霞ヶ浦大鯰奮闘記その3

牛乳、紹興酒、白ワインに漬け込んだアメナマ切り身、翌日はどうなったか。

まずはから揚げ。

焦げないように注意しながら、低温→高温のコンボでしっかりと火を通した。
念のためカレー粉、ミックスハーブをまぶして保険をかける。

結果は…やっぱりダメ。脂がしっとりとして美味しいはずが、脂が何よりも臭いのだ。
皮下脂肪の層は丁寧に削いだのだが、身全体に含まれているのであまり効果がない。
アメリカナマズ調理

続けて牛乳につけた分をそのままグリーンカレーで煮た。
アメリカナマズ カレー

結果は…熱いうちはそこそこ美味しい。
青臭さや土臭さがコブミカンの香りと同じベクトルのようで、香りをある程度ごまかすことができているのだ。
ただ、これも臭いを消すことに成功したとは言い切れない。ミカンの葉や山椒の匂いがダメな人なら一口目でアウトだ。

つまり、なんにしたって臭みのもとである脂を抜いてしまわないと根本的解決にはならないのだ。
ということでいろいろとレシピをあたり、ぴったりの料理が見つかった。
タイのナマズサラダ「ヤム・プラー・ドゥック」 だ。

これは火を通したナマズをほぐし、そぼろ状にして油で揚げ、香草や葉菜の上に乗せてナンプラーベースのドレッシングとレモン汁をかけた料理である。

タイム、ミント、コリアンダー、ナンプラー、レモンと最強の布陣である、これで臭いが消えなきゃもう 人の食べ物じゃない。。

アメリカナマズのサラダ

味は…うん、悪くない!
揚げ油が臭くなってしまうくらい、しっかりと臭い成分を抜いたうえ、ナンプラーを利用しているため普通の白身魚となんら変わらない味になった。

…まぁ、ぶっちゃけアメナマでやる必要はなさそうだけどね。

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アメナマ(と養殖されている方々)の名誉のために申しあげると、きっと大きすぎたのでおいしくなかったのだ。
同行の友人が持ち帰った40㎝ほどの個体は普通のフライで美味しかったということだし、道の駅で売られているナマズ料理は大人気なのだそうだ。

でも、在来種のために、アメナマが釣れたらリリースはしたくないと考える人は多いと思う。大きければ大きいほど、環境負荷も絶大だろう。
そんな皆さんはぜひ僕の遺志を継いで、より適切な食べ方or利用法を見つけてほしい。特にメコン川流域に知人がいらっしゃれば、きっと彼らのほうが上手に利用できるんではないかと思う。

今年はもっとおいしいものいっぱい捕まえるぞー!!

 
 
 
 

コメント

  1. 浅野 より:

    色々貴重な野食情報ありがとうございます。アメリカナマズは現地で食べ方を聞いたところ汲み置きの水道水を毎日替えて3日で身の臭みが抜けるそうです。でも皮とヌメリが臭いのでペンチなどでヒレのトゲを折った後で皮を剥いてヌメリを、身に付かないように、まな板などを洗い流してさばけば大丈夫です。フライ>天ぷら>かば焼き>煮つけの順に旨いです。

    • wacky より:

      コメントありがとうございます。
      40㎝位までならそれで美味しくなるでしょうね。今回ぐらいのサイズではちょっと厳しいんじゃないかというのが実食した上での感想です。もし大物を食べる機会があれば試してみてください。

  2. 名無し より:

    読んでいて面白いです!指定外来魚で泥抜きが出来ないのは痛いですが…今度霞ヶ浦でアメリカナマズを釣ったら食べてみようと思います。

  3. 夢の天秤 より:

    天然・大型だと臭いんですね。
    食べるためであれば生きたままの持ち帰りも許可してほしいです。
    駆除するにしても殺して放置なんていたたまれないですし。

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