ハツタケとアカハツが出てきたのでぼくらの秋はこれからだ

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今年は8月の頭から雨が多く「秋のキノコ期待できるな……!」と確信すらしていたのですが、あまりに降りすぎたせいかむしろ全然ダメ。
めぼしいものが見つからないまま9月がどんどん過ぎていきました。

植物はちゃんと歳時記通りに動いているのに……

それでも辛抱強く待っていると、下旬になってヤマドリタケモドキ(猛暑期を挟んで7月と9月に出る)が生えてきました。
秋に出るモドキは虫食いが少ないことが多いですが、下旬に出てくるものとなればますます状態も良く、食味も期待できそうです。

 

で、さらに辛抱強く待ち、ようやく秋の走りのキノコが出てきました。

その名もハツタケ
シーズン初期に出るから初茸。

分かりやすいのは名前だけではなく、傷ついたところが徐々に青緑色に変わるという見た目上の違いもあるのでわかりやすぅい。
緑青キノコなんて呼ばれることもあります。

でも、ハツタケと同じような場所に生え、同じような特徴を持つキノコもないわけではないです。
それはアカハツ

どれくらいそっくりかというと、キノコの知識がある人でも63%の人が見分けられないくらい似てます。

でも、裏返すとすぐにわかります。
赤いから。(ハツタケは赤茶色~赤紫色)

ひだのきれいなオレンジ色を確かめれば一発です。

っていうか、ぶっちゃけ見分ける必要がないともいえます。
なぜか。同じように美味しいからです。

ハツタケ・アカハツともにさわやかな良いキノコ臭があり(うまく表現できないけど、嗅いで貰えば一発で納得してもらえるはず)、そして非常に濃厚な旨味成分をもつキノコ。
地域によってはマツタケレベルに高価なことも。
その見分けやすさもあり、古くから利用され愛されてきたキノコです。



初茸はシーズンの最初に生えるので、この名がある。随分と古くから、又広く食べられてゐて 松茸、しめじと同格に並べられてゐる。
 従って読まれた句も多く
 “初茸や まだ日数経(ヒカズヘ)ぬ 松の露” 芭蕉
 “初茸に 紛(マギ)るゝ庵や 松の中” 支考
 など名句も残る 又安政八年刊の「寿々葉羅井(ススハライ)」の中に
「わしが田舎では、とんだ大きな初茸が出て、さしわたし五~六尺もあらう。雨の降る時は唐傘かわりにする」との自慢話が出てくる。

ふるさとキノコ考 「初茸」より引用)


彼らの良いところは、マツさえあれば出てくれるところです。
福岡にいたころ、元寇防塁跡地の松林でよく採りましたが、生の松原のような大規模な松林に限らず、ほんの2、3本マツが生えているようなところにもよく顔を出してくれます。
しかもクロマツアカマツどちらもOK。なので城跡とか、松並木とか、オヌヌメですね。

キンモクセイとアカハツ。初秋。


福岡周辺では「キノコ狩り」を楽しめるようなキノコはそんなに多くないのですが、ハツタケ・アカハツには結構楽しませてもらいました。

さてそんなハツタケ・アカハツのオススメの調理法は断然、混ぜご飯。
ぼくは基本的にこれしか作らないよというくらい混ぜご飯が好きです。

Y字型にスライスしたハツタケを油でじっくり炒め、醤油とみりんでやや甘めに味付けして炊き上がったご飯に混ぜます。

いやーなんでこんなに香りがいいかね。
マツタケのような特徴的なものじゃなんだけど、万人が「いい香りだ……!」ってなるのです。不思議。

味:★★★★★
価格:★★★☆☆



これとコウタケが採れて初めて秋の訪れを実感できます。
そのコウタケ、去年は惨敗でしたが果たして今年はどうでしょう?

今週末、野食会の時以外は山に行こうと思っています。
出てるといいな=

 
 
 

コメント

  1. 都内在住 より:

    初めての投稿です。
    野食のススメ読ませて頂きました。
    こちらも含め楽しく読ませて頂いています。
    そして、とても嬉しい発見が❗
    先日、子供と都区部の自然公園にどんぐり拾いに行ったところ、トリュフ見つけました❗
    半信半疑でしたが、2個だけ持ち帰り片方を切ってみたところ、こちらで見慣れた断面が…。
    思いがけない発見に久しぶりの大興奮でした。
    子供が小さいので、積極的には難しいですが、今後も節度とマナーに気を配りながら出来ることから野食にトライしてみようと思います。
    将来的には、是非野食会にも参加したいので、末永く続けて下さい。
    駄文失礼しました。

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