あのテーマパークでも採れる! 街中ナッツ「カヤ」がいまちょっとアツい

半年ほど前に佐度土産で購入した
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カヤの実。
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特有のヤニ臭さこそあるものの、上質の油や芳ばしさ、カリっとした歯ごたえがしっかりあって魅力的なナッツだ。
松の実が好きな人ならきっと気に入ると思う。


僕がはじめて実物のカヤを見かけたのは、長野は善光寺の露店でのことだった。

クルミなどを入れる赤いネットに、殻ごと入って売られていて、ひと網500円とそこそこの値段がした。
何も知らずそのまま殻を割って食べ、シンナーのような強烈なヤニ臭さに仰天したのだが、持ち帰って軽く炒ってから食べてみたところ、非常に美味しく、それ以降好物のひとつになっている。

 

都心でもなじみ深い野食ナッツ

さてこのカヤの実、実は都心でも簡単に手に入る。

どこどこのショップに売っているよ、というのではない。(都内の店で見かけたことないし)
色々なところに植えられているのだ。


針葉樹であるカヤは樹形が美しく、また害虫もほぼつかないため庭木や植え込み、垣根として古くから用いられてきた。
とくに寺社には多く植えられているようだ。

さらに材としても一級品で、硬く良い芳香があり、将棋盤や碁盤には最良とされている。
鎮め物として土俵の中央にも埋められているのだそうだ。

というわけで、都内でも大きな寺社やお屋敷でしばしば見ることができる。
古木・銘木も多く、時に自治体のHPなどで情報を調べることもできるのでなおさら探しやすい。
雌雄異株なので、すべてのカヤで実が採れるわけではないが、複数本植えられているところであればゲットできる可能性は高くなる。


最近大量に見かけたのは、某超有名テーマパーク(海)の入り口のところだ。
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僕はこのパークの年間パスポートを所有していてよく行くのだが、最近になって歩行者用の入り口や、自転車置き場のところに大量のカヤの実が落ちているのを見つけたのだ。
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なぜこれまで気付かなかったのか。

このパークに行くときは通常、JRの最寄駅でパークの敷地内を循環するモノレールに乗換え、パークのメインゲートに隣接した駅で下車する。
その場合はこの入り口を通らない。

しかし、このモノレールがかなり割高なうえ、一方通行のためパークゲートまで時間がかかることもあり、最近になって僕は利用するのをやめた。
JRの最寄駅からも、10分ほど歩けば到着するので、節約のためにそうすることにしたのだ。

その結果、当該ゲートから入ることになり、カヤの木の存在に気付いたのだ。


もちろん、このカヤはテーマパークの建設の際に植えられたものであるから、そこになる実もネズミの親分パークの所有物となる。
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しかし、市道側に落下したものについてはただのゴミであり、それを拾うのは別段問題ないはずだ。

また、実はパーク内にも大量のカヤの木が植えられており、今の時期に行くと実がいくらでも落ちている。
掃除をしているキャストさんに言えば拾って帰れるんじゃないかと思うのだが、気恥ずかしくてまだトライしたことがない。


このパーク以外では、都心のZ寺のところにもたくさんの実が落ちていた記憶がある。
他にもいろいろな場所にあり、路上に落ちた実は銀杏のように厄介なゴミとなっているので、見つけたらぜひ拾ってみてほしいのだ。

カヤの実を拾って食べてみた

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持ち帰ってきたカヤは、ビニール袋などに入れて常温でしばらく放置しておく。

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そうするとやがて仮種皮が腐り(腐敗臭はしない)剥がれて落ちる。

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そして中から銀杏と似た殻につつまれた種子が出てくる。

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これを鍋で乾煎りすると、

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殻が割れるので

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中の核を取り出し、

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パリパリに砕ける薄皮を剥いて、黄色い核を食べる。

生のままで煎ったものは、市販のカヤの実と比べると柔らかくジューシーで、ヤニ臭さも少なくて食べやすい。
干してから煎ると歯ごたえが出るが、より特有の香りが強くなるような気がする。
冒頭で紹介した佐渡のお菓子は、これを砂糖でコーティングしたもので、食べ始めはものすごい違和感があるが慣れると止まらなくなる。

砕いてお菓子に入れたり、チョコレートでコーティングしてもきっと美味しいはずだ。

味:★★★★☆
価格:★★★☆☆



さて、このカヤの仲間の木の実に、山地に生えるイヌガヤというものがある。
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こちらを、先日のキノコ狩りの際に採取してきたので、次回はこちらを試してみることにしたい。

 
 
 

コメント

  1. からす より:

    関西在住ですが、こっちでも街中に植わっているのかな…?
    見つけたら試してみます。

    • wacky より:

      自然分布はしていますし、植木に使われることもあるのではないでしょうか!
      ぜひ探してみてください。今がちょうどシーズンなので!

  2. na より:

    日々、更新を楽しく読まさせていただいております。
    イヌガヤは茹でてトライしたことがあり、あまりおいしくなかったので、”やめた方がよろしいかと”と言いたいところですが、美味しい調理法を見出すことに期待します。

    • wacky より:

      確かに、イヌガヤは核は食べれたものじゃなかったです。。仮種皮の方に価値がある植物でしたね!

  3. ウピスコ より:

    最近、というか先週オニグルミと銀杏で野食バージンをロストしました。
    オニグルミを探しに出かけ見つからずに疲れ果て思わず母に愚痴ったら家から歩いていける距離に雄々しくそびえており、世の中こんなもんかもしれぬと涅槃の境地です。(その後実の少なさ取り辛さに涅槃のry)
    カヤの実…フム…これってすごく初心者向けというか、あまり手間もかからなそうでいいですね!…見つけられさえすれば。今のところ僕が同定出来る木はイチョウのみです(白目

    • wacky より:

      そうなんですよね……オニグルミ、味はいいと思うし、都心でも普通に生えてるけど、子葉が全然取れてくれずイライラします。
      ギンナンもこだわり出すと「どこどこの木の実はデカい」とかそういう情報が蓄積されていきます。あと春になると樹下でアミガサタケ採れるので、よさげな木の位置を覚えておくと吉です。

      カヤの実は非常にヤニ臭いのですぐわかりますよ!

      • ウピスコ より:

        アミガサタケ>>なんですって…
        雌株雌株雌株メカブメカブ…って、最後には海藻になりそうな勢いで雌株探してましたけどそうなると雄株の場所も覚えておいて損はないですね!
        早くただの散歩ではなく獲物を持ち帰りたい…

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