今年は「近所の人」ことKさんから断続的に素晴らしいアユをお送りいただいており、以前とくらべ生活レベルの向上が著しいです。
やはり持つべきものはボートを持つ知人とアユ釣りが趣味の知人ですな。Kさんはどっちもですな。本当にありがとうございます。
あらゆる栽培・養殖品目の中でも、アユというものは最も養殖と天然の差が出る食材です。
天然アユの味を知ると、養殖のそれは悲しいことにただの美味しい淡水魚になってしまいます。
飼料とか、工夫されていると思うんだけどね……難しいんでしょうね。。
また、獲れる川によっても食味が大きく変わるようです。
とくに香りの強さがかなり違います。
今回送っていただいたものは北陸産ということですが、袋を開けた瞬間にふわっと立ち上るスイカの香りの強さに目がシャキッとなりました。
とりあえずただ焼いてみましたが、美味すぎワロタwww
柔らかくふっくらとして脂ののった身と、内臓の鮮烈ながら嫌みのないさわやかな苦みが見事にかみ合っていて、一度に10匹くらいバクバクイケちゃいます。
危険極まりないですね。
アユとヤマドリタケモドキのご飯を作った
とはいえ今回は本当にたくさんのアユを頂いたので、さすがに塩焼きだけでは飽きちゃいそう。
じゃあアユ飯じゃ!!
アユ飯は焼いたアユを炊き込んだご飯で、めっちゃ簡単なのにめちゃくちゃ美味しい、川魚料理の最高峰のひとつです。
炊飯器を開けた瞬間に台所中がさわやかな香りに包まれるのが最高にCOOL。
今回は本の校了祝いも兼ねて、いつものアユ飯をちょっとやりすぎた感じにしてみようと思います。
材料は2人分です。
まずお米を2合ほど研いで給水させておきます。
それから先月採取して干しておいた
乾燥ヤマドリタケモドキを一掴みほど水で戻し、
戻し汁とともにお釜にインします。
アユは20㎝位のものを7、8匹、うす塩を当てて焼き、
お米&キノコの上にドカッと乗せます。
最後にバターをひとかけら投下。
あとはスイッチをいれて、
炊き上がったらよく混ぜて……
大葉を散らして完成!
…(≧ω≦)うンまーい!
アユの鮮烈な香りと、モドキの控えめで素朴な香りが互いを邪魔することなく噛み合っています。
そして味はアユ、モドキともに強烈に美味く、脳天を直接攻撃してきます。
モドキ、和風料理に使うのはじめてだけど、バターを仲立ちにしてうま味が全体に拡散されて素晴らしいです。
アユとキノコ、イケるのか……?
そしてやっぱりアユご飯の黄金比はアユ:ご飯=1:1だね!
もはやアユ飯なのかメシ鮎なのかわかんねぇや(≧∀≦)
味:★★★★☆
価格:★★★☆☆
アユリゾット超美味い
さて、アユとご飯の可能性をもう少し深めてみましょう。
まずアユは頭、内臓、鰭を切り、ぶつ切りに。
これをワインを入れた水で煮て、スープを作ります。
スープストックができたら塩で味を調えておきます。
米をオリーブオイルで炒り、アユスープストックを入れて炊き上げていきます。
ある程度米がアルファ化したら、出汁に使ったぶつ切りアユを入れてよく炒め煮に。
その際、気になる人は中骨をとってしまいましょう。
米がアルデンテっぽくなってきたらパルメザンチーズを大量にぶちまけ、皿に盛り付けて粗挽き黒こしょうを振れば
アユリゾットの完成!!
……(;ω;*)
美味すぎて涙出ますよこれ……
アユの出汁ってすごいね! なんでこんなに出るんだろう。川魚でゼラチン質が多いから?
炊いているうちにアユの身はほぐれてしまうんだけど、それでリゾット全体にいきわたっているのが最高にCOOL。
アユとチーズの相性の良さにもびっくりです。
これ食べるとやっぱりアユにキノコはいらないかも……ってカンジしますね。
味:★★★★★
価格:★★★★☆
コメント
脂ノリノリ天然鮎限定ですが、塩焼きの骨を抜いてお茶漬けにすると魂ぶっ飛ぶレベルの旨さになりますよ!
緑茶かほうじ茶かは好み次第なのでご自由にです
40年弱生きてますがこれに優るお茶漬けを食べたことがありません
是非お試しを(^q^)