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これまで
サカタザメ(ホントはエイ)


カスザメ(エイっぽいけどサメ)


 を食べて、次食べるのはやっぱり
ウチワザメだろう、という話を翔さんとしたのが昨年の話。
その後、愛媛にウチワザメを専門に取り扱っている業者さんがいると聞きつけた翔さんが、今回の豊栄便に入れて送ってくれたのがこちら。


 …イカナゴをどけてみよう。
ウチワザメはサメ?エイ?
サカタザメはまだ分かるよ、だって後半身はサメの形してるもんね。
 でもこのウチワザメは、エイの尻尾がちょっと膨らんで申し訳程度の鰭がついただけじゃん。


 前半身はどう見たってエイだよ。
 だってエイヒレついてるじゃん!


 和名は誰が名付けたのか知らないけど「尻尾が魚体風ならサメ、鞭状でシンプルならエイ」って基準で名付けられちゃったんだろうね。
 申し訳ないけどそれで納得する人は多数派ではないと思うな…
ちなみにウィキピーディア先生によると、サメとエイの区別は鰓穴が横向きか下向きか、ということらしいけど、そんな風に考えてるの学者さんだけなんじゃね?
最終的には食べて判断します
まあいいや、とりあえず食べてみよう。
 サカタザメもカスザメも、肉質はサメっぽいとことエイっぽいところがあってどっちつかずなカンジだったけど、ウチワザメもそうかもしれない。
 もしそうならばエイなのかサメなのか論争も「どっちでもいいやろ(鼻ホジー)」的なタマムシカラー結論に収めてめでたしめでたしですわ。


 いい感じのサイズ感で好きです。


 ぶった切る。
内臓はクセ強い系?


 肝臓はレバーカラーだけど、刺身はそんなに美味しくなかった。
とりあえず、鰭と尾を食べてみよう。
皮を手でベリベリと…


 …硬!かっった!
 頑張ってここまで剥いたが、指が擦り切れて痛くなってしまったので止めた。
流水を浴びせながら指でこそぎ落とせば


 ごらんの通り。
 きれいなエイヒレが完成。
皮膚はいわゆる「鮫肌」で両面ともざらざらしているので、どちらもきれいに剥ぎ落してあげる必要がある。
尾の皮は筋が絡んでさらに剥きづらく、身がボロボロになってしまった。
 まあいいや、とりあえず生で食べてみよう。


 …(・~・)
 うん、美味いね。
 そしてこれは…サメだな。
 身が締まって筋っぽくなっているところもあるが、柔らかさ滑らかさもあり絹みたいな食感。
 皮が剥ぎやすければもうちょっと利用しやすそうだけど、サカタザメと比べて尾が小さいのであまり食べるところが無い。
エイヒレ部分の肉は…
 …(・~・´)
 うん、エイヒレっぽい、くにゃくにゃして歯ごたえのある食感。
 コチュジャンつけてレタスにくるんで食べたい系。
身質としてはいい方だと思う。
 軟骨魚類では「中の中の上」くらい…
味:★★★☆☆
 価格:★★★★☆
フカヒレっぽいところは皮をこそぐとシロキクラゲみたいになった。
 熱通ってるしそのまま食べてみると…


 …くにょくにょして美味しい。
 ちっちゃくても繊維感あって、フカヒレってカンジするなぁ。。
ウチワザメのから揚げを食べてみた
結論としては「サメっぽい部分はあるけど少ないので、総合評価としてはエイ」と言ったカンジでしょうか。
 エイヒレ部分は肉厚でゼラチン質も多く、エイ風に料理すればどうやって食べても美味いはず。
いつもは煮付けやムニエルにしちゃうけど、


 今回はから揚げにしてみよう。


 いただきマース


 …(≧~≦)
 身がしっとりホクホクして、軟骨がぱりぱりして美味しー!
 しかもゼラチンが多いので味にコクがある。
 エイのから揚げ大好きです。
味:★★★★☆
 価格:★★★★☆
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コメント
目隠しして、食べていただいて魚種当てクイズとか、面白そう。
目隠しすると難易度は激上がりですねぇ…(笑)まあエイの鰭は簡単なんでわかりますけど。。