日本三大怪魚がひとつ・アカメを食べてみた

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先日の野食会で提供いただいた食材の中で、もっとも注目を浴びたものはおそらくアカメだったのではないかと思います。

アカメはスズキを小顔かつ寸詰まりにして尾びれをでっかくしたような魚で、最大で1.5mほど、日本の汽水域に住む魚の中では最も巨大になります。
日本においては南日本の大河の河口域に少量ずつ棲息していると考えられていますが、まとまった数が棲息しているのは宮崎県、高知県ぐらいだといわれています。
その生息域の狭さと、大きくなるところから「日本三大怪魚」のひとつにカウントされます。ちなみにあとのふたつは北海道のイトウ、そして琵琶湖にしかいないビワコオオナマズです。

んでまあそんな怪魚なんですけど、今回小宮さんはなんとティラピアを餌に釣ったということで、全国のルアーマンが苦虫をかみつぶしている様子が存分に想像できます。

そうだよね、やっぱりルアーより生き餌の方が釣れるよね!(←ルアー釣り下手すぎてまともな魚釣ったことないマンの嫉妬)
サイズもメーター越えとはいきませんが、70㎝ほどもある十分なサイズ。一説によるとこのくらいまでのサイズが一番美味しいとも……

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幻の魚アカメは正統的な美味しさだった

今回、アカメ氏はカチンコチンコの冷凍状態で会場入りしたので、とりあえず水をぶっかけまくって強制解凍し、半解凍状態で料理されました。

クロオオカミシェフの迅速かつ丁寧な調理が施され、食卓にはパスタのメイン具として登壇。
まるで海底の死骸に群がるアラムシロガイのごとく参加者がたかり、あっという間に消えていく中、かろうじて確保したひとかけらを口にしてみると……

……(≧〰≦)ふわっふわでウマー!!
見た目からスズキ的な肉質を想像したのですが、舌触りがより柔らかくふわふわとしています。これはシェフの火の入れ方が抜群だったからというのもあるかもしれない。
旨味はしっかりとしていて、繊維がほぐれると同時に口の中に肉汁が溢れます。
出汁もすごくいいのが出てるっぽい。


1/4ほどいただいて、東京に持ち帰ってきたので、そちらは塩麹で締めて焼き物にしてみました。

皮目に独特な風味がありますね。スズキの皮の「川っぽさ」をより立たせたような。
汽水域の魚だからでしょうか?
ただそれが嫌味ということはなく、むしろ塩麹と合わさって好ましい個性に。
身はぎゅっと締まりますが、決して硬くなるということはなく、噛み締めると心地よくほぐれます。

うん、味は別に幻ぶってないね。極めて正統派な美味しさです。
「白身魚フライ」として輸入されているナイルパーチと比べても身のふわふわ感が強く、味もずっと上だと思います。

味:★★★★☆
価格:★★★★☆



今回、小宮さんが会の後にツイートしたアカメ料理の画像に、イチャモンを付けてきた釣りアカウントがありました。

スクショもとってるけど、武士の情けで晒さぬ。

せっかく小宮さんが大人な対応してたのに、脇から引用リプでケンカしに行く茸本さんも相当アレですが、それはそれとして釣り人よ、あなた方が嫌われるのはそういうとこですよ。
アカメは高知県ではかなり数が増えていて、絶滅危惧種の指定も外れ、食用にも獲られているそう(2018.10.2 確実なソースがないので一旦消させていただきます)ですよ。釣り人のものじゃないんだよ、べつにさぁ。。

自分たちが勝手に作った法的根拠もないルールを、釣り人以外にも強要し、自分たちこそが正義とうそぶく。やめましょう、そういうの。
gこれ以上釣り人が嫌われるのは、いち釣り人としてホントにつらいから。

先週末、ウツボを釣りに東伊豆方面へ行ってきたときの話。 新しい釣り友達であるゴリさん(野食新年会にも来てくれた方です)に車を出していた...
昨日公開した「東伊豆・網代港釣り禁止の衝撃について考察する」という記事は、こちらの予想以上に多くの方に拡散いただいて、メールやコメントなどで...

