その二枚貝、刺身で食べてみる?⑤サラガイの刺身は美味かった!

サルボウガイアサリ、ウチムラサキガイホンビノスガイと刺身を試してきたが、どれも芳しい結果は得られなかった。
大きい、香りがよい、旨味が強い…現在刺身で食べられている二枚貝は、やはりそれなりの魅力があって今の地位にあるのだろう。
またどの貝も、加熱して美味しくなることははっきりしているので、敢えて危険を冒してまで生で食べる必要性を見いだせなかった。

それでも、新たな有望株を見つけないことにはこのシリーズを総括することができない。
なにか無いだろうか。

そう思いながら吉池をうろついていると、目に入ったのがコレ。
サラガイ,刺身

バーベキューで人気の「皿貝」

最近多くの魚屋で見かけるようになった、真っ白で非常に薄いこの貝。
サラガイの仲間であることは間違いないのだが、ふつうのサラガイなのか、それともベニサラガイ、あるいはアラスジサラガイなのかぱっと見はわからない。

ここ数年で急によく見かけるようになった貝で、殆どが北海道産になっている。
ホッキガイ漁で混穫されているらしいのだが、価格で言うとホッキガイと同等か少し安いくらいで非常にリーズナブルだ。

だからだろうか、最近海沿いの観光地でよく見られるようになった「貝のバーベキュー食べ放題」では必ずと言っていいほどラインナップに入っている。
薄くて火が通りやすく、またとりたてて癖もないのでこどもでも食べやすいのが良いのかもしれない。

ただこの貝、危険なのは殻が薄くはがれやすく、火にかけていると何の前触れもなくパチンと弾けることがある。
エキサイトシートで野球を見るがごとく、飛んでくる殻に最大限の注意を払わなければならない。

サラガイを刺身にする

さて、早速殻を剥いていこうか。

ホンビノスなどと違って殻を閉じる力が弱く、口の隙間から容易にナイフを入れることができる。

両方の貝柱を切ると、アゲハチョウのように斜めに殻が開いた。
サラガイ,刺身
ガルウィングのようでちょっとイカしている。

最大の可食部である足は、殻と同様に薄くて細長いが、それなりに食べ出は有りそうだ。
貝柱も大きい。

匂いはそれほど強くなく、二枚貝らしい匂いがする。

サラガイの刺身は…美味しい!

足を開いてワタを落とし、水洗い。
貝柱も軽く洗って水気をとって…

完成!
サラガイ,刺身
色味よく美味しそうだ。

早速食べてみると…

(・~・)…
お、これは美味しい!
適度に甘くて旨味もあり、癖がなくてバランスが取れている。
ホッキガイに近い味わいだ。

味:★★★★☆
価格:★★★☆☆

サラガイのワタにはご注意を!

よかった、やっと美味しいやつ見つかった…
サラガイに感謝である。



とここで終わればめでたしめでたしだったのだが…

これまで刺身で食べてきた貝のワタやひも、水管を最後に全部一緒にして調理してしまおうと思って、冷凍してとっておいた。
そこに今回のサラガイのワタひも、釣ってきたタコを合わせ、オリーブオイルとニンニクで炒めて
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ちょっとした一品に。

いただきまーす(≧~≦*)…ブフゥウァ(゜益゜)
クセェエぇぇっッッッ!
口がっ!口がクサヤの臭いにっ!
いやクサヤは好きなんだけど覚悟完了してないのにこの臭いはマズいしぬ

…どうもサラガイのワタが腐敗してしまっていたようなのだが…
でもなんでや!さっき剥いたばかりやんか!

どうもサラガイは他の貝より弱く、剥き身にするとすぐに悪くなってしまうようだ。
そういえばバーベキューでも、見た目何ともないのに焼くとやばい臭いを発する奴が居るなぁ…

北の貝だからしょうがないか。
みなさまもどうかお気をつけあれ…

 
 
 
 

コメント

  1. ななし より:

    貝刺しシリーズ、くっそ面白かったです。ホント体張る!張りすぎ!!
    でもこういう人が人類の食文化を前進させてきたんだろうなぁと素直に尊敬。
    ほんと、お身体気をつけて……

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