、老鶏の巨大ソテー定食を出しているとのこと。その時は、「なるほどねーそれで安いんだ」くらいの感覚で見ていましたが、この記事を読んでにわかに興味が湧きました。うまそーですね

  4. メローニン より:

    楽しい野食、異食、挑戦食の記事、いつも楽しみにしております。
    親鳥。若鶏とは別物のように美味しいですね。アメ横センター街地下でも「老母鶏」といって安いですよ。350円。3羽1000円。「業務スーパー」でも冷凍品が同じくらいの値段です。美味なれど、さばくのが脂まみれで大変なのと、食べて歯に負担がかかります笑。

  5. おみ より:

    おぉーそこの焼き鳥よくいきますよ!
    旨いんですよね(^人^)