マムシ第2弾。
結局、生き血はそのリスク(寄生虫とかサルモネラ菌とか)の高さのわりに、あんまり効果を得られた感じはありませんでした。
やっぱりスッポンとは違うのだなスッポンとは……
しかし、その後も引き続き調べていると、今度は「マムシで一番効くのは骨」なる記述が発見されました。
【食べる科学実験】ヘビは本当に効くのか? 精力ムキムキ伝説を調査
「骨には勃起作用がある」(石直球)
ヘビの場合、肉にシスタチオニンという強い抗酸化作用を持つ成分が含まれていて、健康に良い食材なのは確実なのですが、強壮作用については実際どうなのか。
調べても具体的な成分名は出てこなかったのですが、まあ食べりゃわかんだろ。
骨ごと食べてビンビンになったるわー!!
マムシを骨ごとハンバーグにしてみた
首を落としたマムシは、切れ目から皮を持ち、ぐーっと引っ張ると
例によって靴下を脱ぐかの如く皮が剥けます。
アオダイショウやヤマカガシと比べると皮が柔らかくて剥きやすいね。
そして、剥き身になった状態でもとぐろを巻き、鎌首をもたげて威嚇をするかのように動きます。
落ち着いて! あなたもう首もないし剥き身なのよ! pic.twitter.com/tvahY7vASu
— 茸本 朗(たけもとあきら) 「野食ハンターの七転八倒日記」好評発売中! (@tetsuto_w) July 5, 2019
控えめに言って怖すぎだろこの絵面……頼むから早く成仏してください(してる)。
内臓もとり分けておきましょう。
マムシも他のヘビ同様、強靭な筋肉の中に細かい骨が縦横無尽に入っており、身離れも悪いので骨と身をきれいに分けるというのは難しそうです。
というわけで出刃包丁で細かく切り、さらに刻んで叩いてミンチにしていきます。
つなぎとかいるかなーと思ったけど、塩を入れるだけで意外と粘り気が出てきてまとまりました。
ちょっと匂いがあるので、臭い消しに刻みにんにくを入れてみます。
油を多めに引いたフライパンでしっかり焼いていきます。
骨があるから揚げ焼きにするくらいでもいいかもしれない。
肝臓と腎臓も併せて焼きましょう。
焼けた!
いただきマース
……(`・〰・´)
フーム、悪くないですね。弾力がすごくて、旨味も強いです。
地鶏のような濃厚さがありますね。
ミンチにしても骨はゴリゴリしてるけど、良く焼けばそこまで気になりません。あと骨もなんだかうまいです。ウナギの骨みたいだ…
ただ……後味にちょっと、生臭さというか薬臭さというか、謎の青っぽい風味があります。コイの匂いに近いような気も……
ニンニクでもあまり消せてないので、もう少し香辛料の類が欲しいところ。
と、ここでいろいろと試していた連れから「チャイブとサンショウが合うよ!」とのアドバイスが……
ぴったりだ!
ヘビの青臭さがチャイブのセリ香やサンショウのピリピリした感じととてもよく合います。ヘビ料理にはチャイブとサンショウ、ちぃおぼえた。
肝臓は鳥肝とウナギ肝の中間みたいな食感と味わい、強い弾力があって美味しいです。正直肉より美味いかも?
腎臓は……普通。あんまり味もないですね。
味:★★★☆☆
価格:★★★★☆
さて、肝心の強壮作用は……
……ありそう!
ここのところ連日夜更かしと飲酒を繰り返していて睡眠のリズムがいかれてしまっていたのですが、今朝は早起きしたにもかかわらず朝からすっきりと目覚められました。
朝勃ち……というまでにはいきませんが、血行が良くなり全身に力がみなぎるのを感じます。これ、毎日食べてたら相当健康になるわね。
コメント
寄生虫学の実習でシマヘビを剥いた事がありまして、筋膜上に白い糸屑みたいのがいっぱいあって膠原繊維かなんかだと思いきやコレが全部ムシ!
…ヘビは絶対生では喰わんどこ、と決意した次第ですがマムシは画像で見る限りでは綺麗なもんですね。
こんだけ元気に動いてるの見ると、栄養補給さえしてやれば首なしニワトリみたいに当分生きてそうな気がしてきます…。
とっても美味しそうな食べ方ですね。肝臓が美味しいというのも興味深いです。
願わくば、勃ち加減と、挿れ加減の生々しいのが聞きたかったですね。読者が減りそうなエグい話しが・・・(゚∀゚)
ものを思うは脳ばかりではない
臓器にも記憶は宿る
筋肉とて人を恨むのだ
細かなことですが、文中の薬味
チャイブ→チャービル
ではないでしょうか?
ちょっと気になりまして