痛い野菜「トカドヘチマ」を食べてみた

以前「食べる凶器」というタイトルで、オオコシオリエビの記事を書いた
オオコシオリエビ,塩茹で
このエビは(生物学的にはエビよりヤドカリ寄りなんですが)は、全身にびっちりと細かい棘が生えていて、口の粘膜はおろか指の皮膚までも貫いてくる凶器っぷりをいかんなく発揮した。
口と手を血だらけにしながら食べたのは大変印象深い体験だった。(今後手に入ったら二度揚げして殻ごと食ってやる予定)


あれから半年、おなじみアメ横センタービルで、またも危険な食材を手に入れた。

 

粘膜カッター「トカドヘチマ」を買ってみた

アメ横センタービル地下の一番上野寄りのお店は、エスニックドリンクや野菜の専門コーナーがあって面白い。
これまでもペニーワートジュースや、ヘビウリなどを購入したことがある。

そこで、ヘビウリと全く同じ場所に、またもヘンなウリ型の植物が売られていた。
トカドヘチマ
見た目の質感はヘチマっぽいマットな感じなのだが、スターフルーツのように角ばって筋が走っている。
NCM_2354
サイズは40㎝ほどあって、3本で300円と高くはない。

しかし、いつもいる日本人の店主らしきオジサンは居らず、別の客とタイ語らしき言葉でマシンガントークをしているお姉さんしか居なかったため、詳細を聞くことができず。
購入して、持ち帰って調べてみることにした。


「ウリ科 野菜 タイ」で画像検索をしてみると、早くも2列目にこの謎野菜の写真が出てきた。
どうやらこの野菜はトカドヘチマというヘチマの仲間で、主に東南アジアや、一部沖縄など南日本でも食用に栽培されているらしい。
トカドとは「十角」で、断面を見たときに突起が10個あるのでこのような名前になったという。

どれどれ…
トカドヘチマ
確かに。

ヘチマの仲間だけあって表皮はやや硬いが、このスライスを口に入れてみると、ちょっと皮の固いキュウリ程度であまり口には障らなかった。(先端部のぞく)
ヘチマにありがちな泥くささもなく、生でもイケそうではあったが、ウリ科の野菜のアクは後から効いてくることがあるので、加熱料理に用いることにした。


牛肉を炒め、そこに輪切りにしたトカドヘチマを投入し、強火で炒める。
NCM_2356
クセは少なそうだったので、素材の味を見るために味付けは塩コショウのみ。
NCM_2357
完成!

いただきマース

…ザクッぷしゅっ
いてぇΣ(+口+;)!!

生で食べたときはちょっとカタいくらいだった皮が、加熱によってなぜかシャープになってる…?
果肉部分はヘチマらしくとろけているのだが、皮の突起部分が口中にどすどす刺さる。
そこにとろけた熱々の果肉がしっとりと貼りついて被害が大きくなる。

味はいいです。
完全に「くせのないヘチマ」で、薄味でも美味しいし、味噌風味などの濃い味にも負けないと思う。
個人的にはヘチマのあの泥臭さも好きなんだけど、こちらのトカドヘチマが物足りないということは決してない。

味:★★★☆☆
価格:★★★☆☆

ウェブなどによると皮は取らなくてもいいと書いてあるけど、さすがに突起部分はあらかじめ切っておいた方がいいと思う。
刺さるとかなり痛いよ。
とくに先端部と最後部はね…!

 
 
 

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