ウナギの肝わさ&トマト煮を作ってみた

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吉池で長らく気になっていたものがあった。

生のウナギの肝である。
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ウナギの養殖で有名な静岡県吉田産と言うことで、養殖場での下処理の際に出た肝をそのまま袋詰めにしたものたと思われる。

僕はウナギの肝串が大好物で、仕事でちょっと疲れたなぁとか、山と海のダブルヘッダーを控えた金曜日の夜などはちょっと奮発して数本買い込むこともある。
鰻重を食べるときももちろん奮発して肝吸い付きだ。

いつもはそうやってちょっと高いのを我慢して購入しているウナギの肝だが、今回は全くの未加工とはいえ、袋にドサッと入って1,000円。
これはかなりの割安に感じる。

下処理が面倒なのか、生だとそれほど需要がないのか、それとも大量に食べるものではないから逆に安値になるのか。
わからないが、せっかくなのでちょっと勇気を出して買ってみることにした。

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ウナギの肝の下処理

買ってきたウナギの肝を、ザルにあけてざっと水洗いする。
浮き袋と胆嚢も着いたままの、完全未処理の内蔵だ。
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このままだと掃除がしにくいので、面倒だが肝臓とそれ以外を分けていくことにした。

肝臓をもち、ゆっくりと腸を引っ張って心臓まできれいに引き剥がし、緑色の小さな胆嚢をつまんで取り去る。

苦玉とも呼ばれる.たぶん毒

苦玉とも呼ばれる.毒あるかも


30分ほどで完了。
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ウナギの肝わさ

さて、せっかく取り分けたので、まずは肝臓だけを食べてみよう。
沸騰したお湯に塩を一つまみ入れ、そこに肝臓を入れる。
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ゆですぎると固くなりそうだったので、1分ほどでザルにあげ、冷水に晒す。
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これをわさび醤油で食べるのだが、臭いなどは大丈夫だろうか…

いただきマース
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…(≧~≦*)
美味いっ!

新鮮なウナギの肝臓はまるでシャウエッセンのように皮がパリッとしており、噛み締めると肝特有の脂ののったコクのある味わいと、余韻をきゅっと引き締める爽やかな苦味が広がる。

醤油とわさびだけでも抜群に美味い。

味:★★★★☆
価格:★★★★☆

トマト煮も作ってみた

さて、残った肝臓と腸をどうやって食べようか。

最初に思い浮かんだのは佃煮だったのだが、美味しくなるのが当たり前の食べ方をしたってしょうがない。
ここは敢えて洋風にいってみよう。
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鍋にオリーブオイルをやや多目に入れて、スライスガーリックも投入。
オイルに香りが移ったあたりで残りのウナギの肝臓と腸を投入、ハーブソルトをふってさっと炒める。
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熱が通ったところでトマト缶を入れ、沸騰したら弱火にして20分ほど煮立てる。
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これで完成!
食べてみよう。

…(*´~`*)
これは良いものができた!
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懸念の臭みは全くなく、トマトの酸味とオリーブオイル・にんにくの香りがウナギの風味を引き立てる。
肝臓のパリッと食感と腸のむにっぶちっとした食感が互いに主張して食べてて楽しい。
このままパスタを絡めて食べたいな…

味:★★★★☆
価格:★★★★☆

うな肝はやっぱり元気が出るね

ここのところいろいろと忙しくて体力が落ちていたのだが、肝わさとトマト煮をバクバク食べたおかげで回復してきたように思う。
昔からの滋養強壮剤の効果は流石の一言だ。

ビタミンAが大量に含まれているので、食べ過ぎは良くないかもしれないが、これからもここぞという場面で食べていきたいと思う。

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