食用不適のミニチュア柿「マメガキ」と「ロウヤガキ」を食べ比べてみた

冬のあいだ、僕は必須栄養素の多くをから摂取している。
おやつは毎日柿だし、晩ごはんを柿だけで済ますことも多い。

去年は仕事で柿の撮影に行く機会があったのだが、
撮影中に富有柿をもらう→申し訳ないからB級品を10個500円で買う→さらに大量におまけしてもらう
のコンボで得た40個の特大富有柿が半月で消えたときは、さすがにちょっとやり過ぎたかなと思った。

その一部

その一部


それ以外にも、友人宅に生えている柿を毎年大量に頂くので、それを干し柿にして春先までモグモグと食べ続けている。

 

個性的なおちび柿

これくらい偏愛していると、日々の活動の中でちょっと変わった柿に出会えることもあろう。

昨年、野生動物の観察の仕事で奥多摩某所をうろついていると、足元に見慣れない木の実が落ちているのを見かけた。
見上げてみると、枯れ枝にびっしりと小さな液果がついているのが見える。
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落ちていた実を拾って見ると、柿そっくりの見た目をしているのだが、大きくても直径2㎝ほどと可愛らしいサイズである。

これはマメガキという種類の柿で、かつて「柿渋」を採るために中国から移入されたものが全国の山野に自生するようになったのだという。
強烈な渋みがあるが、霜が降りるころになると自然に干し柿のような状態になり、そうなったものを「ぶどう柿」と呼んでおやつにしたのだという。

先日、せつなさんたちとのキノコ狩りで同じ場所を訪れると、やはりたわわに実をつけていた。
落ちているものの中から状態のいいものを見繕い、いくつか拾って持ち帰ってきた。


また別の日、都心の駅前を歩いていると、植え込みの中にオレンジ色のものがいくつか見えているのに気付いた。
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近寄ってみると、まるでトマトのようなオレンジ色の果実がぶら下がり、幾つかは風に吹かれて目の前でぼとぼと落下していた。

これはどうやらロウヤガキのようだ。
漢字で書くと「老爺柿・老鴉柿」となるこの柿は、日本に導入されて数十年という新参者で、サイズの小ささから盆栽や植え込みなどに使われる。
柿らしくないヒサカキのような葉とまるでツクバネの実のように細長いへた、そして枝に直接実が成らず、果柄をつけてさくらんぼのように垂れ下がるのが特徴だという。

落ちたものは完熟しているようで柔らかく、植え込みの中は落ちてつぶれた実でぐちゅぐちゅになっていた。
これもいくつか頂戴してみることにした。

ちびガキは小粒でもぴりりと渋い

ロウヤガキ,マメガキ,食べ比べ

上:ロウヤガキ
下:マメガキ


調べてみると両種とも「渋が強く食用には適さない」となっているのだが、過熟気味で柔らかくなっており、普通の渋柿でもこれなら大丈夫だろう!という状態になっているので試してみることにした。


まずはマメガキから。
ヘタのところを薄く切ってみると、ミニトマトのような断面が現れた。
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果実のサイズに対し、種子がとても大きい。

周囲の皮は手で容易に剥ける。
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香りは完全に柿のそれだ。

さっそくかじってみると…
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…甘い…うん、これは普通の柿…
Σ(×益×;)いやだめだ、やっぱり渋い!
しかもこれは…強烈

3秒くらいかけて舌の前面に渋みが広がり、やがて言語機能に支障をきたすレベルに。
これは一般的な渋柿など足元にも及ばないレベル。

やはり過熟程度ではだめで、この後さらに乾燥してしぼみ切るまでは食べてはいけない柿なのだろうなぁ…


渋みが収まってから、ロウヤガキを試してみた。
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こちらも断面はトマト。
柿は小さくなればなるほど、種子とその周囲のゼリー状の部分が占める割合が大きくなるようだ。
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皮を剥いてみるとほとんどが種。
一つとって口に含んでみると…

…甘い、そして渋みは…ない!
でも超!青☆臭☆い

なんじゃこの青臭さは…これやっぱりホオズキだったんじゃないかってレベル。
正直渋みよりこちらの方が身体に危険を感じる。
渋はタンニンだから柿や茶のイメージだけど、この青臭さは有毒ナス科植物のそれと同じだ。

でもせっかく採ったから、干し柿にしてみようかな。
マメガキとあわせて、干したらどうなるのかまた後日レポートします。

 
 
 

コメント

  1. rennzann77 より:

    おやつと朝食を柿で済ませることはよくしますけど、晩飯を柿だけで済ませる人は始めて見ますよwwwww

  2. SACHI より:

    かわいい枝を頂き、みた事もない珍しさにアチコチ調べましたが、やっとこの記事に巡りスッキリ!助かりました。

    • wacky より:

      お役に立ったなら良かったです!
      見た目が可愛らしくて、生けるのにはぴったりの柿だと思います。なにも食べる必要はないものでした(笑)

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