先日釣ってきたゴンズイ。
パーシャルコーナーで保存しておいたのだが、ようやく時間ができたので調理することにした。
釣れた時に現地でひれの毒刺×3を切り落としているので、ヌメリさえ洗い流してやればあとは普通のナマズと一緒だ。
目打ちをして、頭を2つに割り、背開きにしてやればいい。
と言うわけで、よく砥いだ包丁で頭を真二つに割り、鰓をちぎって内臓を取りだそうとしたのだが…
その時、指先に鈍い痛みが。
見てみると右手の中指の先が少し裂けて、血がにじんでいる。
あれ?もしや棘切りのこしてた??
…めっちゃ残っとるやんけwwwwwワロタwwwwいてぇエエええ江ええ!!
うひょぉぉぉぉぉぉおおおおおお湯だ!お湯を用意しρ!
お湯のカランを全開に捻り、湯気がもうもうと立つのを待っておわんに入れる。
そこに指をダイブ!!
あちちちち熱いやんけボケぇ!!
このナマズ野郎後で頭から喰ってやる!!
…お、おぉ、落ち着いてきた!
お湯すげぇええ!
でも熱いから一旦抜くか…
…ダメだ、抜いたらまだイテェ。
熱いと痛いだったら僅差で熱いほうがマシだな…
とそのまま5分ほど漬けておいたら、痛みがかなり落ち着いた。
その後も流水など、冷たいものを触ると途端に痛くなったが、それ以外の時は問題なく過ごせるようになった。
あれだけ大騒ぎしたのにあっという間に収まったので正直ちょっと拍子抜けしたのだが、それだけお湯が効果的と言うことなのだろう。
ゴンズイってやっぱり危険だね!
魚の鰭の毒で痛い目にあったのはハオコゼ、カサゴ、ミノカサゴに次いでこれで4度目。
刺された時期やタイミング、年齢などが違うので一概には比較できないものの、印象のみで痛みの強さを比べると
カサゴ≧ゴンズイ>>>ハオコゼ>ミノカサゴ
と言ったカンジだ。
意外なことに、一般的には刺毒はないとされているカサゴが一番痛かった。
このときは湯に漬けるという処置をとらなかったことが痛みの拡大をもたらしたのではないかと思うのだが、それにしても強毒があるとしか思えない痛みだった。
魚絡みで涙が出たのはカサゴとウツボだけだ。(どちらも大人になってからというのが恥ずかしい)
ゴンズイはそれにほぼ準ずる痛みで、魚体のサイズから考えると非常に強烈と言わざるを得ない。
今回のゴンズイの痛みを表現すると、中指を全力で突き指し続けるような、骨にクるカンジのものであった。
もし釣り場でやられていたらとてもじゃないが耐えられない。
寒風に吹かれるたびに痛風のように悶え苦しむことになっただろう。
ゴンズイの鰭は毒刺以外は非常に柔らかく、またヌメリもあってやや切り取りにくい。
大きなキッチンばさみを使えば毒刺も簡単に切断できるが、切れ味が良すぎても「毒刺を切った」という感触が手に残りづらく、切り残しに気付かないままになってしまうことがある。
寒くて手がかじかんでいればなおさらだ。
今回はそこのところをミスってしまったのだろう。
油断があったとしか言えない。
彼ら刺毒魚は自分の武器を熟知していて、剣呑にふるまう。
だから、普通の釣り人が外道としてゴンズイやウツボを釣り上げて、結果的に怪我をしてしまったのならば仕方ない。
でも僕みたいに、これらの魚を本命として狙いに行って、危険を熟知しているのに咬まれたり刺されたりして被害を受けてしまうのははっきり言って非常に格好悪い。
猛省しております。
今後気をつけます。
コメント
痛美味い!という新ジャンル確立おめでとうございます。そしてお大事にどうぞ・・・
そんなジャンルいらねぇですwww今後は本当に気をつけますよ…もうこりごりw
ゴンズイ毒(刺毒)は死んで24時間経ったら無毒化と言うのは都市伝説?!
低温で保存したからなのか?乾燥しなかったからなのか?(謎)
初めてゴンズイを釣って持って帰って(半日強)処理中に棘が刺さって痛くなって驚いた経験が・・・(苦笑)
カサゴも体表面の粘液に何か刺毒的な成分が含まれている可能性もありますね。
海水でふやけた指がカサゴの刺で傷付くと何かジンジン熱を持った様な刺激があります。
24時間で無毒化は完全に都市伝説ですよ。
堤防で切って捨てられている数日前の棘でも変性してなければ有効なままです。
だから二次被害を防ぐ為にも現場で棘を切る場合は水中に捨てましょう。
刺してずぐ熱湯対応できるケースはレアだから、あんまり比較にならないと思いますよ。
2時間くらい毒をまわした後だと急激に腫れてきます。
私はマシなほうですが、人によりそのへんから地獄の始まりっぽい。
ああ、やっぱりそうなのか…蛇口捻っただけで熱湯の出てくる家でよかった。。
外でやられたらもうソッコーコンビニに入ってカップ麺買ってお湯貰いますわ。これ以上のが来たら耐えられん…
いやーツイッターの方で臨場感伝わりましたよ( ;´Д`)
そろそろ毒耐性つきそうですね♪
耐性ついたらいいけど、その前にアナフィラキシーでショック死しそうです…w
昔、釣りの師匠が船上でオニカサゴ(イズカサゴ)に
刺されたことがありました。
手のひら全体がパンパンに膨れ上がって、かなりの激痛とのこと。
それでも歯を食いしばってなんとか釣り続けていましたが、
帰りの運転は代わりました・・
本当にお湯があればだいぶ違うんですね。
大変でしたねぇ…
僕が歌を習ってる先生は、空手の指導員?でもあられて色々な意味で修羅の国の人です。
大変多忙で釣りに取れる時間が非常に少ない(年に1・2回)為、ゴンズイに刺されたのですが病院行かずパンパンに腫れた手で釣り続け、半日後くらいに処置をしたらしいのですが、まあ大変痛かったと。しかし腫れも引いた2週間後、突然患部が刺された時と同様に腫れてしまい、病院に行ったら医者に死ぬぞ!と怒られたそうです。怖い怖い。
ゴンズイ美味しいんだけど、釣れすぎて知らず知らず処置がおざなりになってきますよね…油断してくるというか。
まだ僕は幸い刺された事はないのですが、20匹近く釣っていて、そろそろ他のお魚にも遊んでほしいなぁとか思っていた頃、海に放り投げた毒針が風に舞って自分の腕にピトッ☆とブーメランした時はほんっとに怖かったです。高所ではないタマヒュン事案は初めてでございました