宍道湖のシラウオは刺身で食べるとほうれん草のお浸しの味がする

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小ネタ。

ひろいぐい太郎さんが、フナと一緒にシラウオを送ってくれました。

シラウオといえば宍道湖七珍(ウナギ、コイ、ワカサギ、シジミ、スズキ、モロゲエビ、シラウオ)がひとつ。古くからその味の良さを知られてきた魚です。
しかし、最初送られてきたものを見たときには「ノレソレ(アナゴの稚魚)かな」と思いました。だってでかいんだもん。

10㎝くらいある


関東のスーパーで時々売られている霞ケ浦産のシラウオと比べると、体積比で6~7倍はありそうです。宍道湖周辺で流通するシラウオは大体このサイズだそうで、霞ケ浦と比べて資源量がまだまだ多いのだろうということが推測されます。常陸川水門開門したい。

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シラウオを刺身で食べてみた

このシラウオはいったん冷凍してからパッキングされており、生食も可能だそう。シラウオの生食は横川吸虫のリスクを考えるとあんまり箸が進まないのですが、しょせん奴らも寄生虫、冷凍技術の前にはなすすべなしでしょう。
ということで取り出して濃い塩水でさっと洗って身を締め

醤油をかけて食べてみます。いただきまーす

……!?(`・〰・´;)
えっ、なにこれ、ほうれん草!?
シラウオを噛むとまず口の中に、ほうれん草そっくりの青い香りがぶわっと広がりました。それも、冬の縮みほうれん草で作った濃厚で甘みのあるほうれん草の香り。その後立て続けに魚のうまみが来て、最後に内臓由来の苦みがちょっとだけあって、すっと消えて行って後口が良い。これは面白いですね……!

シラウオはキュウリウオ目に属する魚で、同じ目にはスイカの香りのするアユやキュウリの香りがするキュウリウオなど、魚のくせに「独特の青臭さ」を持った魚たちがいます。
このほうれん草のお浸しみたいな「甘くてちょっと青い香り」はきっとシラウオの個性みたいなやつなんでしょう。美味しくて面白い、こういう個性的な魚は大好きです。


半分は少量の塩水で煮詰める「塩煎り」にしてみました。

加熱するとちょっと香りが青草方面に傾いてしまいムムムとなりましたが、酸っぱいミカンの果汁をこれでもかとぶちまけたら香りが穏やかになり、うまみに集中できるようになりました。
釜揚げシラスのもっと味が濃くて食べ応えもあるバージョンみたいな感じです。これもオススメ。

味:★★★★☆
入手難易度:★★★☆☆ ときどき東京でも買える(島根物産展とか)

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魚介その1(魚系)
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