↑この記事のコメ欄にもずれた釣り人が湧いててさぁ……もうさ……どうしたらいいんだろうねおれたちは。

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コメント

  1. im より:

    このブログを見始めてから釣りに再度興味を持ち
    1年ほど前から釣りを再開したのですが十数~二十年前にやっていた頃とは比較にならないぐらい
    自分勝手な自己ルールをスタンダードとして主張する人が多くいて驚きました。

    インターネットが発展して昔からいた偏屈な人が目立ってるだけなのかな?とも思いますが
    なんというか・・・釣り場でも釣りに対して気持ちに余裕のある人が減ってきたように感じます
    昔よりも魚や釣り場が減ってきているというのもあると思いますが、「自分さえ良ければいい」「自分の認識が正義であり絶対」という人が増えた気がします・・・

  2. たいめん より:

    サクラマスなんかも、釣ると周囲の釣り師が(内心の悔しさを糊塗しつつw)賞賛してくれるそうですが、撮影に手間取ったりしてると徐々に「早くリリースしろよ」みたいな感じで視線が冷たくなってくるそうで…。

    そういう連中の目の前で撲殺してクーラーに放り込みてぇwwwww

    ちなみに当方は、釣った魚は意地でも食べる主義なので、冷凍庫が満杯な現在比較的嵩張らない鮎以外自粛中ですw

  3. 人間 より:

    アカメは高知県ではかなり数が増えているという根拠を示すソースってどこにあるんでしょうか?いったいどの程度生息していてどれだけ増えたんでしょうか?個人的にはあまり詳しくはないので知りたいと思いました。
    アカメの注目種指定について
    http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/030701/2018032000132.html
    こういうサイトもあったのですが法的根拠がなければ関係ないのでしょうか?

    • wacky より:

      こちらを参照しました。→ https://www.47news.jp/52222.html
      リンク先本文は削除されてしまっているようですが……

      貼っていただいたリンク先に記述がある通り、「県内沿岸部では普通にみられる種」とのことで、これだけでも食用に利用することは問題ないといえるのではないでしょうか。もちろん食べてはいけない法的根拠もありません(あったら漁師さんも獲らないでしょ……)
      注目種への指定理由は「高知県の自然を代表する魚種」だから、とも書いてありますね。

  4. はぜ より:

    変な釣り人増えましたね。
    釣りが気軽なレジャーになりすぎたのかもしれないですね。
    極論をいえば魚が死ぬことに耐えられないなら釣り辞めたらいいのにと思います。
    死んでしまうなら食べてやるのが最善だと私は思います。
    リリースされた魚の生存率が魚種や状況により極端に下がるのわかっててリリースしてたら魚を捨ててるのと同じ事です。
    スズキとか弱い魚はリリースした時泳いでもその後沈んで死んでしまうし。
    よくいる乾いた素手で触った魚をリリースするヤツは他人の魚にケチつける資格もない

    • たいめん より:

      >よくいる乾いた素手で触った魚をリリースするヤツは他人の魚にケチつける資格もない

      つか、釣った魚は釣った人間のモノなんだから、法律とか条令とかレギュレーションで規制されてない限り喰おうが捨てようがリリースしようが釣った人間の勝手であって他人がどうこう言う筋合いはそもそもないかと。

      で、私はリリースには非常に懐疑的ではあるんですが、残念ながら吸い殻を喰ったヤマメ、大きなウナギ針を呑み込んだニジマス、ハラワタがはみ出たメダイを釣った事があります。先日マレーシアのロンピンに行って来ましたがタグ打たれた個体を獲りました。あんなデカイ、それも外洋性の回遊魚を散々嬲って船上に引きずり上げて、写真撮ってそれからリリースしたってフツー死ぬだろw?、と思ってたのですが…。<まあボロボロにはなってましたがw

      キープすれば魚は100%死にますが、リリースすれば何%かは生き延びる「かも」しれない以上リリースにも多少は意義がある、のか?<…認めたくないものだなw

      ちなみにロンピンのセイルフィッシュはオールリリースですが(キープすると村八分に遭うそうでw)、多分そのせいじゃなくて商業捕獲をしてないからだと思うのですがw、私が知る限り20年以上前から今に至るまでセイルフィッシュが溢れ返っています。
      *なおほぼオールリリースな筈のGTは世界中で釣れなくなっている模様w

  5. 滋賀キノコ より:

    熱くなりすぎっすよ!

    自分がしていることがどの角度から見ても100パーセント正しいなんてことはないんですから「まぁ…そういう見方もありますね…」って余裕持っていきましょうよ!

    職人でもない限り仕事でもそうしないとやってらんないじゃないですか!

    でも茸本さんのそういった真摯な姿勢がいろんな人を惹きつけるんでしょうね!

  6. 高知県民 より:

    高知県のルアーマンです
    アカメは食用に獲られてはいません!
    あくまで漁師の網にかかってしまったものが市場に出るだけです
    後、注目種?知らん、あてはこれ食べて育っちゅう!っていうような田舎のおじいさんが釣りゆうくらいです!
    なので高知県民でも、水族館でしか見たことない人ばかりです!
    食べる食べないは個々のモラルの問題なのでとにかくとして、多くの皆様が見るサイト様だからこそ、間違った表記は正していただきたいです
    個人的には、好奇心で一度食べてみるのはありかなと思いますが、食用になってるくらい沢山いるならぞんざいに扱っていいよねと、なるのはアカメ好きとしては悲しいです!

    • wacky より:

      む、そうなのですか……もし食用に取られていないのであればすみません、訂正させていただきます。このあたり、伝聞でなく確実なソースが欲しいですね。
      あと、とかくルアーの人はすぐ食べるクラスタを敵視して「ぞんざいに扱う」とか言い出すのが個人的にはとても気に入りません。ゲームの対象扱いして、一方的に引きずり回した挙句リリースするという行為のどこが「ぞんざいでない扱い」なのか……

      まあ、このあたりは宗教になってきてしまうので、ここらでやめておきましょうか。

  7. 宮崎の通りすがり より:

    宮崎の釣り人です
    駄文済みません
    私は食べる為に釣りに行くのですが
    対象によってはルアーを使うほうが勝負が早いのでルアーを使うことも多いです
    なのでルアーの人が気に入らないのも宗教かと…

    後、リリースも宗教ですね
    食べる逃がすは個人の自由かと思います

    アカメに関しては宮崎でも色々ありました
    高知の事情はよく判らないのですがアカメは混獲されて結果、市場にでてるのではないかと…
    専門に食用で捕殺されてるとは考えづらいです。

    今回の件で一番怖いのは美味いなら俺も食べてみようって人が沸く事です。
    ネットでやっていたから俺もOKだと影響を受ける人がいなければ幸いです。

    オニヒラの関連記事が404で見れないのはおいらだけ?

    • たいめん より:

      横からすいませんが、

      >なのでルアーの人が気に入らないのも宗教かと…

      だからそうおっしゃっておられるではないですか。
      あと食べる逃がすは個人の自由ですから、美味いなら俺も食べてみようって人が沸くのは仕方ないですねw

  8. 釣り人 より:

    通りすがりですがコメントします
    アカメは絶滅危惧種の指定が解除されたというだけであって
    イコール 他の魚種と同じくらい無尽蔵に存在するわけではありません
    高知県では依然として繁殖場となるコアマモの藻場の整備や稚魚の育成放流
    など保護活動がなされている貴重な魚です
    絶滅危惧種じゃなくなったからもう保護は必要ないのでやめよう、という話を聞いてもいません
    生態は不明な点が多く飼育下での繁殖させて増やすといった事も不可能です
    この一点だけでもどれだけ他の魚と立場が違うかわかる筈ですが・・・
    知っての通り宮崎県では依然として採捕が禁止されています

    そのように現在進行系で人間による不断の保護努力が続けられている魚種を
    普通の魚と同じように捉えている時点でおかしい
    反発を招くのは当然の事でしょう

    釣り人がどうこうではなく、良識ある社会人として
    物事の背景に対して配慮と気配りができるかどうか、という、社会性の問題なのでは?