今回イカをいただくにあたり、てーぼーさんからちょっと意外な話を聞きました。
それは
「ケンサキイカは墨が美味い」
というもの。
イカ墨はパスタに使われるなど、食材としての知名度は高いですが、よく利用されるのはコウイカ類、そしてスルメイカ。ケンサキイカはそれほど聞いたことがありませんでした。
しかし実際に捌いて、墨袋を取り出して見ると……
なるほど、スルメイカよりも墨袋が大きくて、かつ取り出しやすい。
実際に料理に使ってみても
コウイカほどのコクはありませんが、悪くはないです。
もっと色々試してみたい。
ということで作ってみました。
ケンサキイカの墨入りイカメンチ
今回作ってみたのはイカメンチ。
イカメンチと言えば静岡県網代、と言われていますが、実は青森県津軽地方にもご当地グルメとして存在しています。(というかこちらが元祖…?)
作り方にも違いがあり、網代のものは「アジで作ったさつま揚げにイカが入ったもの」という感じですが、津軽のものはイカとツナギ、野菜のみで作るのでよりイカ度が高いです。
今回は野菜も入れず、イカとツナギだけで作ってみましょう。
使うのは、ケンサキイカの
足と軟骨部分。
イカメンチの魅力であるコリコリ感を存分に出していきましょう。
半分を包丁で刻み、残りはフードプロセッサーですり身にします。
それから
卵巣。
少量の薄力粉と練ると強い粘りが出るので、練り物の時は重宝します。味もいいしね。
そして墨袋。
あと鶏卵をひとつ。
これらをウォーッとまぜて
……イカスミ入りの料理を最初に作った人って、相手を呪い殺そうとしてるって誤解されたりしなかったのかな?
油をひいたフライパンで揚げ焼きに。
できた!
一口サイズに切りましょう。
……!
これは……ブラウニー!?
イカの切り身がまるで刻んだクルミみたいに見えますね。
もしやお味の方も……
……イカですね。当たり前だけど。
限りなくイカそのものに近いさつま揚げ、という感じ。
件のイカスミですが、やっぱりまったりまろやかであんまり味が強くないですね。もしかして加熱すると風味が逃げちゃうタイプの墨なんだろうか。
そのままだと物足りないので七味マヨネーズをつけて食べたらちょうどよくなりました。
味:★★★☆☆
価格:★★★☆☆
ケンサキイカ、やっぱり普通の刺身がダントツ美味いわ。無理していろいろやんなくてもいい感じ。
1、2日は刺身を楽しんで、あとは一夜干しにして冷凍してちびちび食べたいですね。
コメント
やってみたいー!
今年は地元に泳いでこなくてションボリしています。沖漬!キムチ和え!したかったっす!(´;ω;`)