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先日、銅蟲さんたちと一緒に今シーズン初のウツボ釣りに行ってきました。
シーズンインなので pic.twitter.com/ZzsaHiqg2A
— 茸本 朗(たけもとあきら) 「野食ハンターの七転八倒日記」好評発売中! (@tetsuto_w) November 17, 2017
まあでもこの話はまた近いうちやるとして(やらないかもしれないけど)今日はそのあとに購入した魚の話です。
本気のヒラソウダに太刀打ちできるサバ科はいるのか
ウツボについて比較的早めにカタがついたので、帰りの道中に佐島の丸吉商店さんに立ち寄りました。
理由はこのツイート。
ソーダガツオ恐るべし🎵 pic.twitter.com/TUOUm4SWWW
— 佐島 マルヨシ商店 (@maruyosisyouten) 2017年11月9日
なんですかねこれ。完全にポルノじゃないか。
サバ科の魚はいずれも秋の終わりにかけて脂がよく乗ります。有名な戻りガツオなんかがそれね。
でもヒラソウダは本ガツオに比べて沿岸性が強いせいか、脂ののり方がひと段落上のように思います。
そういえば富山に移住する前に、せつなさんが「11月は脂のやばいヒラソウダが回ってきて、知ってる釣り人は目の色が変わる」みたいな話してました。
なるほどこれか!
サバ科の中でも「○○ガツオ」と呼ばれる仲間は身に上品な酸味があり、脂がのっていない状態でも美味しく食べることができます。(初鰹とかね)
でも、そこにDHAベースの上品な高度不飽和脂肪酸が乗っかるとね……もうね……
トロッジュワッ(脂が舌に溶けて甘みが広がる)スッ(酸味で舌がリセット)トロッジュワッスットロッジュワッスッ
みたいな感じで脳みそが侵されていき「いっそ殺して」って感じになっていきます。
丸吉さんのツイートを見て気分になってしまったワイは、再び大脳旧皮質を虐殺されに行くことにしました。
トロトロヒラソウダを生ハム風に
購入したのは3本。
気持ちになってもらおうと思い、銅蟲さんとこに持ち込んで捌かせてもらいました。
ワァーオ。ポルノですねぇ……完全に18歳未満禁止。
なぜこんなに皮下脂肪をため込む必要があるんだい?(自分の腹を見ながら)
あーうまいうまいうまい。
ジュワトロ攻勢でヒラソウダ元帥にダイレクトに脳の本丸を陥落させられます。
青唐タタキ(青唐辛子と一緒にナメロウ状にしたもの)もサイコー。
個人的には青唐タタキは九州の甘い醤油と合わせるのがよく、銅蟲さんにも食べてもらおうと思っていましたが持参し忘れました。次回は絶対食わすという固い誓いが必要
残りの2匹もやっぱり生で食べたいのですが、難しいことに翌日から2日ほど家を空けることになっています。
鮮度が何よりも大切なソウダガツオ、このままでは食べられなくなってしまう……
と、ここでひらめきが起こり、ちょっとした仕込を行うことにしました。
3枚におろしたヒラソウダの血合い肉をそぎ取り、
しっかり塩をしてから、脱水シートで包みます。
まる2日おいて、
取り出してそぎ切りに。
簡単「ヒラソウダ生ハム」の完成です。
……(;〰;*)
うまーい!!
水分が抜けることで、その魅力的なムチムチとした弾力がより楽しめます。
脂の層は当然そのままなので、濃縮された身の風味とともにとろっとした脂の甘みが楽しめます。
一緒に脱水シートにくるんでいた腹皮は焼いていきましょう。
……あーやベー美味い。
焼酎のおともに最適なことで知られるカツオの腹皮ですが、ヒラソウダのそれは一段上の油の量。
焼酎でもいいけどビールはもっといいな、ギネスに合わせたいいいいい。
味:★★★★★
価格:★★★★☆
こんなに美味しい今の時期のヒラソウダですが、一番恐ろしいのは
200円/匹
だったんですよこれ。3匹600円。
安いなんてもんじゃないですよ、なんかの間違いだよこれ。
ワイが横須賀住んでたら週3で朝飯にソウダの塩焼き、晩酌は青唐タタキですね。
ともかく今食べといたほうが良い魚の筆頭です。
コメント
旬の平ソウダ、美味いですよねー。
釣り人でもこの味を知ってる人が多いかと言うとそうでもないんですよね。
結構皆さん捨ててますもん。
ちなみに旬の平ソウダの中でもまれに50cmぐらいの平ソウダがいるのですが、これは物凄い脂の乗りで、もはやソウダを食べてるとは思えないうまさ。
ぜひ一度食べてほしい。
買ったソウダがそんなサイズの奴だったら私も買いに行きたい所です。
驚きました。こんなに脂のっているソウダガツオ見たことないです。
葉山らへんの貸しボートでマルソウダに混じってヒラは夏から秋にかけて
釣れますが(40cm以下主体)、脂のりはよくないです。
今年は今も回遊しているようで、その個体は脂のりがよさそうですが。