日本一のアサリを「酔っ払いアサリ」にしてみた

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先日、櫛田川野食会でお会いしたことのある野人丸船長さん(@yajinmaru)から「日本一のアサリを採りに行きませんか?」というお誘いを受けました。
なにそれめちゃくちゃ興味ある……

聞いたところによると
・愛知県の沖合に浮かぶ『梶島』という無人島に船で渡って潮干狩りをする
・漁期が決められているので、解禁直後はめちゃくちゃ大きいアサリが採れる
・初日は2000人くらい並ぶ
とのこと。トイストーリーマニアもかくやという人気アトラクションですね。

ぜひ行きたいと連絡していたのですが、コロナのこともあって叶わず……
とても残念に思っていたのですが、親切なことに採れたものをお裾分けして送ってくださることになったのです。

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日本一のアサリ、日本一だった

届いたのがこちら。


……でかい!!
ここまで大きなサイズの殻は見たことがありません(北海道産のでもう少し大きいのを見たことがあるけど、あれはたぶん純粋なアサリではない)。
そして殻のサイズもさることながら、厚みがまた半端ないです。

酒蒸しが絶対的におススメということで、山田錦純米酒を買ってきて試してみました。


ピューゥ
こらすんげぇ……加熱したとは思えないくらい身がデカい


……君、加熱前は本当に殻の中に入りきれていたのかい??

食べてみると……
(≧Д≦)イヤァオ!
身がぷりぷりしてるだけじゃない、内臓の部分が異様なほどにボリューミーかつクリーミーで、噴き出した出汁で口の中がバシャバシャします。
「10粒食べたら腹がいっぱいになる」と言われていましたがさもありなんという感じです。これは旨い、うますぎる……

紹興酒につけて蒸してみた

さてしかし、今回のアサリ、ちょっと残念だったのが、全体の4分の1ほどが割れてしまっていたこと。どうもアサリが大きすぎて、互いにぶつかり合ったときに割れてしまったようです。
それにしたってヤ○トさんも、もうちょい穏やかに運んでくださいよ……という感じですが、しかし殻が割れながらも生体反応はしっかりしており、死んだり腐敗したりはしていなさそうです。

であれば、殻の割れを逆手にとり、こんなことができるのではないでしょうか。

紹興酒漬け。
カニやエビなどの甲殻類ではよく用いられる調理法で「酔っ払いカニ」なんて呼ばれますが、貝類だと殻をピッタリ閉めてしまうためなかなかお酒が浸透してくれません。
死んで口を開けてからお酒が入ったところでもうどうしようもないわけですが、殻が割れているものを使えば活けのまま漬けることが可能なはず。

翌日、様子を見てみると……
うん、アルコール標本みたいになっていますね。うまく漬かったということでしょう。
これをそのまま蒸して、醤油とニンニク、トウガラシで味をつけます。

いただきまーす

……(`・〰・´)うん、これもいいですね!

お酒につけたおかげか、身がとても柔らかくなっているように感じます。ぷりぷり感はなくなってしまいますが、噛みしめたときに出汁とともに紹興酒の香りがぷわんと香ってきて、とてもお洒落なおつまみになっていますね。

味:★★★★☆
価格:★★★☆☆


野人丸船長さん、ありがとうございました! 来年こそは必ずや参加させていただきます……!

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魚介その2(魚以外)
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