ジンをマネてメタセコイア(ラクウショウ、コウヨウザンかも)の芽をお酒に漬けたら色だけは素晴らしいものができた

ジンってお酒あるじゃないですか。すげー青臭い蒸留酒。
あれ、好きなんですよ。

うちにあるやつ

うちにあるやつ


あれってなんであんなに青臭いのかというと、風味づけにネズというヒノキ科の針葉樹を使っているからなのです。
ネズの果実を蒸留前あるいは蒸留後に漬け込んで成分を抽出するわけです。
先日作ったイヌガヤ果実酒と同じようなカンジですが、風味はかなり違います。
普通のカヤで作ったらもうちょっと似てくるかな?


他にもアブサンとかシャルトリューズとか、怪しい緑色をした青臭いお酒が結構好きなのです。
リキュールの類なら、原材料さえ手に入れば作ることができるから、やってみようかなぁと日ごろから思っているのですが、そんなある日のこと。

 

謎の針葉樹の新芽を手に入れたので酒に漬けてみた

いつもの山でキノコ狩りをしていると、作業道の脇の間伐材を積み上げているところに鮮やかな緑色のものが見えた。
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近くに寄ってみると、針葉樹らしい丸太から、腋芽が大量に発生していた。

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何の木だこれ……山でこんな葉の針葉樹、見たことないぞ……
同行していた山に詳しい友人もよくわからんとのこと。


とりあえず、1本折り取って臭いを嗅いでみると、鮮烈な青臭さと松脂香がする。
これ、お酒に漬けたら面白くなるんじゃないか……?

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ちょっと試してみようと思い、持ち帰って、残っていたスピリタスの瓶に投入してみた。
彼の抽出力をもってすれば、24時間もあればいいカンジに風味が付くだろう。




……そして、2週間の時が流れた。

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めっちゃ緑やんけwwwwwワロタwwwww

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しかもグラスに注いでみると、濃縮された青臭さと松脂香にキッチンがコンタミされ、まるでヨモギを浮かべたヒノキ風呂に使っているような気分に。
これ、飲んでいいのかな……


針葉樹の多くは自身を保護するために精油成分を保持しているものが多いが、人体に毒があると言われているものはあまりない。
しかし、庭木や街路樹にもよく利用されるイチイをはじめとしたイチイ科の樹木には強毒があり、誤食すると命にかかわることもあるという。
スピリタスでイチイの成分を抽出したらそれって凶器になるんでは……


自分は針葉樹には非常に疎く、調べてみても樹種がいまいちわからない。
そこでTwitterで聞いてみたところ「メタセコイアではないか?」との意見が。

メタセコイア! これは盲点だった。。
自然下にはほとんど生えていないが、街路樹として用いられていたものを何らかの理由で伐採し、ここまで持ってきたと考えてもおかしくはない。
スギに似てはがれやすいが、より赤みが強い樹皮や、ちょっと成長した羽状の葉など、いくつかの特徴が当てはまる。

(2016.11.14:ラクウショウでは? とのTweetを頂きました。確かにそのように見える部分もあり、自分では結論がつけがたかったのでタイトルを併記することにしました。)
(さらに追記:コウヨウザンという指摘も。ヒノキ科の同定って難しいな)


まあ、もし仮にメタセコイアでなくても、イチイ科の樹木ではなさそうだし、飲んで「ただちに人体に影響が出る」様なことは無いだろう。

ということで、ちょっと口に含んでみると
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(;゚;艸;゚;)ウボォァァァ
こ、これはアカンやつや!
昔、グリーンの香りが売りの食器用洗剤(原液)を間違えて飲んでしまった時と同じ衝撃!
すぐ吐き出してうがいをしたが、動悸が収まらない……
これやっぱりアカンやつだったか?


しかししばらくすると落ち着いたので、今度は薄めてトライすることにした。

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薄めるとまるでカリフォルニアの樽熟成シャルドネのような色合いが……

……(´・益・`)
やっぱりちょっとキッツイけど、香りと比べると味にクセは無い。
香りも、キツイアルコールの香りは薄まり、ヒノキ風呂で草餅を嗜んでいるようなイメージになった。
これくらいなら、カクテルのベースに使うぐらいのことはできそう。

味:★★☆☆☆
価格:★★☆☆☆



でもまあ、もし万が一イチイだったらヤバいし、香り嗅ぎ過ぎて頭痛くなってきたからもう飲むのはやめます。
今後は湯船に数滴入れてヒノキ風呂ごっこにでも使おうかしら。。

 
 
 

コメント

  1. banya より:

    葉っぱのつき方が雑なのでコウヨウザンじゃないですか
    (メタセコイアは対称に葉脈が出て並行に葉っぱがつく
     新芽でも枝は割と茶色い)

    あと萌芽しやすいです(重要)

    • wacky より:

      コウヨウザン、調べたら新芽のようすが限りなく近いので、これかなぁという気もしますが、確信は持てないですね。これも併記しましょう。ありがとうございます!

  2. ひろまえ より:

    次は130種類の野草を集めて自家製シャルトリューズ造りに挑戦でしょうか。

    • wacky より:

      あれって厳密な作り方は分からないらしいですねぇ……ただメインはアンゼリカということで、シシウドでもブチこみゃ似た感じの酒できそうですね。絶対やらないけど

  3. ウピスコ より:

    (´・益・`) この顔wwwww
    僕、やる夫スレを初めとする顔文字・AA系文化が好きなのですが、特にこの変顔シリーズは堪らん…。人の感情を記号と漢字でこうも的確に表す文化素晴らすぃ。
    イチイって、某エロゲ知識から昔は弓の材料だったよという偏った知識しかなかったのですが、毒あるんすね…しかも結構強そうな…。
    動悸とか怖い!しかし個人的に昔のことながら原液を飲んでしまった経緯と術後を想像すると↑の顔になりながらハラハラしてしまいます

    • wacky より:

      (・ェェェ・)→(・皿・;)→(´・益・`)
      みたいな感じでしたね!

      おかげで特になんてことなく過ごしてます。。イチイではなかったということでいいのだろうか……

  4. 西洋呑み屋 より:

    あー、スピリタスって96°有るから、少々薄まった程度では90°超えるので、そりゃー口の中がエラいことに成ります。w 半分に割って、普通のジンの度数。
    ちなみに、植物のグリーンの元であるクロロフィルは、不安定なので緑を維持しようとすると45°以上は必要です。
    なお、フランスのアルザス地方では、モミの木の新芽を漬け込んだリキュールが有るので、砂糖を加えるのも良いかも?w

    • wacky より:

      口の中というより、香りにノックアウトされました。。ヒノキの精油をそのまま顔にぶちまけられたような……

      やっぱりあるのか、針葉樹の芽リキュールw人類というのは、全くなんでも試してみようとしますねぇ。。

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