キノコは生で食べるもんじゃないんです。キノコ臭いし、分解酵素持ってるし。
マイタケやシイタケみたいに、生だと中毒するものも多いんです。
そもそも生で美味しいキノコってあるのかしら?カンゾウタケだって酸っぱくて菌臭するし、いいもんじゃなかった。
キノコは加熱が基本、生食する奴の気が知れないね。
…なんて思ってた時期が私にもありました。
タマゴタケのサラダは見た目だけの料理ではなかった
タマゴタケは世界中で食用にされているキノコであるが、とくにヨーロッパ諸国では「カエサルのキノコ」と呼んで珍重している。
フランスではオロンジュ、イタリアではオーヴォリという名前でも親しまれており、この両国では幼菌を生で料理に使うらしい。
ブルターニュから美味しいもの便り キノコ狩りへ(セップ&オロンジュとってきました)
Ristorante CUCINA オーヴォリ茸
今回、卵に包まれたままの幼菌を見つけたから試しにカルパッチョ風にしてみることにした。
まあ、採取の時点ではこれがホントにタマゴタケかどうかはわからないんだけどねw
半分に切ったら中も真っ白(ドクツルタケ)だったら笑うなぁ…
うむ、くるしゅうない。
幼菌は色がビビットでつるつるてかてかしててホントにかわいいなぁ。
よく切れる包丁で、丁寧にスライスにする。
他のキノコと比べて脆いタマゴタケの調理はいつも緊張する。
さて、これを皿に載せて供すればいいんだけど…
なんか殺風景だね。
それに赤味も足りない。
じゃあ、トマトだな。
うん、こんな感じ。
あとはオリーブオイルと塩コショウで味を調えて
いただきマース
(・~・;)…!
う…美味い…
傘はコリコリ、柄はサクサク。
触った時のもろさからは想像のできない歯ごたえの良さ。
そしてナッティな風味があり、旨味が強くてオイルと良く合う。
カビ臭さとか、悪いキノコ臭も全然ない。
味:★★★★☆
価格:★★★★☆
うーん…なんかショック。
マッシュルームみたいな「見た目だけ」の料理ではなく、堂々とメインを張っていると言える。
まあそれでも、身体によい食べ方ではないと思うけどね。(負け惜しみ)
コメント
次回あったらやってみたいなぁ。
シロタマゴタケの卵で同じことやる勇気は全くないですが。
ある日突然ドクツルに憧れて有毒のシロタマゴタケモドキとか生まれそうだしw
美味しかったですよ!
卵状態か、本当に顔を出したばかりのものでないと作れないと思うので、そういうのが採れたらぜひ試してみてください!
たとえばタマゴタケにそっくりな別種のキノコが発見されたとしても、それまで誰かが食べている可能性が高いので引き続き安心して食べられますけど、白いテングタケを食べたことのある人間はほとんどいないと思うので(長野県民は除く)、シロタマゴタケが食べられると分かっても試す人はいないでしょうね。