1000回の記念に「殺人クラゲ」ことカツオノエボシを美味しくオシャンティに食べてみた

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魚介その2(魚以外)

なんかどうも当記事が、このブログの1000個目の記事になるようです。
足かけ8年ということになるでしょうか。どこのだれが読むのかわからない無料ブログの更新をここまでよく頑張ったものです。自分で自分をほめてあげましょう。


本当はお祝いの野食会でもやりたいものですが、残念ながら時勢がそれを許さないので延期したいと思います。
ところで全く関係ないですが、当ブログのサイドバーには茸本家のほしいものリストのリンクが置いてあります(スマホの方はフッターメニューからサイドバー開けます)。そしてこちらも関係ないですが、ぼくは来月4日が誕生日となっております。
よろしければよろしくどうぞ。


くだらないことは置いといて、昨日予想外にバズった殺人クラゲことカツオノエボシの記事ですが、美味しいとか言いながら茹でたものを食べるだけの尻すぼみな記事で、こんなに読まれると申し訳なさがあります。

殺人クラゲ「カツオノエボシ」は出汁が効いてて美味い
先日より、湘南方面でカツオノエボシが大量に漂着しているというニュースが流れています。 【注意】猛毒カツオノエボシの漂着相次ぐ 神奈川刺されると痛みが走り、呼吸困難で死亡する例も。今夏は海水浴場が開設されず「海岸に救護所がない」として、...

もうちょっとちゃんと調理して食べないと申し訳ない。ということでやっていくことにしました。

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カツオノエボシをできるだけ美味しく食べてみた

カツオノエボシ、こう見えて意外と旨味が強くて美味しいということが分かりましたので、基本的にしょっぱい料理にすると美味しく食べられそうです。


そしてこの透明感とシズル感、これも生かさない手はない。


エビと各種調味料、片栗粉を混ぜて具を作り


乾燥させたカツオノエボシの皮を切って開き


中に具を詰めて、キャベツの葉に乗せて蒸し上げます。


殺人クラゲのエビ餃子、完成!

……うーん(;´∀`)ダメだ、映える仕上がりにならなかった……
そもそもさかまつきさんが「ぼくならウミギョウザと名付けそう」とおっしゃってるのを聞いて試してみたのですが、これギョウザにするのはかなりテク要りそう。
皮が相当縮んだ上に、そもそも透明度が高いので皮の存在が分かりにくくなってしまっています。間違いなく皮に包まれてはいるのですが……

味はどうでしょうね。
いただきまーす

……(`・〰・´)ふつうにうめぇ
皮の存在感が薄いエビ餃子ですね。口の中で探し続けるとカツオノエボシの食感&味が見えてくる、みたいな。
もっと大きい個体の浮袋を使って作ったら、中華料理の珍味的な存在になれそう。

味:★★★☆☆
価格:★★☆☆☆

カツオノエボシをできるだけ映えるデザートにして食べてみた



さて、こんなきれいな食材なんだから、デザートにもしてみないとモグリです。
しかし甘くしようとすると邪魔するのが、カツオノエボシの組織にしみ込んだ海水(もしくは組織液)。これを抜いてやらないことにはどうしようもありません。
ということでひとまず食塩に漬けて組織液を抜き、ミョウバンでタンパク質を固定します。


真水で塩とミョウバンを抜いて、さらにブルーハワイシロップに漬けて甘くすると同時に、生きていた時の色合いに近づけます。


美しい。

その間に、グラスに牛乳を入れてレンジで熱して、ゼラチンを溶かし、冷やし固めます。
ブルーハワイシロップを薄めてレンチンしゼラチンを溶かし、さらに熱いうちに、触手が浸かるようにカツオノエボシを浮かべて

そのまま粗熱をとり、さらに冷やして固めます。ヒトデの砂糖菓子も浮かべよう。


砂浜風の背景


できた! 「初夏の相模湾を漂うカツオノエボシゼリー」完成!!



波間を揺蕩うカツオノエボシが可愛らしい映えデザートです。触手にだけ熱を入れることで、形状を崩さずに刺胞毒を無効化しています。


いただいてみましょう。いただきまーす。


……(;´~`)うーん
カツオノエボシ、甘くはなってるんだけど、生の状態だと食感が完全にチャンジャのそれですね。そこはかとない生臭さがチャンジャ感をより一層盛り上げる……
ゼリーのほうはゼリーです。はい。完全に見た目だけのデザート。でもお前らこういうのが好きなんでしょ?

湘南に行けないのなら湘南の海を自宅に持ってこよう

味:★★☆☆☆
価格:★☆☆☆☆

やっぱりしょっぱいほうが美味い

いろいろやったうえでこんなこと言うのもあれだけど、たぶん普通に茹でてきゅうりと一緒にポン酢で和えて食べるのが一番美味しいと思う(;´∀`)
食感が良く旨味があるので食材として使えないことはないという結論です。でも危険を冒してまで拾い集めて食べるほどでは……ないな。。フツーにクラゲ買って食べるのがおすすめですよ。

ところでカツオノエボシに似た仲間にカツオノカンムリ、ギンカクラゲといったヒドロ生物がいますが、あれも美味しいのだろうか。食べてみたいですね~



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ブログとはまた違った切り口の文章をお楽しみいただけると思います。ぜひお手にとっていただけると嬉しいです!

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コメント

  1. もるだ読者 より:

    1000 回おめでとうございます!!

  2. 低音担当 より:

    先ずは掲載1000回おめでとうございます。
    何時も楽しく読ませて頂いております。
    記事中で、カツオノエボシの色付けにブルーハワイシロップを
    使われております。ご存知かとは思いますが、「蝶豆花茶」という
    台湾などで愛飲されている真っ青な色のお茶があります。
    こちらでしたら、ほぼ味が無いので使いやすいのではないでしょうか。
    現地ではこれを使って青い飯を炊いたりしています。
    自分も試しましたが、青い飯は食欲が減退する色でした。
    ご参考までに。

    • 茸本 朗 より:

      ありがとうございます!
      バタフライピーですよね、これを使ったお菓子は何度か食べさせてもらったことがありますが、確かに味はほぼしませんでした。カツオノエボシをしょっぱく調理するには、確かに最適かもしれませんね。
      そこまでして青い料理を作る必要があるのかについて、胸に手を当ててじっくり自問自答したいと思いますw

  3. 通りすがりの名無し より:

    食用色素の青と、寒天を使って、酢の物にしたらどうでしょうか。
    色味のせいで、脳が、バグを起こしそうですけどw

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