ネイティブジャパニーズなエディブルマッシュルーム「アメリカウラベニイロガワリ」を食べてみた

Hey it’s SUMMER!! 
盛夏だ! 
キノコだ! 
イグチさんの季節だ!

山へ行けぇええええぇぇっ!
ドングリの生る林に進め―!!


ストップ!!


ヤマビル兵落下ー! 退却っ! 退きゃーく!!

……危なかった。。またレンタカーを血まみれにするところだったぜ。

 

ドングリ山でイグチを探す

靴の中やズボンの中にヤマビルが食いついていないか念入りに確認したのち、移動する。

ヤマビルがいない森を探してたどり着いたのは、梅雨前にカンゾウタケが採れる某神社の裏山。
神奈川県中部に典型的な、麓~山腹はシラカシ・アラカシ等の照葉樹系ブナ科木が、尾根筋には落葉樹系ブナ科木が優占している里山だ。
こういう森にはこの時期、イグチ目のキノコがたくさん発生し、食べて美味しいものも見つかりやすいのだ。

ヤマビルがいなくともヤブカは凄まじいが、虫よけと物理破壊を駆使しながら森を進む。


と、法面に大きめのキノコが。
傘は焦げ茶色で、こげぱんのような見た目をしている。
ひっくり返すと管孔面が明るいオレンジ色で、所々に青い斑がある。

む、これは……


持ち帰ってきて水洗いし、もう一度観察。
KIMG0337
柄の黄色味はやや落ちてしまったが、その一方で青味は増しているようだ

柄をスライスしてみよう。
KIMG0338
最初は鮮やかな黄色だが、見る見るうちに
KIMG0341
青く変色してしまった。

間違いない、これはアメリカウラベニイロガワリだ。

アメリカ帰りではない可食キノコ

アメリカウラベニイロガワリは、梅雨明け~晩夏にかけてブナ科樹木の下に発生する中~大型のキノコだ。
照葉樹林帯にも出てくれるありがたいキノコで、福岡にいた時にもよく観察した。
アメリカ、とあるが帰化種ではなく、アメリカで先に学名登録されていたものと同じ種が国内でも確認されたためにこのような和名がついた。
福岡ダイエーホークス→シカゴホワイトソックスetc.→千葉ロッテマリーンズの井口さんとはさほど関連がない。


特徴は焦げ茶色の傘とオレンジ色の管孔(ウラベニというけどそこまで紅くはない)、そしてビックリするほどの変色の早さ。
KIMG0344
スライスもあっという間に緑青色に。

イグチの仲間には変色するものが多く、種の同定に役立つことが多い。
もちろん変色=食べられるというわけではないので、一つ一つ覚えていかないことにはしょうがないのだが。

アシベニイグチとか結構強い毒あるし


KIMG0024 アシベニイグチとか結構強い毒あるし

アメリカウラベニイロガワリは、色合いのせいで食欲がわかないが、味にはくせが無く美味しいキノコだと聞く。
とりあえず食べてみることにしよう。

アメリカウラベニイロガワリを食べてみた

アメリカンなステーキ用ロースステーキ肉に塩コショウをして、常温に戻しながら味を染ませる。

その間に、フライパンに多めのバターを溶かし、スライスしたアメリカウラベニイロガワリをじっくり炒める。
KIMG0348
塩コショウで軽く味付けし、皿に上げておく。

キノコの香りの染みたバターでステーキをミディアムレアに焼き上げ、食べやすい大きさに切る。
その上に先ほどソテーしたキノコを乗せて
KIMG0352
……なんか前衛芸術みたいになったな。
まあいいや、いただきマース
KIMG0355
……(`・~・´)
うん、傘はコリコリして、柄はジャキジャキして、歯ごたえは素晴らしいものがあるね。
ポルチーニらしい香りも多少はある。

味は……よく言うと温和、悪く言えば薄い。
全くクセが無くて、まるで……

……エリンギ?

味:★★★☆☆
価格:★★★☆☆



似ているとされるキノコに、針葉樹林帯に生えるバライロウラベニイロガワリという強毒菌があるが、色味も生える場所も違うし間違えることは無い気がするな。
何よりこの変色の速さは他にないし。

干してから使ったらもうちょっと風味が強くなっただろうか。
今度見つけたら試してみよう。

 
 
 

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA