●生のまま
そのままかじると強烈に土臭いので、薄くスライスし水にさらしてみた。
20%もの糖分を含むとあって、水にさらした程度では甘さはなくならない。
臭いも多少はましになったかな…
人によってはサラダでも食べられるかもしれません。
●焼き
230℃のオーブンで30分、じっくりと焼いてみた。
開けた時の香りは若干の土臭さ、でもどちらかというとサツマイモを焼いた時の匂いに近いかも。
生の時は大根を固くしたような歯ごたえだったが、焼くとレンコンに近くなった。
臭いは少なく、コリコリとして結構おいしい。
これは…テンサイ料理の一つ目の正解を見つけてしまったのでは?(・∀・)
…と思ってたらこの通り。
生のままほっといても何も起こらないのに、焼いてから時間がたつと、同心円模様の間が真っ黒に。
これがきれいな色ならいいけど、明らかに灰汁によるものと思われる墨色で食欲ガタ落ち。
しかもこの模様が出ると土臭さが復活してしまった。
焼き上がり直後はいい感じなので、少量だけ焼いて食べきってしまうのが吉かしら。
●茹で
煮汁から砂糖を採ると聞いたので、鍋に大量のテンサイとともに水を入れて、煮だしてみた。
煮汁はまさに甘露といった感じで、懸念された土臭さはなく、さわやかで元気の出る味わいだった。これを煮詰めると、不純物たっぷりで健康にもよい甜菜糖ができるのだろう。
茹で汁を採った後のテンサイを食べてみると、かなり煮出したにもかかわらず甘みがたっぷり残っており、歯ごたえもやわらかく、スイートコーンみたいな味わいになった。
これにレモン汁をかけてたべるとバランスがよくなり、デザートとしてイケる感じになった。
せっかくなので、これをそのままシチューに入れてみよう。
●シチュー
ほんとはボルシチにしたかったのだけど、うす味のスープだと臭いが目立ちそうだったのでデミソースのシチューにしてみた。
味は…決して悪くはないんだけど、やはり甘すぎる。
スープのコクは増したので、大失敗というわけではなかったけど。
料理に使うのは難しいな、というのが正直な感想だ。
●揚げ
薄くスライスして干し、カリッと揚げてみた。
結論から言うとこれが正解。土臭さも灰汁も、高温と油でほとんど感じられなくなってくれた。
甘みがあって繊維質なので、サツマイモチップスに似た味わいになった。
これはおいしい。塩を振って食べるとビールも進む。
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ということで、 テンサイは揚げてたべるのが吉、という結論になりました。やっぱりビーツとは違うのね。
残り1kg位あるけど、とりあえず全部スライスして干しあみにぶっ込んどこう。
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