ギギを食べて「ナマズがウナギの代用になる」ことを実感した件

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ぼくのコブダイ釣りの師匠であるNさんはヘラ師でもあり、たびたびヘラブナ釣りをされています。そんなNさんから先日、魚が届きました。


デカいゴンズイ…? はたまた小さいアメリカナマズ…? いや、これは

ギギだ!

主に西日本の渓流に生息するナマズの一種ギギですね。なんでも、行きつけのヘラブナ釣り施設(野池を仕切って釣り堀にしている)にいっぱいいて、ヘラブナの餌に食ってくる外道なのだそう。

これは普通のナマズ


ギギといえば以前小宮さんの案内で筑後川の上流で釣った(小宮さんが)ことがありますが、あれは20cmなかったし、色も真っ黒でした。

それに対し今回のギギは30cmほどあり、やたらと黄色みがかっています。本来渓流にいるはずなのに、止水域である野池に山ほどいるというのも不思議です。そもそもどうやって入り込んだんだろ?

しかしこの特徴的な大きく裂けた尾びれ、体側の縦条は間違いなくギギです。調べてみると黄色い個体も結構いるそうで、変異の大きい魚種なのかも。

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でかギギ、うまい

早速捌いていきます。

ギギはナマズらしくぬめりが大変多く、また背びれと胸びれにゴンズイのそれを10倍にしたくらいの強烈な棘があり、あまつさえそこに毒を持つといいます。
というわけでまずはお酢をかけてぬめりを凝固させ、包丁でこそいでぬめりを落とします。

こうすれば滑ってうっかり毒棘を手に刺すなんてことも起こりません。
まあ刺したんですけど。というか何度かかすった。。ものすごい鋭くてちょっと突いただけで用意に皮膚を破りますね。
でも確かにその瞬間はズキッとはしたけど、全然痛くないです。ゴンズイならかすっただけでもそのあと大層な痛みが襲ってくるんだけど。本当に毒あるのかな?


とりあえず、開いてみました。

うん、キレイな白身。内臓には脂肪がこってり詰まっていて、身もかなり肥えているようです。
多少の泥臭さはあるものの、ゲオスミン的なアスファルトの匂いはありません。
これは期待できそう。


ということで

白焼きと蒲焼きに!
焼いていると脂がバチバチとはぜる様子はナマズというよりむしろウナギですね。

いただきまーす

……Σ(`・Д・´)こ、これは……ウナギ
よく締まった筋肉とたっぷり乗った脂、皮のゼラチン質の強さ、川魚らしい香り、すべてが天然ウナギのそれを彷彿とさせます。
以前食べたギギはナマズらしいフワフワとした白身だったのでその違いにビックリしました。これは予想外。


ぼくはヘラをやらないので知らなかったのですが、師匠によると最近はヘラの餌にも魚粉やさなぎ粉といった動物性の素材が用いられているそうです。まあ確かに、魚食性が強いギギが単純なグルテン餌に喰ってくるわけがないものな。

そして元々流れのなかに棲んでいて筋肉質であるギギですが、釣り池という止水域で動物性の餌を飽食していることでナマズらしからぬ脂がのり、結果として天然ウナギのような味わいになったと思われます。
これって要は、近大が「ウナギの代替」として研究開発を続けている脂のりのりナマズと原理は一緒なんですよね。
そう考えるとやっぱりナマズとウナギってベースは近しいんだなぁと思います。


ギギ自体は地域によっては天然ウナギよりもはるかに絶滅が危惧される魚ですが、一方で本来いない地域に移入されて殖えていたりもします。今回のような個体はどんどん食材として利用してもいいんじゃないかと思います。美味しいんだからなおさら。

味:★★★★☆
入手難易度:★★★☆☆ ヘラ釣りを覚えないといけない



アラは味噌汁にしたけど、玉脂が浮いてコクと旨味のめっちゃ強い汁になりました。山椒をひとふりして頂くと絶品

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魚介その1(魚系)
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野食ハンマープライス

コメント

  1. より:

    ちょうど今頃、梅雨頃になると河口あたりで鰻狙いの釣り人が出てきます。漁獲量が減って高価になった最近のほうが釣り人は多いです…

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